東京駅から直線距離での110キロの原発
運転差し止めを求めた訴訟の判決が１８日、水戸地裁であった 。判決は、東海第２原発の運転差し止め、「防災体制、極めて不十分」と言い渡した。（時事）
判決では30キロ圏内となっているが、本当に30キロ圏内でいいのだろうか？甚だ疑問である。風向きによっては50キロ、100キロと拡がるだろうと思う。94万人で済むはずがない。30キロ圏内という議論は「正常性バイアス」が働いている結果である。つくづく恐ろしい議論だと思う。
日本原電は稼働している原発がない。だから、死に物狂いで再稼働を目指している。職員には誠に気の毒ではあるが、方向が逆ではどうしようもない。国が責任をもって原電を解体すべきである。
「気違いに刃物」と諺にあるが、原発は人類を滅亡に追いやる刃物であり、それを振り回す組織は気違いである。原発は社会の共通の敵であり、あってはならないものなのだ。こんな分かり切ったことが未だに裁判沙汰になっている。こんな愚かな社会があるのだろうかと素朴に日本人のアホさを嘆くばかりだ。
