現実ブログ 「遺品が語る真実」 遺品整理ブログ
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故人は自分で警察に通報されたようです・・・

ご依頼は、息子様で40歳ぐらいの方でした以外に落ち着いておられたので部屋のドアを開けてもらうまでは私も油断していました。。

部屋を空けてもらい入ろうとすると
「僕はここに居ますので、よろしくお願いします。」
と言われ私だけが中に入ることに・・・

「あーーーーーー」

久しぶりに見た血の海です。

それだけではなく、お部屋のドアと言うドアのすべてが破壊されているではありませんか!階段の手すりも外れており中で戦争でも起こったようなありさまでした。

どこを傷つけられたのかは聞いていませんが、玄関からリビング、和室までほとんどの部屋に血痕が残っています、おそらく苦しくて家の中で暴れていたのでしょう。

最近は慣れなのか瞬間的に開き直ります、「よしがんばろう!」と言いながら作業開始はスムーズです。
私はリビングの床から手を付けました、まだ2日ほどしか経っていないので一部は完全に固まっておらづゼリー状になっています。
手袋を2重にして、始めは水を吹きかけ固まっているところをふき取りやすくしました、30分ほどで床はほぼ綺麗になりました。

リビングには白の電話機が転がっていて、故人が握った跡が残っていました。
この電話で自分で電話をしたのでしょうね・・・・

作業は2時間でほぼ完了し息子さんに確認してもらいました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


少しだけ息子さんとお話をしました。

亡くなったお母さんは、この家で3年ほど一人住まいをされていたようです、ここ一年前から息子さんが来るたびに部屋が壊れていたのですがその事に触れると半狂乱になりどうしようも無かったと言うことです。
「アルコールを飲まない母だったのアルコール依存症でもなかったのですが、まるで酔ったような別人に変わるときがありました・・・」
「3年前に結婚し自分が、別居するまではこんな事は一度もなかったのですが・・」


ご主人と10年以上前に離婚し、一人っ子の息子が居なくなり孤独な生活が何かを変えていったのでしょうね。
人間が一人で生きていくことの難しさをあらためて感じました。。






コメント ( 17 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
ラストプランニング (kakedasifp)
2006-05-29 09:25:10
keepers real さんのブログ、最初から拝見しました。

誠実なお人柄とお仕事の大変さ、孤独な死の多さに愕然としています。

今、ファイナンシャルプランナーの勉強をしていますが、よりよい最期を迎えるためのお手伝いをしたい(ラストプランニング)・・と考えています。

どなたもこんな孤独な死を望んでいるとは思えません。

今はエンディングノートの普及(とその記入により、将来どのように暮らしたいか・・・を見つめなおすことにもなります)、法定(任意)後見人制度、葬儀やお墓、介護の実態と、それにかかるお金、問題点など情報収集しています。

これからも更新、楽しみにしています

 
 
 
え~ん。 (くすか)
2006-05-29 10:08:59
タイトル見て、今日は見ないぞと思ったのに

読んでしまいました。

え~ん。ですぅ。



一人暮らしはさびしいですぅ。

一人暮らしを満喫できる人でさえも、

やっぱり一人がさびしい時があります。



ついの棲家。

どうやって私はきれいに死んだらいいのでしょう。

ずっとずっとテーマです。

 
 
 
(くすか)さま (管理人)
2006-05-29 10:13:08
一人で理想の死に方はできないのではないでしょうか?私も人のことばかりで自分のことや身内のことについては、考えてないな~・・・。

自分のことを考えるのは難しいですね。

 
 
 
孤独死は (sora)
2006-05-29 10:37:39
今、結婚を考えてはいますが、迷いはあります。



でも、孤独にどこまで耐えられるのでしょう。



死後のことは自分で選べるけれど、死に方は選べませんね。

どこまでが自己責任なのでしょう?

でも子供にだけは、介護の辛さを味会わせたくは無い。



やはり施設介護を選ぶのでしょうね。
 
 
 
(sora)さま (管理人)
2006-05-29 10:43:10
先日は有難うございます。。



介護施設で多くの人と生き、自分自身を確認できる状況下で人生を終えることが望ましいのかも・・

結婚ですか!幸せになってください。。

 
 
 
悲しいです (よっちゃん)
2006-05-29 14:14:21
私もタイトル見ただけで避けていたのですが

やはり今、読んでしまいました( p_q)エ-ン



孤独を楽しめる人とそうでない人の違いは

何なのかな?

