
「米国は1ドル=100円を念頭に置いているのかもしれないが、120円前後がより現実的な妥協だろうと思う」と、シティのアナリストはリポートで指摘。22日の取引で、円はドルに対して一時139円89銭まで上昇(Bloomberg)
誰がどう考えても1ドル150円なんて言うのは筋が通らない。ビッグマック価格というのがある。
1位スイス1235円、7位アメリカ894円、8位イギリス886円、36位韓国593円、42位中国543円、44位日本480円、54位台湾368円(オールマック参照)
日本は54カ国中44位である。
物価の安い住みやすい国なのかもしれない。そのお陰で車会社は大儲けしているし、訪日外国人は年間3600万人を突破した。(日本の総人口1億2380万人の3割に当たる観光客である。例えるなら、首都圏の人口が3790万人に匹敵する訪日観光客数なのである。)
とはいえ、訪日観光客が多すぎて円安が後押ししている現状は、日本の憂鬱そのものだと想う。外圧をかけられる前に、自助力であの2013年以前に立ち返るべきではないだろうか。