ケメコ通信ブログ版Ⅲ

みなみ西陣のおっさんのひとりごと

医学は究極のサービス業だ!

2005-12-06 06:56:24 | 健康
昨日は寒かったぁ!大阪に行っていたのでぼくは見ることはなかったのですが
昼頃には京都市内に小雪が舞ったとか。

「澤田さん、内の医学部の3回生の学生にも講義してくれへん?」
先日の大腸ポリープで大変お世話になった、ぼくの主治医のドクターF.N先生
もうすでに15年来のお付き合いです。

「いいですよー」と気軽に引き受けてから、何を話そうかと考えた。
先生とは、カルテの著作権は誰のもの?とかレントゲンのフィルムは患者の物とか
いつもお酒を飲みながら喧々諤々話しています。

その中で先生とは「医学は究極のサービス業だ!」ということで一致。
そこで今回の授業は医学におけるマーケティング。
テーマは『「顧客満足度」から見るこれからの医療サービス』に決定。

大阪の某大学の医学部、そばには大きな付属病院もあります。
2003年入学の58期生、70名強の学生さんが教室にいます。
京産大の授業に比べると教室も学生さんも1/3くらい。

顧客満足度とはA:購買後の成果からB:購買前の期待を引いた差です。
その結果はA<B=不満で、A>B=満足となります。
製品やサービスの品質を高めることだけでは顧客満足度を高めることは出来ません。

生活者の期待度を理解し、それを超える製品やサービスを
提供し続けることが課題となります。
そして一度得られた買い手の期待度は、次回にはさらに高度なものになります。

いつもの自論やスーパーマーケットでの購買接点での営業力などを話しました。
F.N先生からは最後にレポートを出させようと言われていましたので
10分前に講義を終了したらなんとその10分でレポートを書きなさいと指示。

テーマの『「顧客満足度」から見るこれからの医療サービス』について
レポートを書いてもらいました。
すばらしい!さすが医大生!あっという間にレポートを書き上げてくれました。

先生からは採点も頼みます!っとレポートを手渡しされました。
帰りの電車の中で読みました
感想も書いてくれてて概ね分かりやすく良かったらしい。

「今日の授業は、この機会がなければ、一生受けることのない
内容の授業でした。この講義を忘れずに開業したいです」
ありがとう!ありがとう!

70名強のお医者さんの卵はいつか孵化して全国に散らばっていく。
今日の「顧客満足」の授業をどこかに憶えていてもらって
ぜひ患者さん視点の医療サービスを押し進めて下さい。

今日のケメコ通信ブログ版の写真は「銀杏の絨毯」です。

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