万両;藪柑子(ヤブコウジ科)花言葉は、寿ぎ。万両とよく似たものに、藪柑子と千両がある。何れも正月に使われる赤い実のものである。万両を小さくしたようなものが藪柑子である。藪柑子は数cmから30cm位、万両は60cmから1m位になる。藪柑子と万両は、共にヤブコウジ科の植物で葉の下に実があり、千両はチャラン科の植物で、葉の上に実があることが目安になる。千両よりも万両の実がやや大きい。自生しているが、古くから庭園樹として観賞用に栽培される。「万両のひそかに赤し大原陵 山口青邨」「万両やみづからの実に言葉溜め 青柳志解樹」「万両の日一房の実楽しまむ 遠藤はつ」「雪すこしとけて珊瑚か藪柑子 及川 貞」「千両や深息といへど短か息 石田波郷」「名は千両といふ明るくて寂しくて 有働 亭」。昨日コンビニに行くと正月飾りの数々が店に並んでいた。我が家では一番大きなものを用意しているが、これは十年以上の使い込みで、正しくは正月飾りと言えるのか?疑問に思う。でも何事もなく正月を迎えられているので、年期が滲み込んだものをまた使うべきか?悩むところである。無駄使いしながら、変なところで節約しているが、果たして世間の常識は如何がのものか?…一般の家庭では如何されているのだろうか?年末唯一のの悩みである。
ヤドリギ、(ヤドリギ科)花言葉は,困難に打ち勝つ。落葉樹に寄生し、その樹から養分などを吸収し生息する。冬落葉してもヤドリギは丸い茂みが葉の群れが目立つ。茂みは枝と葉っぱの塊。ターゲツトにされるのは、桜、ブナ、欅、小楢、水楢、榎、山梨、栗など。春、黄色い花が咲き秋に実がなる。実の中には粘り気のある種がある。白い彩色された鳥もちのようなもの。別名寄生、ほや、ほよ。『あしびきの 山の木末(こめり)の寄生(ほよ)取りて挿頭(かざ)しつらくは寿(ほ)くどぞい 大伴家持;万葉集』 Magholiophta(被子植物)Plantae植物界植物門Magnoliophyta双子葉植物網Magnumopsiaビャクダン目Santalaesビャクダン科Santalaceseヤドリギ属ViscumヤドリギYialbum。私がこれを見たのは鎌倉の民家の石垣の上に出ている幹に寄生木を見たのが初めてである。たぶん桜の木の枝だつたであろう?。(寄り添いて 生けるすべもつ 寄生木よ ヶィㇲヶ)
フユサンゴ;冬珊瑚;別名ビツクボーイ;クリスマスチエリー。ブラジル原産。明治中期に渡来。夏から冬にかけて鮮やかな色の丸い実を付けているので、その姿を珊瑚に見立て、時期と合わせて「冬珊瑚」となつたとのこと。実の色の遷移が面白く花を咲かせたあと、緑色となり→黄→橙の順で色ずく。実は綺麗だが毒があるらしく食用にならない。「冬珊瑚究極の赤こぼしけり 小枝秀穂女」の句しか見当たらず。Christmas Cherry,Jernsalem Cherry.ナス科ナス属ソムナムはラテン語。Solmen=安静。
(毒持てる 汝の名前 冬珊瑚 身を守ため 色変化せり ヶィㇲヶ)
(毒持てる 汝の名前 冬珊瑚 身を守ため 色変化せり ヶィㇲヶ)
