kebaneco日記

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ひだまりで毛づくろい

2011年10月15日 | 猫ら&家族
マロよ、おぬしも猫よのぉ~と、「越後屋、おぬしも悪よのぉ~」調でつぶやいてみた。マロ、完全無視。とほほ

さて、実家の父に要支援2が取れた。この夏2ヶ月ほど入院したため運動量が激減し、足腰が弱くなったようだ。整形外科にすすめられたとかで、外出時には杖を使っている。お風呂場で転倒されては大変と、手すりとシャワー椅子を購入し、介護保険で9割払い戻ししてもらうという手続きを取った。

うちの実家は小高い丘の中腹にあるので、運動能力の低下とともに外出がおっくうになってしまうだろうから、どうにか運動量を保つ手段を講じねばと思っている。戸建てのためびみょ~な段差があったりして、これもまた危ないのでいろいろと屋内条件を介護が必要な人の目線で点検することが必要かも、とも思っている。さらに戸建ての場合は家の中での温度差も危険と言われているため、去年オイルヒーターを買い足して手当てをしてあるけど、今後どういう追加策が必要か少し考えねばというところ。父はトイレにも手すりが欲しいと言っていたので、義妹に市役所に申請してくれるようお願いした。

猫を飼い始めたときに「垂直運動ができるような家具の配置にしてあげると、室内飼いでもストレスがありませんよ」とアドバイスを受けた。猫と老親とを同列にするのはど~かと思うけど(苦笑)、若いころとは違う身体条件になった親たちが、うちの中でちょっとした段差にぶつかって骨折、なんてことを防いであげる知恵が必要だなぁ~と思っている今日この頃。

悩みばかりではない。最近「Mさん(義妹)がよくやってくれる」と両親が電話で言うようになった。自分たちがあれこれ面倒見てあげなきゃと思っていた弟夫婦、母にしてみれば可愛い息子を取った嫁が、自分たちに良くしてくれる・助かると言ってくれるようになった。素直に喜んでいる様子が嬉しい。何かあったらあたしよりは先に行ってあげられる可能性の高い義妹が、生活のニーズに関して両親が信頼して相談できるパートナーとなったことは嬉しいことだ。

あたしも義妹には全幅の信頼を置いている。こないだも、おぉ~~、と感激するようなやりとりがあった。父の要支援認定を受けて電話で話したときに、従妹から聞いた情報に基づいて「施設を見学に行ったときに、母は施設に入れられると思って激怒したらしい」と話をした。施設見学に同伴した義妹は、母が見学中に次第に無口になり、帰宅してから怒りを爆発させた様子をつぶさに見ていたので、何が怒りの原因だったのか教えてあげようと思って。

しかも父の介護保険申請は、父が要支援をもらえれば母のデイケアに同伴でき馴染めるようになるかも、というのが動機だったので、あたしは「だから母はあの施設でのデイケアまでを拒否してるんじゃないと思う」「これで再度デイケアの話ができるスタートラインに立てた」という流れで話そうと切り出したつもりだったのだけど、そこに行きつく前に義妹は「お母さん、ショックだったんですね、やっぱり・・・」。施設見学に同伴した義妹と、その場に居なかったので様子がわからないあたし、っていう違いだけではない、人間としての優しさのレベルの違いに愕然。あたしが近くに居るより、義妹が近くにいる方が絶対両親は幸せじゃと、かなりとほほなことを再確認した(苦笑)。

などと書いていたら、父から電話。庭に倉庫をもう一つ設置してもらった、とのこと。蔵じゃないのが残念ですね、と憎まれ口をたたいておいた。父は「そう言うなよぉ~」と笑っている。なんでも昼・夕食を給食サービスにしたら(しかし1人一食800円は高いぞ!)、生協で1週間分買っていた時に使っていた冷凍庫が不要になったり(それは電気屋さんにリサイクル料払って引き取ってもらうらしい)、炊飯器を片付けたり(朝ごはんはパンなので)、居室部分を広く使うための作業を地道に続けているようで、出てきた不要なものを倉庫にしまっておこうということらしい。鬼娘のあたし、「そちらでお使いにならないものは、あっさり廃棄処分にしていただけたら」と、あやうく口を突いて出そうだったけど飲み込んだ。セーフじゃ。

「と~ちゃん、がんばってるねぇ~」と、陽だまりで毛づくろいするマロさんに話しかけつつ、頭の中を整理中。

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