日々是好日記

仙台市のお隣富谷市在住「草香」のありさまです。

青根温泉に行ってきた。

2020年05月15日 | 温泉とか
宮城県では緊急事態宣言が解除されたとはいえ…

不要不急の外出や県外への移動の自粛は続いていて…
しかし…こう長く停滞していると…やはりどこか調子がおかしい…。
生産的な雰囲気に満ちた新緑の時期でもあり、
いつもならお隣の県へ温泉ドライブ…なんて時期のはずなのだけど…
自粛の意味や成果を感じつつも、
自分だけでなく母の精神衛生上の理由(どちらも移動好き)から、
今回はタイトル通り、県内「青根温泉」へ、平日午前中に行ってきた。
(私のミトコンドリアハプログループはB4で、「移動が命!」なんだそうです…あしからず)

久々のドライブは…ストレスが溜まっている人同士が車内にいる訳で…
母からの言葉が鋭かったり、配慮に欠けた発言が連発されたのだけど…
…そこは…それ…華麗にスルー(過剰に反応しない)を続けている内に、
感心は車窓の景色に移っていったようだ。
私は安全運転に集中。今日一日無事に運転して帰ってくるのが大前提だから…。

全ての窓を1/3程開けて走行するとちょうどよい気温。
空は…明るい曇りといった所。
走行ルートの環境が変わる度に車外から入ってくる匂いの目まぐるしい変化を感じられるのは、
私が元ライダーだからろうなぁ…なんて思いつつ淡々と走行。
(田の泥の匂い、杉林の匂い、雑木林の匂い、川の匂い、牛舎や鶏舎の匂いなどなど…)
ちなみに走行中のBGMは、朝川朋之さんのアルバム「森へ行く日」を選んだ。
ハープのソロによる潤いに満ちた…しかし華美に走らない楽曲達は、
この時期の風そのものと言って過言ではないと思う。

到着した「じゃっぽの湯」は、今月11日から営業再開中。
しかし、さすがに平日の午前だけあってお客さんはまばら…。
浴室に入っているのは数人という状態だった。
横長長方形の浴室にL字型の浴槽、カランは4つとコンパクトながら、
100%源泉かけ流し。微かなささ濁りのお湯が滔々と浴槽に注がれる。

温泉に入ること自体がかなり久しぶりだからなのか、体が温まるのが早いように感じた。
浴槽の縁に腰掛け、少し開けられている窓からの薫風で落ち着かせる。
薄曇りの天候もかかわらず、すぐ外に立っている楓の新緑が眩しい。
紫外線が多い時期なののだろうか…。
こんな時でも、私の体の中を膨大な数のニュートリノが通過しているんだろうなぁ…
…なんてことをぼんやり思う(感知できるわけがないよね)。

…体に堆積していた目に見えない諸々が、溶けて四散して行った…。


遠刈田温泉に降りてきて、とあるお店で大根おろし付きのざる蕎麦を食す。
風呂上がりで体の火照りがさめやらぬ中での冷たい蕎麦にため息が出る。
蕎麦湯と蕎麦茶を飲むことで体の温度はは程よくなり、腹がくちくなった。

帰りにとある道の駅やスーパーに寄ってみたが、客足が少し戻りつつあるようだ。
…といっても、新型コロナ前にくれべればだいぶ少なくはあるのだが…。
店内でマスクを着用していない人は一人もいなかった。
それにしても、こんな状況下でも物流が機能してくれているのはありがたい。

かなり久しぶりの温泉ドライブは…自粛で心に巣食ってしまった魑魅魍魎が、
全力で逃げ出すような効果があったのでは…と思うのであった
(←温泉好きの戯言です)。

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