-アラジンストーブ メンテナンスと販売- 暮しの道具とストーヴ『KEM-G』

芯上下式石油ストーブのメンテナンスと在庫ストーブのご紹介などなど
(石油機器技術管理士の資格を取得しています)

#0141 大阪のK様、ご相談です の巻

2018年12月15日 | 日記
今回はメンテナンスでお預かりした、アラジン#38のオーナー様とのご相談の巻です。

恐らく同じ症状でお悩みの方も多いと思い、プライバシーに注意しながら、

私からのご相談を公開します。



お預かりした#38はとても状態がよく、大事にお使いになっていることが、

伝わってきます。


いつも通りに分解して、パーツクリーニングを済ませました。





さて、組み上げていこうとしたところ、問題発生です。


ツマミにヒビが入っています。


また、芯を上下させる軸の切り欠きに対応する部分も摩耗しています。


軸の切り欠きとは、これです。


ツマミが空回りしないよう、この切り欠きで固定されるようになっています。


ちなみに、現行のシリーズ#39のツマミには摩耗対策の金属片が
埋め込まれ、改良されてます。




さて、ここからがご相談です。



お預かりした#38のツマミは切り欠きで引っかかりがない上に、

少し力がかかるとヒビ割れ部分が広がって、さらに空回りの原因になっています。



そこで解決策を2つご提案です。



同じ症状だったツマミを使えるように修理したリサイクル物を使う方法と、

シリーズ#39のツマミを流用する方法の2つです。

シリーズ#38の同色のツマミの在庫があれば良かったのですが、

残念ながら、今はありません。



リサイクル物の内側の写真です。


これを装着した状態がこちら。




シリーズ#39のツマミを装着した状態がこちらです。





シリーズ#39のツマミを装着した場合、見た目にはキッチリと収まっているように

見えるのですが、クラッチハンドル(赤の三角がいくつも書いてある部品)との隙間が

ほとんど無くなります。


この影響は、芯の高さを微調整したいときに出てきます。

微調整したい時には、ツマミを一旦外さないと操作できません。



芯の微調整はそれほど頻繁に行うことではありませんので、

気にならない方にとっては全く問題ナシですが、

ツマミを外すことに煩わしさを感じる場合は、#39のツマミはおススメできません。



このツマミの問題を除いては何も問題は無く、クリーニングも完了していますので、

どちらの方法がよろしいかをご判断いただければ、直ぐに仕上げます。


ご不明な点がありましたら、どうぞご遠慮なくお電話ください。


ご連絡お待ちいたしております。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (大里 正彦)
2019-10-15 13:58:42
初めてメールを差し上げます。
BF-3912を使用していますが、購入当初から、炎が安定せずに赤くなります。
修理サービスの会社に来て貰い、見て貰いましたがこんなもの程度の反応てした。
我慢をして数年しようしていましたが、もう1台ノブルーフレームと比較すらと、余りにも異なる為に、遂に製造元に送り修理を依頼しました。
彼等の見解は芯の硬化との事ですが、購入当初から同様な問題がある事、今年の冬に芯を交換しても同様な事が起きていれ事を説明しても、原因は芯だと言う回答しか得られず、今は修理(と言って良いのかわかりませんが?)上がりを待っています。
そちら様で同様の問題かあって、修理をしたご経験はありますか?
是非とも教えて下さい、宜しくお願いをします。
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Unknown (kem-g)
2019-10-23 07:37:19
大里さん、こんにちは。
返信が遅く申し訳ありませんでした。

ご連絡いただいたような症状には何度か出会いましたが、
芯の交換か、燃焼系の部品交換で解決できたことがほとんどでした。

メーカー担当者の方が芯に原因があるというには、なんらかの根拠が
ありそうですね。

症状が消えて無事に戻ってくるといいですね。
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