人は誰でも一人で死んで行く…

でも人間らしく死んで行きたいものです。



人間らしい生活が困難になった時

早く施設に頼るなどしたほうがいいですね。



民生委員や、ケアマネージャーや一人暮らしを

サポートするシステムは整っているはずなのに

それは上辺だけで浸透してないのが現実なんだなと

現実の出来事さんのブログを呼んでいていつも

思います。
 
 
 
自殺のコスト (rei)
2006-05-29 15:15:24
ほんと怖いですねぇ。残された家族にとっても凄まじいものだったと思います。

以前、プチ鬱の時に購入した「完全自殺マニュアル」と「自殺のコスト」を見てかなり気持ちが半減しました。どのような最後を迎えるのか全く予想できませんが自殺だけは削除しました。

やめるきっかけってやっぱり残された人の事を思うと…ってのが一番だったかもしれません。一人になったときのつらさはどのくらいなのでしょうか・・・残念です。
 
 
 
最期の覚悟 (てるプー)
2006-05-29 17:50:44
悲しい最期ですね。。一人息子が巣立った後、母親としてではなく自分の人生の新たな生きがいを見つけることが出来なかったのでしょうか?

一人暮らしは確かに孤独死のリスクが高いと思います。でも家族と暮らしている方が必ずしも幸せだとは言い切れない現実もあります。一人でいる孤独よりも 家族の中で孤立する孤独の方が残酷な結果を招くこともあります。最期の形を選ぶことはできないけど、いつどんな最期になっても自分の人生は幸せだったと思える生き方をしていくことで 自分の最期に対する覚悟ができていくのではないか?と思います。
 
 
 
TB (ぽ子)
2006-05-29 18:24:41
TBありがとうございました。

「人間のクズ!」のぽ子と申します。



衝撃的な内容に驚いています。

自分にも離れて暮らす親がいますが、元気だとつい安心してしまって

なかなか思いやってあげることができてない気がします。

身につまされるお話でした。



TB、今度は関連のある記事につけて頂けると嬉しいです。

また遊びに来てください。
 
 
 
ご苦労様でした☆☆☆ (白ひげパパ)
2006-05-29 19:14:44
ご子息の☆

独立が引き金に☆

成ったんでしょうね☆

ご主人との別れ☆

そしてご子息との別れ☆

辛かったでしょうね☆

本当にご苦労様でした☆

どうか皆様ご自愛下さい☆



☆☆☆小澤
 
 
 
(よっちゃん)さん (管理人)
2006-05-29 19:45:21
孤独を好む方は本質的には、いないのではないでしょうか?

人との係わりを煩わしいと思う人でも、本当は孤独が好きな人はいないでしょうね。。

 
 
 
(rei)さん (管理人)
2006-05-29 20:19:07
ここに来てくださる方(私も含め)は本当の孤独を味わったことがないのでは??

その時になってみないと分らないのでしょうが、もう少し相談できる人がいれば結果は変っていたでしょうね。。
 
 
 
(てるプー)さま (管理人)
2006-05-29 21:13:12
「家族と暮らしている方が必ずしも幸せだとは言い切れない現実もあります」は、本当ですね。。

しかし、それは一部を除いては本人の努力も必要なことだと思います。

日常的な継続的な努力、我慢する力が人間に少なくなっているのだと思います。。

目先の生活を必死で送っていかなければならない社会においては仕方のないことなのでしょうね。

 
 
 
(ぽ子)さま (管理人)
2006-05-29 21:14:45
コメント有難うございます。。

これからもよろしくお願いいたします。
 
 
 
考えさせられました (タキマサル)
2006-05-29 22:01:39
実家の両親&母方祖父母。

そして、独り暮らしの父方祖母もいます。



で、俺は家族を持たない予定。どうしよう。



継続して読ませて頂きたいと思います。

他人事ではないと思うから…。
 
 
 
(タキマサル)さま (管理人)
2006-05-29 22:45:13
遺品の整理はかならづ起こります。。

その時に面倒くさがらずに、形見分けしてあげてくださいね。。

家族を持たない考えも現在には一理ありますが、家族を持つのもいいこと有るかも知れませんよ!

 
 
 
大変なお仕事をされてますねぇ (英司)
2006-06-02 00:28:07
TBありがとうございました。



…それにしても、大変なお仕事をされてますねぇ…。社会の隠された断面を切り取ったような、驚くことばかりです。ご苦労様です。



また、読ませていただきます。

ご無理をされずに-
 
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