kebaneco日記

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オーバーホール

2006年10月03日 | 旅行記&その他
幕張でCEATEC Japan 2006やってる。

今日の基調講演に登場した富士通の秋草会長によるとIT業界で激しくしのぎを削る日本と韓国の企業、決して同じ土俵で戦ってるわけじゃないらしい。え?製品を世界市場で売ってるんだからおんなじでしょ?と思うなかれ。たとえば韓国の法人所得税の実効税率は日本の約半分。そうすると利益が同額なら、払う税金が半分の韓国の企業のほうが当然有利。でもって利益の額が半端じゃなければないほど、絶対額としてのその差額も半端じゃなくなる。

日韓の差は税金だけじゃなくて、R&D優遇措置とか優遇税制とかあるらしいし、たとえば減価償却も各国とも100%償却可能なのに日本は95%までしか償却できず、液晶なんか諸外国が3年とか5年といった加速度的な償却が可能なのに、日本は10年。経費として認められる金額がそれだけ違ってくるわけで、税金分とあわせて出たその差額分がキャッシュフローの差になる。それが全部設備投資にまわされたり研究開発にまわされたりして競争力強化に活用されると、どんなに日本企業ががんばっても限界がある。

日本企業もがんばってないわけじゃないんだけど、たとえば医療や交通や通信や行政すらも支えているのもITなわけだから、人々の生活を下から支える社会インフラとして国も企業も戦略としてもっとIT分野の競争力を維持・拡大するような社会制度にしてちょ~っていうようなことおっしゃっていた、と思う、多分ね、ほかにもいろいろおっしゃってたのでちょいと定かじゃないけど(笑)。。。

「改革なくして成長なし」で改革(改悪っちゅ~噂も・・・)を進めてきた小泉さんから、「美しい国」でいったいこの国をどういう国にするのかさっぱり見えなくしてしまった安倍さんに首相が代わったけど、制度の改革っていうかオーバーホール、マジでやって欲しいのさと思った、人の話を聞かないくせに聞いてるときにはすぐに人の意見に左右されるkebaでした。

でもって、その改革も貧すれば鈍するになって手も足も出なくなる前にやって欲しいよ~ん、ってマロさんが言ってます。

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