昨日は目黒の姉の招集で、忘年の食事会を開きたいので、集まれとのことで、8時過ぎに家を出る。吉祥寺駅について、京王線渋谷経由のいつものルートで行くつもりでいたが、現在地震対策で、駅舎を修繕工事中なので、ホームまでの道程が複雑なので、気が変わり、タクシーで碑文谷へ向う。現在のタクシーは行き先の住所を申告すると,経路が出てくるようになつていて非常に便利である。10時頃には着いた。横浜の夫婦は12時近くについた。そこで昼食を頂き、四方山話をして居るうちに快晴でだつた天気は風が吹き始めて来たので、3時頃に、帰ることにした。東横線学芸大駅まで約8分位のところ7~8位で行くと、何もしないのに足が早足となり、躓いて転ぶこと2度3度漸く駅前に着いて、横浜組と別れてから、芳君がタクシーを呼び止めてくれてこれにに乗る、そこまでは、芳裕君がついてくれる。車に乗り込む際にも足が上がらず、躓いて芳君の助けを借りて乗り込む。車が走りだすと運転手は「お酒を飲んでますか?」と聞かれた。家前に着くと、親切な運転手は、通りを距てた玄関まで荷物を運んでくれた。16時10分ごろ部屋に着いたので、目黒と横浜に、無事帰れたことを電話で報告した。そのあと疲れを感じたので、ベツトで横になると、何時の間にか寝込んでしまい、夜中の2時ごろ気が付き時計を見る。そこで起きて1階の玄関ルームの電灯を消してから、また部屋に戻り眠りに入り、今朝6時まで熟睡する。朝食用の御飯を焚くべく準備をしてから再びベツトに横になりながら、TVを見る。TVは、アウターライズ型地震の發性の原因、北米プレートと太平洋プレイートとの歪みから發生する原理の説明などを聞きながら、再度眠りに入つており目覚めたのは10時半であった。すべて熟睡しており、ようやく疲れが取れたようだ。その間TVは自動停止作用が働いている。(目覚めの度に、ㇲイッチを入れないと見れない様になる作用)ㇲイッチを入れると、自動停止作用が作動した旨の記録が出る。この作用はどのくらいの時間で動作するのか?仕様書を読んでいないので不明。10時50分玄関のブザーが鳴る出てみると、宅配便であつた。「子持ち昆布と味付け数の子」プレミヤム企画の国から」だつた。。これで、何事かあつても2~3日の食糧確保はできる。今日の誕生日の花は、フユサンゴ(ナㇲ科」花言葉は神秘的。この花についての記事は少なく、句に就いても不明。探して何か出たら再度記録することゝする。誰か教えてください。お待ち致します。
水仙;ヒガンバナ科:花言葉は、自己愛、崇高。海岸近くに自生するが多くは切花用に栽培される多年草。白緑色を帯びた細い葉の間から花茎が伸び、その先に芳香のある白花を数個つける。福井県の越前岬や静岡県伊豆の瓜木崎は群生地として有名。「家ありてそして水仙畠かな 一 茶」「水仙の束解くや花ふるへつつ 渡辺水巴」「水仙に光微塵の渚あり 水原秋桜子」「一茎の水仙の花相背く 大橋越央子」「水仙や古鏡の如く花かゝぐ松本たかし」「水かえて水仙影を正しけり 日野草城」「水仙や来る日来る日も波荒れて 鈴木真砂女」「水仙の枯れゆく花にしたがふ葉 安住 敦」「水仙が水仙をうつあらしかな 矢島渚男」「水仙に蒼き未明の来てゐたり 島谷征良」「水仙のひとかたまりの香とおもふ 黒田杏子」「水仙の葉先までわが意志通す 朝倉和江」「遠きまま船の去りゆく野水仙 櫨木優子「なかなかに墨濃くならず水仙花 右城暮石」「明るさは海よりのもの野水仙 稲畑汀子」。(海浜の ラツパ水仙 人を呼ぶ ヶィㇲヶ)
