夕方…年配女性のお客様にご乗車頂きました。
所は七北田…どうやら子供の頃からの友人宅に遊びに来た帰りのようです。
ご乗車頂くと、その友人が「後ろ影が見ゆるまでは…」とばかりに見送ってくれました。
さて行き先は…
お客様:「○○神社の隣の家ね~」
私:「○○神社ってぇと、△△の手前ね~」
お客様:「そうそう。でね、私も(名字が)△△って言うんだよ~」
私:「おや!そうなんですか~」
お客様:「そうなの。昔から住んでるからね~」
私:「そうなんですか~」
私が運転する車は粛々と進み…とある通りを横切る時…。
お客様:「そういえば昔、ここは鉄道が通っていてね~」
私:「ああ、軽便鉄道ですね~。私の小学校の教頭先生から聞いたことがあるんですよ~」
お客様:「あら、そうなの~。小ぶりだけど機関車だったのよ~」
私:「そうだったんですか~」
お客様:「私が小学校の頃は野村まで通ったんだけど…」(野村は△△よりです。今でも小学校あります。)
私:「はいはい…」
お客様:「中学校は七北田まで通ったんだよ…」
私:「うわ~、そりゃあ遠いや!」
お客様:「だからね、途中で馬車の後ろに便乗して怒られたり…」
私:「ええ…」
お客様:「お腹が空いたからと言って、途中の畑の野菜を食べたり…」
私:「怒られなかったんですか?」
お客様:「うん、不思議と怒られなかった」
私:「そうなんですか…」
お客様:「みんな貧しかったし、まだ子供だから大目に見てもらっていたのかもねぇ」
私:「…ある意味おおらかだったんですね…」
お客様:「その頃と比べると今の子供たちは可哀想で…」
私:「ええ、いろいろと縛りが多いですからねぇ」
お客様:「そうなのよ~」
私が運転する車は粛々と進み…とある川を橋で渡る時…。
お客様:「この川も浅瀬を選んで歩いて渡ったものだよ…」
私:「歩いてですか…なるほど~」
※私が「なるほど~」と納得するには訳があります。
私が小学校高学年~中学校の頃によく魚釣りに通った川なのです。
だからこの川の事は、このお客様同様、体で知っているのです。
お客様:「その頃は科学肥料なんてなくてね、肥を使ったものだよ…」
私:「私も爺さんの手伝いで肥運びしたことありますよ~」
私の母方の実家で体験済みです…といっても、
飼っているヤギの下に敷いていた藁(当然ヤギの糞尿交じり)を畑まで一輪車で運んだだけですが…。
ああ、魚釣りの餌(ミミズ)を取るために、堆肥をいじることには抵抗がありませんでしたから、
面白がってやったものです…。
お客様:「あら?そうなの。珍しいわね…」
そんな話をしている内に無事目的地到着…。
2千円からお釣りを渡そうとすると…
お客様:「いいよ~、コーヒーでも飲んで~」
私:「え?よろしいんですか?コーヒー代にしてはちょっと多いけど…」
お客様:「いいよ~」
私:心理的に三歩下がって押し頂きつつ…「はは~っ!では有難く頂きます~」。
お客様:「ありがとね~」
私:「はい、またよろしくお願いします~」
子供の頃に聞いた教頭先生の話がこんなところで役に立つなんて。
(教頭先生ご存命だろうか…いや、たぶん…生きていたら百を越えているナ)
お年寄りの古い話は時としてかなり面白いものです。
所は七北田…どうやら子供の頃からの友人宅に遊びに来た帰りのようです。
ご乗車頂くと、その友人が「後ろ影が見ゆるまでは…」とばかりに見送ってくれました。
さて行き先は…
お客様:「○○神社の隣の家ね~」
私:「○○神社ってぇと、△△の手前ね~」
お客様:「そうそう。でね、私も(名字が)△△って言うんだよ~」
私:「おや!そうなんですか~」
お客様:「そうなの。昔から住んでるからね~」
私:「そうなんですか~」
私が運転する車は粛々と進み…とある通りを横切る時…。
お客様:「そういえば昔、ここは鉄道が通っていてね~」
私:「ああ、軽便鉄道ですね~。私の小学校の教頭先生から聞いたことがあるんですよ~」
お客様:「あら、そうなの~。小ぶりだけど機関車だったのよ~」
私:「そうだったんですか~」
お客様:「私が小学校の頃は野村まで通ったんだけど…」(野村は△△よりです。今でも小学校あります。)
私:「はいはい…」
お客様:「中学校は七北田まで通ったんだよ…」
私:「うわ~、そりゃあ遠いや!」
お客様:「だからね、途中で馬車の後ろに便乗して怒られたり…」
私:「ええ…」
お客様:「お腹が空いたからと言って、途中の畑の野菜を食べたり…」
私:「怒られなかったんですか?」
お客様:「うん、不思議と怒られなかった」
私:「そうなんですか…」
お客様:「みんな貧しかったし、まだ子供だから大目に見てもらっていたのかもねぇ」
私:「…ある意味おおらかだったんですね…」
お客様:「その頃と比べると今の子供たちは可哀想で…」
私:「ええ、いろいろと縛りが多いですからねぇ」
お客様:「そうなのよ~」
私が運転する車は粛々と進み…とある川を橋で渡る時…。
お客様:「この川も浅瀬を選んで歩いて渡ったものだよ…」
私:「歩いてですか…なるほど~」
※私が「なるほど~」と納得するには訳があります。
私が小学校高学年~中学校の頃によく魚釣りに通った川なのです。
だからこの川の事は、このお客様同様、体で知っているのです。
お客様:「その頃は科学肥料なんてなくてね、肥を使ったものだよ…」
私:「私も爺さんの手伝いで肥運びしたことありますよ~」
私の母方の実家で体験済みです…といっても、
飼っているヤギの下に敷いていた藁(当然ヤギの糞尿交じり)を畑まで一輪車で運んだだけですが…。
ああ、魚釣りの餌(ミミズ)を取るために、堆肥をいじることには抵抗がありませんでしたから、
面白がってやったものです…。
お客様:「あら?そうなの。珍しいわね…」
そんな話をしている内に無事目的地到着…。
2千円からお釣りを渡そうとすると…
お客様:「いいよ~、コーヒーでも飲んで~」
私:「え?よろしいんですか?コーヒー代にしてはちょっと多いけど…」
お客様:「いいよ~」
私:心理的に三歩下がって押し頂きつつ…「はは~っ!では有難く頂きます~」。
お客様:「ありがとね~」
私:「はい、またよろしくお願いします~」
子供の頃に聞いた教頭先生の話がこんなところで役に立つなんて。
(教頭先生ご存命だろうか…いや、たぶん…生きていたら百を越えているナ)
お年寄りの古い話は時としてかなり面白いものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます