泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

ショスタコービッチ チェロ協奏曲第一番

2014-03-27 11:37:44 | 音楽
 今日は定休なのですが、雨です。先週も雨でした。
 走れない……。写真が撮れない。
 
 もやもやするなか、好きな音楽をちょっと探したらありました。
 よく聴いている曲です。が、映像で見たのは初めてでした。
 すごいですねえ。ほんとにすごい。
 手のしなり、素早さ正確さ。静と動。悲しみと激しさとうれしさとのドラマ。
 CDで聴いているだけじゃ罰当たりだと思った。
 
 現在のロシアでショスタコービッチがどのように評価されているのかわかりません。
 大国の政治によって、作曲家の彼も散々苦労したようです。
 体制に合わせるのか自由を貫くのか。
 曲にも、苦しみの屈折が表れているようです。
 それでも乗り越えていく。生きて行く。
 生命の力強いリズムを、彼の音楽からいつも感じ、弱っているときこそ聴き、励まされています。
 演奏者が男ばかりということもありますが、彼の音楽は中年男性のための応援歌のようにも聞こえました。
 チェロ弾きのおじさんにも、大変親しみを覚えました。同時に畏敬の念も。

 さ、またがんばりましょう。
 修練あるのみです。
 この曲を披露するためにどれだけの時間と力と物語が必要だったのか。
 これから咲く花たちも、この雨を力にしているのでしょうから。
 

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