茶ツバキ科;花言葉は追憶。茶は中国南西部原産の常緑低木で、初頭のころ、葉腋に小さめの白色五弁花の花が1~3個下向きに開く。濃い黄色の蕊が特徴で良い香りがする。茶の芽摘みは、産地によッては相違があるが、都会地方では八十八夜前後の4月中旬から五月下旬に行われ、以後一カ月以上の間隔を置いて摘む。摘み始めから半月位のものを一番茶と呼び最上とする。植物の名は「茶」であり、「お茶」は飲むものについてしか言わないので「お茶の花」という言い方はない。「茶の花や乾ききつたる昼の色 桃 隣」「茶の花や裏門へ出る豆腐売り 蕪 村」「茶の花に藁火の埃かゝりけり 西島麦南」「茶の花のするすると網流しをり 波多野爽波」「茶の花に押しつけてあるオートバイ 飯島晴子」「茶の花や明かりが点けば日のしまひ 上田五千石」「茶の花や青空すでに夕空に 嶺 治雄」「茶が咲けり働く声のちらばりて 大野林火」「茶が咲いて肩のほとりの日暮れかな 草間時彦」「茶の花や母の形見を着ず捨てず 大石悦子」「茶が咲いて木綿のような伊予言葉 三木正美」「製茶の香大和づくりの門入れば 大島民郎」「焙炉場の窓竹林に明け放つ 斉藤佳織」「仏壇の中も茶ぼこり陪炉どき 大森積翠」「もみあげて針の如くに玉露かな 水内鬼灯」「むさしのも果てなる丘の茶摘みかな 水原秋桜子」「茶を摘むや胸のうちまでうすみどり 本宮鼑三」「茶を摘めるしずかな音が移りゆく 西島陽子朗」「摘し茶の匂いあふるる籠を抱く杉浦すず子」「茶摘唄木陰は深くなりにけり 外側飼虎」「被の中に浮き沈みして茶摘笠 畠山譲二」「茶畑に川露やさし奥三河 文挟夫佐恵」。(茶畑は 襷かけなり 茶摘み笠 ケイスケ)
セントポーリア;アフリカスミレ(イワタバコ科)花言葉は、小さな愛。1892年にドイツのサン.ポーリレール男爵が東部アフリカで發見したので、彼の名前をとってセントポ-リアと花につけたとか。こんな美しい花に自分の名前を付けられることが出来たら、どんなに素敵なことでしょう。葉は細かい毛が密性していて、ビロードのような柔らかい質感。そしてその中心に寄り添うようにして咲く花は、小さくてとてもエレガントです。花色は、青紫色、ピンク、ローズ、白などがある。この日生まれの人は、●人がアツと驚くような發想をし、ユニークで斬新なアイデアをどんどんうみだす。それなのに恋愛では可哀想な位不器用。自分の内面にもつと目を向けること。●花を贈るアイデア●木箱にパツキングを摘めて鉢植えを埋め込むようにして並べ、箱ごとリボンを縦横にかけるとダイナミックに見えます。今朝突然寝室のTVが点かなくなつた。原因がわからず、ベレンダのゴミ処理機に残飯を入れ電源を入れるとこれも点かない。あきらめてゴミ処理機のコンセントを抜いてから居間のTVと交換するべきか考えながらTVのスイッチを入れるとTVは普通に点燈した。何故か?理由がわからないが、買い替える必要がないので、一安心。(儲けた)。来春マンションの外装工事の時にベランダに置いてあるものを、カタズけなければならない矢先に、ゴミ処理機が自爆してくれた。使用期間10年以上経過のもの、電気製品の老衰でした。北日本に爆弾低気圧(急激に発達し、台風並みの勢力をもった低気圧。中心気圧が24時間におよそ20ヘクト.パアスカル以上下がることが目安で、冬から春先に発生することが多い)北海道の西から北東に進み、各地で被害が相次いだ。県知事が「北海道災害対策本部」を説置した。昨日の東京は、雲一つなく暖かな日和であったのに、南北に細長い日本の気候は、地域差が多い。相変わらず地震も多発して、今朝も5時35分頃千葉県周辺に震度3の地震があつた。この付近では感ずることがなかつたが。●最後にセントポーリアの栽培について、葉挿しして増やせるが、生育に適温な18℃~25℃で30℃以上では生育が悪く5℃以下になると枯れ、また乾燥;過湿に弱く湿度を50~60%に保つことが必要で、光量の調節は6000~10,000ルクスと管理が難しい花である。(愛しさは ありて難儀な イワタバコ ケイスケ)
