-アラジンストーブ メンテナンスと販売- 暮しの道具とストーヴ『KEM-G』

芯上下式石油ストーブのメンテナンスと在庫ストーブのご紹介などなど
(石油機器技術管理士の資格を取得しています)

#0125 割れてしまった#38のツマミの代わりに#39のツマミは使えるか?の巻

2017年11月27日 | 日記
アラジン シリーズ#38はかなり売れたと見え、

中古市場でもまだまだ結構な台数を見かけます。


メカニカルな対震消火装置が信条の#38ですが、

旧いアラジンをお持ちの方からよく耳にする、

ツマミの割れに往生しているオーナーさんも沢山いるようです。




#38以前の型式のパーツは、

メーカーさんではもう部品供給を止めてしまっているようなので、

どうしてもオリジナルを使いたい人はパーツ取りの一台を手に入れるか、

ツマミだけが売りに出るのを待つしかありません。




さて先日、お持ちの#38のツマミが割れてしまったという方から、

#39のツマミは流用できないかとご相談がありました。



私の答えはイエス。

今日は、#38に#39のツマミを付けるとどんな感じになるかをご紹介しましょう。



先ず、オリジナルの#38はこんな感じ。




さて、#39のツマミに取り替えてみました。



ちょっとボテッとした印象になりますが、

通常使用での芯を上下させる操作には問題ありません。




しかしながら、困ったことが一つ。

まず、#38と#39のツマミの高さを見てください。




背の高い方が#39のツマミ。

この背の高さが問題でした。


背の低い#38のツマミが装着されている状態を真横から見ると、

クラッチハンドルを操作するためのスペースがきちんと確保できています。




ところが背の高い#39のツマミでは、そのスペースがほとんど無くなってしまいます。





クラッチハンドルを使って芯を繰り出すことは、

そんなにしょっちゅうでは無いにせよ、

いざその時には、ツマミを外してこの状態にしないと操作できません。





さて、この面倒を良しとするか、それとも我慢できないか。



見た目と、この面倒を許せる方ならば、

割れたツマミに心痛め続けるよりも、

正規代理店さんで簡単に手に入る#39のツマミに取り替えてしまうのも

いいかもしれません。