一年が限界？

菅首相がいつ退陣するかで忙しい政界の皆さま、今日のNZのクライストチャーチでの強い地震にはなにも感じなかったのでしょうか？2月の余震とみられるらしく、中心部のビルが倒壊したり損傷を受けたりしたというニュースが入ってきた。落石や液状化もあり、約１万戸が停電してるとか。

しかし、どうしてこう、日本と言う国の首相は１年が限界の使い捨てなんだろう。

内閣不信任案が否決されたということは、現内閣が信任されたということ。民主党はあ～だこ～だ言ってないで、党内が結束すべきだし、自民党は自分たちの失策のツケが露呈したのが民主党政権下だったからといって、恥知らずにも民主党を非難したりせず、国民のため・被災者のためにパーシャル連合すべきだ。そしてメディアは新たなニュースを探して現政権のあら探しして首相を追い詰めておきながら、首相が変わったら「ころころ変わる」とか言う批判ばかり繰り返さないでほしい。それって単にニュースやゴシップがないと新聞が売れないしテレビの視聴率が出ないからでしょ。いったいそれらの何処に「メディアの社会的役割」があるというのだ。これ以上「日本」を食い物にしないでよ、記者クラブ制度がなかったら記事も書けない、無能のくせして。

原発事故という人災が、４０年にわたってその原因を作り続けてきた自民党政権のときに起きなかったことだけが、せめてもの救いだと思っている。首相交代なんかにエネルギー使わないで、民主党は自民党政策の方向変換にエネルギー使ってほしいんですけど、そうじゃなきゃ政権交代の意味なんかないだろ～が。しかも打倒自民を果たして定まらなくなってた党としてのベクトルは、東北の復興復旧というあらたな目的ができたのだから、その目標のもとに結束しろよ、ったく。民主が結束して復旧復興の政策を繰り出してくれば、自民は民主に協力しないというリスクは負えなくなるはずなのに。

東北の被災地にだって、今日クライストチャーチを襲ったような、大きな被害を伴う大規模な余震が来ないという保証はどこにもない。無駄にしている時間など１分１秒たりともない。

写真はロイター　Geo Netより