柊(モクセイ科)花言葉は、用心、歓迎。柊の花は、秋に咲く木犀に似ている。暖かな地方でないと自生しない。白い小さな花は匂いの強いことまで、木犀に似ている。ひいらぎの意味は、葉にある棘に触れると痛いので、即ち古語の「疼き」からきている。この棘は若い木にしかなく、樹が老けてくると丸い葉になってしまう。とげのある柊の葉は昔から悪魔をはらうと信じられ、節分の魔避けに使われる。クリスマスカ-ドによく描かれている西洋柊は、葉がよく似ているので日本の柊と間違われやすいが、こちらの方はモチノキ科の全く別の品種である。日本の柊の実は青黒いのに対し、西洋柊の実は赤くなるのが特徴で、葉の付き方も日本は対生、西洋のは互生になっている。葉の棘に悪魔を払う力があると信じれれているのは、日本と同じ考え方で面白い。「垣ながら柊咲ける月夜かな 篠田悌二郎」「花柊朝に残れる雨少し 松崎鉄之介」「柊咲くあとにこぼれるより他はなく 加倉井秋を」「柊の花香の濃き籬あり 遠藤はつ」「父とありし日の短かさよ花柊 野沢節子」「大き日が柊の花染めて落つ 和田祥子」(柊を 門に挿すひも 近まれり ケイスケ)
ツワブキ(キク科」花言葉は困難に負けない。蕗に似ているが葉が艶やかなので、古名「つやふき」というのが、つやぶきとなったといわれる。キク科のハナらしく、菊に似た黄色い花を群がりさかせる。早いものは十月の終わり頃から咲き始める。葉の縁が白いものや斑入りのものなどは庭にも植えられているが、野山にも自生している。海岸に面した崖に黄色い葉の照り輝いている様は、海の景色をあかるくし、遠目にも美しい。春先に芽をだし始めるころ、九州の人達は野山に遊んでこの葉の柄を採り、蕗のように煮て食べる。関東の人達はこの話を聞くと「食べられるの」とびっくりすが、蕗とはまた異なった風味があり、柔らかい。昔私の家にも2~3株あつたが、子供の頃なので、食べた記憶がない。「あたたかな雨降るなり石蕗の花 山口青邨」「静かなるものに午後の黄石蕗の花 後藤比奈夫」「石蕗咲きぬ網す蜑に踏まれつつ 山口草堂」「石蕗咲いていよいよ海の紺たしか 鈴木真砂女」「石蕗の絮とばんとすなる耀きか 能村登四郎」「花石蕗や屋根より高き海の崖 高橋悦男」(雪便り 石蕗咲く頃 師走かな ケイスケ)
椿と山茶花は非常に似ているし、種類も多いので、一見したところでは、見分けるのが難しい品種もある。山茶花の字は、椿のことを挿していたが山茶花にこの字をあてるようになつたことについてはわかっていない。山茶花は我が国原産で、四国、九州に自生しているものもあり、佐賀県に自生の大樹があるとのこと。山茶花は別名を「ひめつばき」「このつばき」といわれるように、椿よりやや小さい花である。生垣に植え込んだりして庭木として広く愛されている。園芸種は100種を超えており、八重や赤や絞りなどがあり、散るときは花弁が一枚ずつ散るのが山茶花で、椿と区別される。「山茶花のさかりともなくこぼれけり 松風」の句のように、その花期は長く、十月から一月まで咲き続ける。山茶花の実から油が採れることは椿と同じだし、葉は茶の代用になる。「山茶花のこぼれつぐなり夜も見ゆ 加藤楸邨」「山茶花はさびしき花や見れば散る 池上不二子」「山茶花は咲く花よりも散つてゐる 細見綾子」「山茶花の八重咲く白き昃りてる 小沢満佐子」「山茶花やいまの日暮の旅に似て 藤田湘子」「どの家も山茶花盛んなる迷路 大関靖博」「山茶花と 混じりて匂う 銀木犀 ケイスケ)