鶏口舎(けいこうしゃ)な日々

木彫で招き猫やお地蔵さんなどを制作している「鶏口舎」です
ウエデイングの置物も始めました

彫刻刀の話し ~彫刻刀の選び方編~

2015年06月14日 | 木彫の話し(道具や材料、木材について)
*第一回 2015/6/14*

私の経験値を元にした、木彫講座的な事をブログで初めてみます
木彫に興味があるけど、道具の選び方や彫り方がわからない、
という方の参考になればと思います
趣味的な事ですので、更新は気が向いた時だけです…
後々に記事の修正や追加もしていきます

*私見ですので鵜呑みにしないで、必ず他の方のサイトや、本、
木彫をされている方の意見などを聞いてみてください
*このブログでは、コメントを受け付けておりません事を
ご了承ください


*彫刻刀の種類について*
大まかにわけて、彫刻刀には、丸刀、三角刀、平刀、小刀とあります
小刀は先が尖っていて、カッターナイフみたいな形をしています
丸刀は、丸の深さをが変わると、浅丸、極浅丸などと呼び方も変わります
お店によって、多少名前も変わってきます
他にも細かい事はいろいろありますが、
このブログでは上の絵に描いた呼び方で統一します



*彫刻刀と小道具の違いについて*
彫刻刀というのは、持ち手の柄から、すぐに刃がついているものの事です
小道具というのは、持ち手の柄から、もう一個柄がついて、刃がついているものです
使う用途などによって、どちらかを使うかは違ってきます
簡単に説明しますと、小道具でおおまかに彫って、彫刻刀で仕上げる
というイメージです

刀の幅で、品名が決まります
丸刀の3分(刀の幅9ミリ)など



*最初にどの刀を買ったら良いのか?*
彫りたいもの、彫りたいものの大きさによって、だいぶ変わりますが、
とりあえず、これはあった方が良いと思う3点

*大きめの 小道具の丸刀 大きい丸刀で、おおまかな所まで彫れます
*中くらいの 小道具の浅丸 浅丸は、少し平たいので、丸刀の刃が入らない細かいところが彫れます
*小さい 彫刻刀の丸刀か浅丸 小さい刀で細かいところを彫ります

あまり、精密でないもでしたら、この3本で彫れると思います
最初から、たくさん揃える必要はなく、後々に必要な刀を集めていくのが
無駄がない買い方かと思います
ちなみに、三角刀は私は持っていなくて、使いません…



*もう2本買い足すとした その1*
上の3本以外にも、もうちょっと買って、いろいろ彫りたいと思う人は

*彫刻刀の極浅丸 極浅丸は、平刀みたいに使えてかなり便利です
*彫刻刀の小刀  小刀は使いようによっては、かなり便利な刀ですが、人によって好き嫌いがあると思います

小さい刀があると、細かい事ができます
逆にいうと、小さいものを彫りたい人は、小さい刀を揃えないと彫れません



*もう2本買い足すとした その2*
私の考えでは、平刀はなくても十分制作ができます
私の作品でも、平刀を使わないものばかりです
でも、平刀は仕上げに使うと、丸刀にはない、美しい木目を出す事ができますので、
持っていて損はないです

おわり
次回は「彫刻刀はどこで買うの?」編を予定していますが、
一応私もそれなりにリサーチをしてから、書きます…

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ベストな組み合わせ

2015年06月14日 | 木彫り 制作中

赤だるまちゃんと青だるまちゃんと富士山の小
最近、この組み合わせを買ってくださったお客様がいらしたのですが、
ベストな組み合わせだなと、思いました(自分で言う事じゃないですが…)


赤と青のだるまちゃんは売り切れているので、作っています
富士山の小もまとめて作ります
いくつかは、KOMAさんへの納品分です
やっぱり、彫刻刀をたくさん研ぎに出したら、
めでタイは作れなかった…
今週は、細くないものを彫ります…


だるまと招きねこは、12月にメチャクチャ売れます…
やはり、縁起物だからなんでしょうね
夏はほぼ売れませんが、冬に向けて、せっせと在庫を作らねば
なりません~

今年の、鶏口舎の計画表は、かなり杜撰なものでした…
反省しています

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