アニメ映画。「グスコーブドリの伝記」レビューの続きです。
配色に関しては…またまた「銀河鉄道の夜バイアス」かかりまくりの私は、
ほの暗い中の薄明かりの様な「銀河鉄道の夜」的な配色をイメージしていたのですが、
ストーリーが違うのですから、配色なんて違っていて当たり前です。
背景にも力が入っていたと思いますし、都市部の描写などはCADシミュレーション風のシーンもあって、現代的です。
気がついたことを一つ。
ブドリが世話になった赤ひげの所を後にする時、赤ひげが自分のトレードマーク的な帽子を、
ブドリに手向けとしてプレゼントしてやるのですが…。
猫キャラの赤ひげやブドリがかぶる帽子から上に向かって、耳だけは出ています。
帽子の作りはどうなっているのだろう?(余計な所が妙に気になる私です)
ブドリがその足で列車に乗り、イーハトーヴ駅に到着してその帽子を脱いだ時、疑問が氷解しました。
帽子に耳を通すための穴がちゃんと開いているのです。
これがまた…めちゃめちゃめんこい(可愛い)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_heart.gif)
もうひとつ。「銀河鉄道の夜」と、いくつかのキャラは重なっています。
どういうふうに重なっているかというと…いやいや、これは観てのお楽しみ。
個人的にはイーハトーヴの街でブドリとすれ違った盲目の「無線技師」が懐かしかった。
ストーリーに関しては…何をか言わんや…です。
クライマックス直前に、ブドリからネリを連れ去ったコトリ(子取り)が再びブドリの前に現れますが、
コトリは単に「ある人をある場所へ移動するだけの存在」として描かれているようです。
ブドリが噴火させたい火山へコトリに連れられて移動の描写のすぐ後、
不意な音楽の停止と共に噴火が無音の内に光で表現され、すぐに「その後」の描写が始まります。
ブドリがどのようにして火山を噴火させたかの描写はありません。
しかし原作者が言いたかったのは、この映画の中でも繰り返し使用されていた、
「雨ニモマケズ」や自己犠牲の精神でしょうから、細部はこれでいいのかもしれません。
私は不覚にも、ハンカチを使う事態となりました。そこまでして行くのか、ブドリよ…と…。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
「なぜそれがそうなったのか」が明確なストーリーではありません。
なんせ宮沢賢治の作品は「ファンタジー」だと思いますから、
「ATフィールド」なんてモノでなく、「感受性」を「全開」で観るのが良い映画だと思います。
そう、「ゴーストにゆだねて」みて下さい。
盲(めしい)だ婆さんのように「なんといういたわりと友愛ぢゃ」って所を感じて下さい。
ヌイのように「恐れや怒りに目をくらまされてはいけない。
皆ただそれぞれに、あるようにあるだけなのだよ…」な、率直な観念で。
因みに「エヴァ」も「攻殻」も「ナウシカ」も大好きな私です。あ、あと「蟲師」ね。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
以上、「グスコーブドリの伝記」レビューでした~。
配色に関しては…またまた「銀河鉄道の夜バイアス」かかりまくりの私は、
ほの暗い中の薄明かりの様な「銀河鉄道の夜」的な配色をイメージしていたのですが、
ストーリーが違うのですから、配色なんて違っていて当たり前です。
背景にも力が入っていたと思いますし、都市部の描写などはCADシミュレーション風のシーンもあって、現代的です。
気がついたことを一つ。
ブドリが世話になった赤ひげの所を後にする時、赤ひげが自分のトレードマーク的な帽子を、
ブドリに手向けとしてプレゼントしてやるのですが…。
猫キャラの赤ひげやブドリがかぶる帽子から上に向かって、耳だけは出ています。
帽子の作りはどうなっているのだろう?(余計な所が妙に気になる私です)
ブドリがその足で列車に乗り、イーハトーヴ駅に到着してその帽子を脱いだ時、疑問が氷解しました。
帽子に耳を通すための穴がちゃんと開いているのです。
これがまた…めちゃめちゃめんこい(可愛い)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_heart.gif)
もうひとつ。「銀河鉄道の夜」と、いくつかのキャラは重なっています。
どういうふうに重なっているかというと…いやいや、これは観てのお楽しみ。
個人的にはイーハトーヴの街でブドリとすれ違った盲目の「無線技師」が懐かしかった。
ストーリーに関しては…何をか言わんや…です。
クライマックス直前に、ブドリからネリを連れ去ったコトリ(子取り)が再びブドリの前に現れますが、
コトリは単に「ある人をある場所へ移動するだけの存在」として描かれているようです。
ブドリが噴火させたい火山へコトリに連れられて移動の描写のすぐ後、
不意な音楽の停止と共に噴火が無音の内に光で表現され、すぐに「その後」の描写が始まります。
ブドリがどのようにして火山を噴火させたかの描写はありません。
しかし原作者が言いたかったのは、この映画の中でも繰り返し使用されていた、
「雨ニモマケズ」や自己犠牲の精神でしょうから、細部はこれでいいのかもしれません。
私は不覚にも、ハンカチを使う事態となりました。そこまでして行くのか、ブドリよ…と…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
「なぜそれがそうなったのか」が明確なストーリーではありません。
なんせ宮沢賢治の作品は「ファンタジー」だと思いますから、
「ATフィールド」なんてモノでなく、「感受性」を「全開」で観るのが良い映画だと思います。
そう、「ゴーストにゆだねて」みて下さい。
盲(めしい)だ婆さんのように「なんといういたわりと友愛ぢゃ」って所を感じて下さい。
ヌイのように「恐れや怒りに目をくらまされてはいけない。
皆ただそれぞれに、あるようにあるだけなのだよ…」な、率直な観念で。
因みに「エヴァ」も「攻殻」も「ナウシカ」も大好きな私です。あ、あと「蟲師」ね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
以上、「グスコーブドリの伝記」レビューでした~。
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