10月29日(土)晴
8時過ぎ「きいちご」号日暮里出発。世話人の洪さん・田中さんが家庭の事情で来られなくなったのに加えて僕の卒業生の池田さんから娘さんの発熱で欠席通知。寂しい思いをしていたが駅で旧知新友に会うといつもの元気がでてくる。
〇参加者40人。中国残留孤児とその家族18人、在日中国人4人、北朝鮮を脱出してきたコリアン2人、在日エチオピア人1人、台湾系日本人2人、コリア系日本人1名、、日本人12人。(70代6、60代10、50代3、40代8、30代6、10代以下7人)(女27、男13)
〇車内でのお勉強 ①「奥武蔵」「荒川」「高麗神社」②テーマソング「里の秋」
〇10時過ぎ 高麗神社到着。高麗家住宅なども見学したあと聖天院まで歩く。
〇12時 埼玉県平和資料館 中川村開拓団の資料などを見たあと展望台へ。残念ながら関東平野の眺望は効かない。
資料館裏の「物見山公園」で昼食。
〇2時過ぎ こども動物自然公園
〇4時前 国立女性教育会館到着 館内見学
〇6時 夕食
〇7時~9時 交流会(201研修室)
10月30日(日)晴のち曇
〇7時半 朝食 アビーさんは日曜礼拝のため帰京。
〇9時~11時 ときがわ町大附園。みかん狩り。記念撮影。
〇小川町の「ヤオコー」で弁当などを買う。12時過ぎ寄居町の「川の博物館」到着。
広場の芝生で昼食。地元に住む菜穂子さんの同級生・良子さんが訪ねてくれる。
館内見学。こどもたちは「荒川わくわくランド」。2時40分~3時10分 アドヴェンチャーシアターで「荒川笹舟の冒険」を 見る。
〇4時前 「道の駅花園」に寄り、お土産を買ったあと関越高速道路で帰途につく。カラオケ大会。
〇6時半 日暮里駅到着。川越着は7時半。
感想あれこれ
①「初恋」の絶唱。 帰りのバスのなかで高橋千恵子さんが「初恋」を歌いあげた。「砂山の砂に腹ばい 初恋の 痛みを遠く 思いいづる日」。啄木の歌がもとになっている歌詞だった。朗々たる歌声に感動した。元気になってよかったなあ。来日数年、確かな日本語の響き。夜間中学での学びの賜物か?
「初恋」〇http://www.youtube.com/watch?v=l6PJLSVaR1c&feature=related
②「残留孤児」2世の活躍。上村さんが通訳ほかで持ち前の味を出してくれた。菅沼さんが「中国残留邦人支援相談員」仲間を二人も誘ってくれたのも嬉しい。これからはこれらの人々が智慧を出し合い、移動教室をより豊かなものにしていってくれるだろう。次代に託す僕の夢が少し膨らんできた。
③こどもたちの世界ができた。 親子連れの参加が増えたのでこどもが7人になった。菜穂子さんが「こども担当」になってくれてこどもたちの世界ができた。生涯忘れ得ぬ友達になるといいな。
④夜の交流会が充実。今回は会場が立派な研修室で「教室」でのHRの雰囲気。「担任」の僕も気合が入ったがみなさんもひとりひとり黒板の前に立って自己を語った。素晴らしかった。こんな場はそうはあるまい。「きいちご移動教室」のメインイベントになりつつある。
⑤国立女性会館。「広い」「安い」はいいが食事はどうかと心配したが僕には結構なものだった。風呂を5時くらいから利用できたらもっといいかな。
この辺りは関東では指折りの自然・文化地帯。世界遺産級の「原爆の図・丸木美術館」も近くにある。この施設を活用しようとの声があがっていたのは嬉しい。
⑥今回訪ねた地域は言わば僕の裏庭。「川博」を除けばふだん自転車で駆け回っているところ。遠い昔、海をわたってこの地を拓いた人々に思いを馳せたり、荒川の恵みに気づいたりしてくれただろうか。これをきっかけに足を運んでくれる人が出てくると嬉しい。僕はそんな人を案内するのが最高。
⑦この移動教室に参加するために家族との旅行計画を延期してくれた人、あれこれと日程を調整してくれた人‥ありがたいことです。みんなで心を寄せ合って作っていく「教室」です。これからもよろしく。
案内が届いても参加できない時は声をかけてください。なぜ?どうした?と心配してしまうのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます