ぬかが和子の想い

区議会議員ぬかがかずこ(額賀和子)の日々の活動や出来事、感じたことを綴るページ

1年後に迫った東京オリパラ 課題が山積。全小中学生(3年生以上)の観戦招待で改善提案

2019年09月12日 | 政策提案

 東京オリパラ大会が「オリンピック憲章」に沿って成功することを願っています。しかし、実際には不十分な猛暑対策など課題が山積しています。

増大する経費 都民に負担

IOCによる「五輪アジェンダ2020」は「透明性の高い運営手続きを確立する」としていますが、実際には不透明で、予算項目の詳細が明らかにされていません。主催都市の東京都の支出は、大会直接経費で6000憶円、関連経費で8100億円にのぼり、さらに増額が必至と言われている中、都民の後年度負担が懸念されます。

平和の祭典に

 五輪憲章は「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進」をもその目的と謳っています。しかし、開催地の東京から平和を発信する姿はこれまでほとんど無し。大会中に広島の原爆投下の日を迎え、長崎が被ばくした9日は閉会式だ。被爆75年の節目に憲法9条を持つ国として、平和の願いを世界に届ける機会にしたいものです。

区内小中学生の観戦について
 特別支援学級の生徒を含む小学校3年生以上の全生徒が、観戦をすることになります。多くはパラリンピック観戦になる見込みです。しかし課題が山積しています。
飲み物持ち込み禁止、引率者も限定、猛暑の中を一駅分余分に歩く
●オリパラ会場は「テロ対策」から一切の飲食物の持ち込みが禁止となっている。猛暑のオリンピックであるにもかかわらず、子どもたちも「テロの危険性がある」と水筒の持参さえ認めないのは過酷。
●引率も、普通学級は児童生徒20名に一人、特別支援学級は4人に一人と限定され、介助者なども一切認められない。これでは安全に引率できない。
●交通は公共交通機関利用となっているが、最寄り駅まで行くことが認められず、暑い中を一駅分歩いて会場に行かなければならない。
●会場について、事前の下見がないと当日混乱し、安全に参観できない。
 私(ぬかが)は、スポーツ議員連盟(副会長)や、文教委員会(副委員長)で、改善を強く求めてきました。
 代表質問でも引き続き迫る予定です。