
夫婦別氏(ベツウジ)制度の議論の中で「子どもがかわいそう」「別氏夫婦の子が差別される」が根底にあり、結局は差別に行き当たるという意見が朝日オピニオン6/14に載っていた。なるほどなー、夫婦別氏制度反対者の言い分こそ日本社会に根強く居座っている差別の肝なんだと想った。そう考えると合点がいく。メディアに出て反対意見を述べる識者の内容は複雑怪奇で、理解して議論しようにも知識の持ち合わせがないし、おかしいなと思えても反論などできる素養もない。国民の大半がそうなんだと思う。
元最高判事曰く、「お母さんも働いていて鍵っ子でかわいそうなんて、共働きが当たり前になった今では聞かないですよね」。至極まっとうな意見である。だからではないが、「夫婦別氏制度反対者」の言い分に差別意識があるんだと思って聞いていたら、すっと頭が軽くなる。