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人肉カプセル(カニバリズム)…恐い寄生虫の病気の事

2013-02-04 19:06:18 | 日記




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https://www.forth.go.jp/useful/attention/08.html


知っておきたいこと

こんなに怖い寄生虫

今日の日本では、寄生虫病にかかる人は少なくなりました。ですが、海外ではとても多くの人が寄生虫病にかかり、そして命を落としています。寄生虫の恐ろしさを知っていただくため、いくつかの例をご紹介いたしましょう。

寄生虫の中には、脳に寄生するものが数多くあり、有鉤嚢虫(ゆうこうのうちゅう)はその一つです。有鉤嚢虫は、有鉤条虫(ゆうこうじょうちゅう)(サナダムシの一種)の幼虫で、主に豚の糞に含まれる虫卵で汚染された水や食品を摂取することにより人に寄生します。この寄生虫は体の様々な場所に寄生しますが、特に脳に寄生することを好みます。多数の有鉤嚢虫が脳に寄生することにより、脳が穴だらけになっていることがあります。有鉤嚢虫が脳に寄生すると、体が痙攣したり、意識を失ったり、失明したり、場合によっては死亡することがあります。有鉤条虫の虫卵は豚の糞だけではなく有鉤条虫にかかっている人の大便にも含まれています。家族が有鉤条虫に感染していると、家族の大便が原因で有鉤嚢虫にうつることがあり、自分が有鉤条虫に寄生されていると、自分の大便から自分に有鉤嚢虫がうつってしまうことがあります。

エキノコッカス症は、主に肝臓に寄生するエキノコッカスという寄生虫の幼虫に寄生されることによっておこる病気です。主にキツネやイヌなどの糞に虫卵が含まれており、この虫卵で汚染された食品や水を摂取することによりエキノコッカスに寄生されます。寄生された後、数年(1~30年)はなにも自覚症状はないのですが、その間にエキノコッカスは、少しずつ肝臓などの臓器を食べ続けており、自覚症状が現れたときには、肝臓は寄生虫に食い荒らされて蜂の巣のようになっています。残った部分も肝硬変を起こして正常な部分がほとんど残っていません。さらに、肝臓から漏れ出た寄生虫が脳、その他の臓器や骨髄などに寄生し、死亡します。

バンクロフト糸状虫は、蚊にさされることによってうつる寄生虫です。症状が全くないことも少なくないのですが、重症化することもあります。この寄生虫はリンパ管、腕や足などに寄生しますが、陰嚢や陰茎に寄生することもあります。陰嚢に寄生すると陰嚢が巨大化し、重症の場合には陰嚢が大きくなりすぎて歩くのが困難になります。江戸時代に陰嚢が巨大化した芸人が複数存在したことが文献(「想山著聞奇集」「東海道中膝栗毛」「北斎漫画」)に記載されています(大きいもので五斗=90リットルくらいあったようです)が、これらの芸人はバンクロフト糸状虫に感染したものだろうと言われています。

寄生虫には、肉眼では見ることの難しい小さな原虫というものと、指でつまむことのできるくらいおおきな蠕虫というものがあります。以下に様々な蠕虫の例を示します。
(1)食べ物や水で感染する寄生虫
(1)鉤虫症(十二指腸虫;ズビニ鉤虫・アメリカ鉤虫など)

食べ物による経口感染の場合
症状 :
初期には悪心、嘔吐、咽頭の異物感、喘息様発作、感染後期には貧血、動悸、全身倦怠、頭痛などでまれに異常な物(髪の毛、炭、土)を食べる異味症が現れることがある。
潜伏期 :
初期症状は2~3日、後期の症状は1~2ヶ月程度
分布 :
アジア地域 : 中国、韓国、東南アジア諸国、インド、バングラデシュ、スリランカ
アメリカ地域 : アメリカ合衆国メキシコ湾沿岸部、メキシコ、中米、ベネズエラ、ガイアナ、ブラジル
アフリカ地域 : モロッコ、アルジェリア、リビア、エジプト、マダガスカル、中央アフリカ一帯
その他 : イタリア、トルコ、ヨルダン、イラク、サウジアラビア、シリア
予防法 :
野菜、特に葉野菜によって感染するケースが多いため、綺麗に洗ってあるもの以外は口にしないこと。皮膚からも感染するので裸足は禁物。
感染幼虫
(2)顎口虫症(有棘顎口虫・ドロレス顎口虫・剛棘顎口虫)

症状 :
この寄生虫は皮膚(皮下)に寄生するため皮膚の腫れ、痛痒感、発赤などの症状が現れる他、皮膚上に寄生虫が移動するため皮膚爬行症や移動性の浮腫を起こすのが特徴です。
潜伏期 :
通常3~4週間程度と言われています。
分布 :
有棘顎口虫は中国、韓国、東南アジア全域に分布。ドロレス顎口虫はインド、フィリピン、マレー半島。剛棘顎口虫はヨーロッパ、東南アジア諸国。
予防法 :
有棘顎口虫とドロレス顎口虫は淡水魚(雷魚、ドジョウなど)剛棘顎口虫は生の豚肉から感染しますので、これらの食べ物に注意することが予防となります。
有棘顎口虫
(3)メジナ虫症(ギニア虫症)

症状 :
皮下(下肢)の水疱、発疹、発熱、悪心、嘔吐、下痢などアレルギーによる症状が現れる。水疱は最終的に破れて潰瘍になることが多い。
潜伏期 :
非常に長く9ヶ月~1年以上
分布 :
インドからアラビア半島にかけて広く分布している。その他、ミャンマー、トルコ、イラン、スーダン、中部及び東沿岸のアフリカ地域、南米のギアナ、ブラジルなど
予防法 : 淡水にいるミジンコが感染源になっていますので、これを含んだ水を飲むことで感染します。この寄生虫が流行する地域では生水は禁物です。
皮膚から出る
メジナ虫
(4)旋毛虫症

症状 :
感染初期は下痢、腹痛、中期は筋肉痛により呼吸や摂食が障害され、重症の場合には次第に衰弱して貧血や急性心不全を起こし死亡することがある。
潜伏期 :
初期症状が現れるのは1~2週間、中期は2~6週間。全身症状は6週間以降に現れます。
分布 :
北米、ヨーロッパに分布しています。
予防法 :
豚肉で作った自家製のソーセージが原因になることが多いようです。現在、発生数は多くありませんが非常に怖い寄生虫です。生や加熱不足の豚肉、猪の肉を避けることが感染予防となる唯一の手段です。
雄成虫
(5)肝吸虫症(肝臓ジストマ症)

症状 :
軽症では食欲不振、倦怠感、下痢などが現れる。重症では重大な肝機能障害がおきます。
潜伏期 :
数ヶ月から数年
分布 :
アジア地域に分布し、中国、韓国、台湾、タイ、ベトナム、カンボジア、ラオスに多い。
予防法 :
フナ、コイ等の淡水魚が感染源になるので刺身で食べないこと。
肝吸虫
(6)肺吸虫症(ウエステルマン肺吸虫症)

症状 :
咳と血痰が主症状ですが、この虫が肺以外に寄生すると、症状が異なり、特に脳に寄生すると頭痛、嘔吐、癇癪様の発作、運動障害が起こる。
潜伏期 :
2~3ヶ月
分布 :
アジア地域 : 韓国、中国、台湾、タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナム、インドネシア、インド
南米地域 : ペルー、エクアドル、コロンビア、コスタリカ
アフリカ地域 : カメルーン、ナイジェリア
予防法 :
淡水産のカニが感染源で、このカニを生食、加熱不足で食べると感染します。
肺吸虫
(7)有鉤条虫症

症状 :
腹痛、下痢などの消化器症状が主で、皮下に寄生すると指先大のコブが出来る。
潜伏期 :
約3ヶ月
分布 :
韓国、中国、モンゴル、インド、タイ、中近東、ロシア 、東欧諸国、中南米
予防法 :
豚が感染源で、生や加熱不足の豚肉を食べることによって感染が成立します。流行地では豚肉は要注意。
有鉤条虫
無鉤条虫
(8)無鉤条虫症

症状 :
腹部不快感、腹痛、下痢、食欲減退、全身倦怠感など寄生虫が大きい割に症状は比較的軽い。
潜伏期 :
約2ヶ月
分布 :
全世界に広く分布しているが、食肉の管理が悪い発展途上国での発生が多い。
予防法 :
生や加熱不足の牛肉を食べることで感染しますので、衛生状態の悪い国や地域での生肉の摂取は要注意。
(2)皮膚から侵入して感染する寄生虫
(1)日本住血吸虫症

症状 :
感染初期;皮膚炎急性期;消化器症状、特に赤痢様の下痢慢性期;肝臓障害、肝硬変、脾腫、腹部膨大
重症になると死亡する。
潜伏期 :
皮膚炎は感染直後に現れるが、主症状は4~6週間
分布 :
中国の揚子江流域、フィリピンのレイテ島など、インドネシアのスラウェシ島の一部、インドシナ半島のメコン川流域に発生している。
予防法 :
淡水中にこの寄生虫は生息しているので、流行している地域では絶対に裸足で水の中に入らないこと。
雌成虫
(2)マンソン住血吸虫症

症状 :
日本住血吸虫に似るが比較的軽度。
潜伏期 :
皮膚炎は感染直後に現れるが、主症状は2~3週間
分布 :
熱帯アフリカ諸国、南米の熱帯・亜熱帯地域に分布
ブラジル、ベネズエラ、ギアナ、プエルトリコなど
予防法 :
淡水中にこの寄生虫は生息しているので、流行している地域では絶対に裸足で水の中に入らないこと。
虫卵
(3)ビルハルツ住血吸虫症

症状 :
血尿、排尿痛、膀胱癌になるとの報告もある。
その他の症状は日本住血吸虫に似るが比較的軽度。
潜伏期 :
2~3ヶ月
分布 :
マンソン住血吸虫とほぼ同じ地域に分布しており、熱帯アフリカ、特にナイル川流域に多く、地中海沿岸、トルコ、シリア、イラクにも発生がある。
予防法 :
淡水中にこの寄生虫は生息しているので、流行している地域では絶対に裸足で水の中に入らないこと。
虫卵
(4)鉤虫症(十二指腸虫;ズビニ鉤虫・アメリカ鉤虫など)

症状 :
幼虫が皮膚から侵入する際に起こる皮膚炎(点状皮膚炎)その後の症状は経口感染時と同じ。
潜伏期 :
皮膚症状は感染直後。
分布 :
経口感染時と同じ。
予防法 :
流行地では土壌や水の中に生息するため裸足は禁物。
(3)昆虫によって感染する寄生虫
(1)糸状虫症(フィラリア症;バンクロフト糸状虫症・マレー糸状虫症)

症状 :
リンパ腺炎、悪寒、発熱、など
潜伏期 :
6ヶ月~1年
分布 :
バンクロフト糸状虫はアジア、アフリカ、中南米に広く分布しています。マレー糸状虫は熱帯・亜熱帯のアジア地域全域
予防法 :
蚊に吸血されることで感染します。防虫スプレーや皮膚を露出しない服装で蚊を避けることが唯一の予防。
バンクロフト糸状虫の幼虫






糸状虫成虫
(2)オンコセルカ症(回旋糸状虫症)

症状 :
皮膚に痛みのないコブや痒みを伴う皮膚炎を起こす。目にも角膜炎や視力障害が現れることがあります。
潜伏期 :
約1年
分布 :
アフリカ : 赤道から南北緯25度の範囲
中南米 : メキシコ南部、グアテマラ、ベネズエラ、コロンビア、ガーナ、ギニアなど
予防法 :
ブユに吸血されることで感染しますので吸血されないように防虫スプレーや肌を露出しない服装で防御。

(3)ロア糸状虫症

症状 :
皮膚に移動する浮腫が現れ、目に虫が移動すると、目に疼痛や浮腫がでます。
潜伏期 :
不定
分布 :
中央・西アフリカ地域に広く分布。特にコンゴ民主共和国、コンゴ共和国、アンゴラ、ガボン、中央アフリカに多い。
予防法 :
アブが感染源。流行する地域ではアブに刺されないように防虫スプレーや肌を露出しない服装をすること。


https://www.forth.go.jp/useful/attention/08.html

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