敵対する相手に撤退時期を知らせて充分に領土奪還の準備をさせ、自分たちとその協力者だけを連れて去っていくアメリカ。同盟国はこれをアフガンだからだと、たかをくくっていてはならない。アメリカは結局こう言う国なんだ、って思い知るべきだと思う。
そしてアメリカの同盟国であることって、いったい誰のためになるのか、考えるきっかけにすべきだと思う。別に同盟関係を解消すべきと言ったドラスチックなものではなく、距離を再設定すべきではないかという視点から。
自国の最大の債権者(=米国政府証券の最大の購入者は中国)である中国に対して、次世代通信技術で劣勢にあるため、経済的政治的に嫌がらせをするアメリカ。いつ裏で手を握らないとも限らない。国粋主義的なネットの世論に左右される安倍以降政権、嫌中・嫌韓が一国の政治家の物言いとしては極端に過ぎる。口だけならまだしも、虎の威を借る狐宜しくアメリカの後ろについていってたら、気づいたら対中国の最前線に立たされてた、ってことに日本がならないか心配。もっと賢く視野の広い人に政治家になって欲しい、大人な善隣外交ができる外務官僚が今こそたくさん欲しい、と思った。
あたしは、日本が飛行機(この写真の場合は米空軍の輸送機)のランディングギアに張り付いてでも(力尽きて落ちて死ぬ、たたまれたら死ぬ、上空で凍死する)脱出したい国にならないことを祈ってる。そしてアフガニスタンがテロの温床にならないことも。
アメリカは信用できない、というかどの国も信用してはならない。
アメリカに尻尾さえ振っていれば何とかなると思っているみたいなこの国の為政者が恐い。
アフガニスタンの国民、とりわけ女性達がどうなるか心配です。
そうなんですよ、アメリカに付き従っていれば核の傘の庇護が貰えると、一方で唯一の被爆国ってのをウリにしながら、他方で原爆禁止条約を批准しないしオブザーバーにもならない。こんな国誰にも信用されたしないのに、テレビでは日本凄い!的論調。権力をチェックすべきメディアも機能してない。安心して暮らせますか、って感じです。
タリバンがアフガニスタンをどうするのか、不安です。