ケメコ通信ブログ版Ⅲ

みなみ西陣のおっさんのひとりごと

明日サクラ咲く京の三条大橋へおこしやすぅぅぅ。

2007-03-31 07:05:15 | 京都&いろいろ情報
ついに明日になりました。

あのお方がてくてくてくてくと三条大橋に現れるのをお迎えするのが。
あいにく天気予報は曇りのち雨。
嵐を呼ぶ男が嵐をつれてくるのでしょうか。

ケメコはうすも着々とお迎えの準備が進んでいます。
一番の目玉はケメ庭(けめてい)の庭工事です。
ケメコはうすには約70年前につくられたときから小さな庭があります。

呉服問屋さんのような黒光りする豪邸町家のお庭とは比べようもありませんが
ケメコはうすの奥に小さな小さな庭がついていました。
ほんの一坪もあるかどうかの庭です。

5年前の改修工事のときもこの庭を取り壊そうかと迷ったのですが
一緒にケメコはうすを作ってくれた同級生で建築士の伊藤清之助くんが
「澤田くん、庭をちゃんとつくるから残そう」と言ってくれました。

5年前の2001年の暮れの改修工事の模様を書いたケメコはうす改修日記 Ⅹです。

転載ここから………………………………………………

ケメコ通信VOL172 ケメコはうす版 Ⅹ  2001/12/18 おやかまっさんどす

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【ケメコ通信VOL.172:ケメコはうす改修日記 Ⅹ】

2001/12/17(MON) 晴れ 工事23日目

今日の工事は植木屋さんが入って庭の工事と二階に畳が入る。
残念ながらぼくは大阪で雑用があって現場に行けそうにない。

先日庭に石を置こうと伊藤君のお客さんで今度あらたに建て直されるため、
石をあげようと言うお宅にお邪魔して、庭を見せていただいた。
立派なお庭でケメコはうすの小さな庭にうまく、はまるのか分からなかった。

午後ケメコ通信の「なにわのあきんど」さんが現場に来てくれた。
携帯が鳴って「京都に居る、現場への道案内を」
あわててナビゲーション、何回か、やりあって無事到着された。

なにわのあきんどさんからまた電話。
「庭がすばらしい!庭を眺めるだけで一杯飲めまっせ!」

もうじっとしていられない。
大阪から向かい阪急大宮からタクシーで駆けつけた。
7時前に到着。工事は終了していて真っ暗。

玄関を開け、分電盤を探す。電気屋さんが工事をして新しい分電盤が。
ぼくが見つけてきたちょっと懐かしい形の照明器具が全部付いている。
スイッチをいれる。闇の中に浮かび上がる。

庭を眺める。うーん、すごい!

………………………………………………転載ここまで

こうして出来たケメ庭を5年間ほとんど手入れせずに過ごしてきました。
侘び助ツバキは延び放題になり敷き詰めた苔は枯れてしまいました。
ケメコはうすが改修して丸5年になりました。

ちょうど去年の秋にイベントにきた伊藤君と
「そろそろ庭を手入れしなあかんなぁ」と話していた矢先に
彼は今年の1月に帰らぬ人となりました。

伊藤君の奥さんに頼んで当時工事をしてくれた
庭師の先生を探してもらって連絡をしました。
一度見に来ていただいた先生にお願いして工事をすることになりました。

当日は先生は来られなかったですが先生の息子さんや
一番弟子さんに修行中の若者も入れて三人も来ていただいて
あっという間の工事でした。

侘び助を剪定して苔を敷き詰め白砂も再度敷きなおしました。
当日はぼくも仕事があって工事終了後、出かけてしまいよく見ませんでした。

夜遅くケメコはうすに帰ってきて伊藤君がケメ庭を照らすために
二階の物干しに取り付けた工事用ライトを点けました。
暗闇に浮かび上がる白砂と苔のみどりの小さな庭。

伊藤くんよー、見えているか!
おまえがつくったケメ庭やでぇぇ!
どうや!キレイになったやろ!

明日、また多くの人がこのケメ庭をみてくれるでしょう。

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「祝・野瀬さん!ごぉぉるぅ!記念京都自主同人会 三条大橋会場」

と き:2007年4月1日(日)正午(12時)
ところ:京都・賀茂川 三条大橋 東詰め「弥次喜多像」前

到着後の我がケメコはうすでの歓迎の宴は満員札止めだが
三条大橋での「祝・野瀬さん!ごぉぉるぅ!記念京都自主同人会」は
制限無しの飛び入り大歓迎です。

どうぞサクラ咲く京へおこしやすぅぅぅ。

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今日のケメコ通信ブログ版の写真は「ケメ庭①~⑤」です。

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