先週は線量計をつけて、普通は入れない敷地内に入った。
東日本大震災の被災地に行くのは初めてではない。
が、事故後の1F敷地内に入るのは初めて。線量計は0.00だったけど、果てしなく続くタンクの列には圧倒された。これを希釈して海洋放出が始まる。検証が難しい大気中放出よりも、こっちの方が良かったと思うしかないのだろうか。トリチウムは水と挙動が近いので分離ができず、どの国のどの原発もトリチウム水を海や河川に放出している。これだけの量の処理水を溜めてしまったために注目されるようになったけど、トリチウム水海洋放出は以前からあったこと、今まで知らされていなかったのか、国民が興味を持たなかっただけなのか、いろいろと考えさせられた。ただ、一つだけ明らかなことは、何も有害なものを発生しなくても発電できるのにその技術を使わないのは愚かだ、ということ。しかも日本は自らを「技術立国」と呼んでいるのに。だったら電気作るくらいで環境に負荷をかけんなよ、っていう点においてはあたしはブレてない。
帰りは予想より早まったので、最寄りの常磐線富岡駅まで車で送ってもらった。常磐線もいわきよりも北は、通勤通学に関係ない時間帯はかなり大胆な間引き運転。富岡駅で小一時間待つことになった。予定より大幅に早く帰宅できるので嬉しいけど、無人の駅には駅舎に椅子が幾つかあるだけで暖房はなく、近くのホテルもカフェ営業はない。あたし以外はみんな前夜そのホテルに泊まった人たちだったので、ご好意でロビーにいさせてもらえた。それでも時間を持て余して、駅の隣にあった観光案内所に入った。そこで見つけたのは美しい大輪のバラ。値段も手頃で心が動いたけど、重たい荷物もあるし、東京駅着予定時刻が帰宅ラッシュ時間帯だったので、その時は諦めた。
でも諦めきれずに帰りの電車でググって、避難指示解除後に双葉郡富岡町の休耕田に水耕栽培の切りバラ栽培施設を建設した「夜の森 ローズガーデン」という会社が育てたものだということを知った。風評被害を払拭するため水耕栽培、ヒートポンプ利用による冷暖房でCO2排出量は半減、炭酸ガス発生装置は大気中の濃度に近い値で低濃度連続使用、養液の原水は井戸水を利用、とあった。バラは5品種(レッドエレガンス、スイートアヴァランチェ、ゴールドラッシュ、マドリード、ケンジントンガーデン)で、通年出荷している。富岡町の新しい特産品づくりを、と設立された会社だった。
個人でできることは限られてるけど応援したいと思い、帰宅して早速個人にも販売しているか問い合わせのメールを送り、即座に一本330円、箱代200円と送料。箱の都合で20本で、サイズは55センチ以下、ラッピングはサービス。送金確認の翌日発送可能で発送日は指定可能、希望の日に合わせて花を切るので鮮度は心配ないと思う、花のイメージはホームページの写真で確認を、というお返事をいただいた。
で、早速日本では比較的珍しいケンジントンガーデンを20本注文し、日曜日の午前中に届いた様子を写真に収めたのが、昨日の写真。大輪のバラ20本は豪華の一言に尽きる。水揚げしてちょっと切って、ロイヤルセランゴールのピッチャーに10本、いつもの伊万里の花瓶に10本生けた。これぞ投げ入れ流師範の腕前、素材の良さを十二分に生かしておるぞ、どうだ〜、いいだろ〜(笑)
力強いバラが満足いく状態で届いたので、いつもいろいろと気を遣ってくれる従姉妹に今週末荷届くように注文しようと思っている。それから、両親の位牌を預かって御世話してくれている弟夫婦にも、両親の命日に届くようにアレンジしようかと思案中。それに、義父母のお墓にもどうかな?ドライになってもキレなんじゃないか?などと主人と話をしてるところ。玄関のスワッグに加えてちょっとアップグレードしよっかなぁ〜、今度は違う品種と違う色を組み合わせよっかなぁ〜、などと画策中。
