川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

牧野富太郎博士とヤマモモ

2011-07-09 10:50:27 | ふるさと 土佐・室戸

昨夜は泰久さんが届けてくれたヤマモモをごちそうになりました。大粒の立派な実です。平塚に住む従兄に当たる方がクール宅急便で送ってくれたものをおすそ分けしてくれたのです。

 泰久さんは40年ぶりに食べたと感慨深そうでした。高知県出身者にとってヤマモモはこどもの時の思い出と共にある懐かしい味なのです。平塚の「おいとう」(従兄)は故郷・室戸岬から持ってきたヤマモモの苗を育てたといいます。僕もそんなふうにしてみたいとは思うのですが「一応庭」は狭すぎて諦めてきたのです。今では故郷の山に散骨してもらうときにヤマモモの木を植えておいてくれたらと思ったりしています。

 遠い昔、牧野富太郎博士がその最晩年にヤマモモを食べたいと言われたらしく、高知から届けたことが「高知新聞」に大きく出たことがありました。そのとき牧野博士はただ故郷の味を味わっただけではなかったことが次の新聞記事からわかります。(1956年7月13日・朝日)

この時の川崎哲也さんの絵は牧野植物図鑑の巻頭を飾ったようです。 

  『牧野 新日本植物図鑑』巻頭のヤマモモ  出典http://www.max.hi-ho.ne.jp/rkato/Document/essay/e76_kawasaki_tetsuya_sakurazuhu.html

牧野博士がなくなったのは翌年の1月17日(1957年)だったといいます。僕が中3の時です。

 池商の教員をしていた84年、不登校の生徒の家庭訪問の帰りに牧野記念庭園に寄ったことがあります。スエコザサを初めて見ました。近年リニューワルオープンしたとか。久しぶりに訪ねてみようと思います。

   練馬区立牧野記念庭園●http://www.city.nerima.tokyo.jp/annai/fukei/sodan/makino.html

 


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