均等割の廃止こそ必要
国民健康保険料は、足立区も含め20区が同じ金額ですが、20年近くにわたり毎年値上げしてきた結果、全国でも最悪の重い負担になりました。年収400万円の4人世帯で、年間42万6千円、関東地方の253の自治体のなかでこれより高いのは3つしかありません。お隣の川口・草加・八潮などはいずれも4万円~8万円安く、共産党員市長の蕨市では何と20万円も安いのです。同じ都内でも財政力が弱い三多摩よりもはるかに高い保険料は、不当です。
これが協会けんぽだったら、保険料は19万8千円で済むのです。この値上げを毎年賛成してきた与党議員の責任は重大です。
5年で17%の値上げ「そんなに収入は上がっていない」の声
今でも高いのに更に新年度も値上げしようとしています。
5年で収入(年金や自営業・請負)が17%上がっているでしょうか?
6年で一般財源投入をゼロにするために、昨年度70億円予算化した「その他一般会計繰入金」を半額以下の約30億円に減らし、その負担を負うのは区民です。区民の痛みを考えれば、もうこれ以上の値上げは、絶対に認められません。社会保険分野のセーフティーネットとしての国保の役割から考えても、値上げではなく値下げこそ必要です
こんなに高い保険料になった原因は①協会けんぽにはない「均等割」(人頭割)の負担があること②政府が補助する割合を減らしてきたこと。③政府は、各自治体が独自に保険料を下げるよう補助することに否定的で、独自補助を6年間でゼロにするよう迫り、23区も応じている ことにあります。
政府と与党の住民の痛みを顧みない姿勢にのノーの声を突きつけ、国の政治と連携して負担軽減を実現しましょう。
私も全力でがんばります。