早速義父母にお供え
ここ数ヶ月、主人の実家の修理関連及び親戚のご不幸関係のやり取りから、義兄は本当にそういうことに興味がないんだなぁと思い知らされてきた。だから定年後実家に移り住んだとしても、位牌を引き取らないかもしれないと思い始めたあたし、小さい仏壇が欲しいなぁと思っていた。その話をしたら、主人は「引き取っても、仏壇にお線香もあげないような扱いにされるんじゃないかと危惧してた」、あたし「だよね〜」。で、一緒に池袋に出かけてデパート2軒を梯子して、西武で写真のものを購入した。
最初に位牌を引き取ることにした時に、主人は、義兄が実家に帰ったら連れて行ってもらう、その間だけうちに置きたい的な変な遠慮をしてたので、仏壇のことだってあたしが言い出さない限り切り出せないだろうな〜と思っていた。とはいえ出しゃばり過ぎるのもどうかなぁとタイミングを狙ってたので、ちょうど良かった。ちょうどお花も届いたし(笑)。
黒いシンプルな仏壇、扉を閉めると中央部分は赤い。内部も赤いアクセント。ちなみに内部はこんな感じ、電気もつくよ。
暫定的にこういう状態
正面からテーブルが出て、お供物を置くことができる。ひとまずマロのお骨を載っけた黒い台も付いていて、仏壇の中に入れると一段高くできて、そこに仏像(本尊?)を置くことも可能。しかも電気がつくのでお盆や命日には、蝋燭が燃え尽きても明るいままにしておける。陶器などの小さいお花を仏壇に飾ることも可能。何はともあれ、我が家に義父母の「おうち」ができてよかったなと、すっきりした気分。
燭台や線香たても今は南部鉄器のあり物で済ませてるけど、凝ればいろいろあるらしいこともわかったし、逆にこらなくても祭壇だけでも問題なかったことも教わった。実家の古い灰を少しもらってきてこちらの仏壇の灰の皿に入れる、「灰つながり」というものがあることを、仏具コーナーのおじさまに教わった。主人とは「お盆に帰省したときに、あのチ〜ンって鳴らすお椀みたいなの貰ってこよう」とか話してるところ。
お仏壇、とっても素敵ですね☺️
落ち着きますね。 ご主人も嬉しかった事でしょうね。
グラデーションが美しく、ボリュームも満点、その上優雅、いうことないです。
バラのある生活、いいかなぁ〜と思い始めてます。
頑張って働かねば(笑)
仏壇、考えてはいたんだけど急いではなかったし
色々見ながらも主人は遠慮がちだったので、
ある意味衝動買い、やっぱり赤のせいかな(笑)
でもメールでの問い合わせへの対応はいいですよ。
クラリスさまの職場にもぜひ〜
リンク貼っときます(回し者ではありません;笑)
https://r.goope.jp/yonomorirose
そうそう、手間がね〜。
どんどん知れ渡って欲しいですね。
でもバラ園は訪問可能だというチラシも入ってたし、
どんどん知れ渡ってほしいなぁと思ってます。
薔薇もお仏壇も興味深く拝読。
原発問題も改めて考えさせられます。
あたしは太陽光発電のパネルが、山の斜面なんかにへばりついてるのを見るのも、なんだか胸中がザワザワするんです。
これだけ電気に頼る生活は後戻りは無理なんだから、どうにかしてクリーンなエネルギー作りの方法を模索しなきゃならないですよね。
すみません
折りしも太陽光発電パネルが崩壊したというニュースありましたね。
あたしには、地熱発電をもっと利用すべきじゃないのかと思ってます。
地熱資源量は世界で3位だし、そのためのタービンの世界シェア日本が1位なのに。
自給率が高まれば、少々原油価格が上がっても影響の波及度合いが違うはずだから
自給率ってもっと注目すべきだと思うんですよね〜
そういう意味でも再エネは優れてると思うんだ。
赤面ものの「SDGsを学ぼう」的外れ情報テレビで垂れ流しする暇があったら
こういうこと真面目に議論すべきです。