日々是好日記

仙台市のお隣富谷市在住「草香」のありさまです。

一関市の千厩町に行ってきました。

2016年09月19日 | お酒の事とか
これがめあてです。



はい、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
「千厩酒のくら 交流施設」です。
2ヶ月ほど前に一度行ってみたのですが、月曜日でお休みだったので、
地元の酒屋で「玉の春」の本醸造を一本買って帰り、
とても気に入っていたので、機会があったら再度行くつもりでした。
…で、今回行きました。

その施設に隣接する駐車場が見当たらなかったので、
案内看板に従って「千厩新町 交流施設」の駐車場に駐めて、少し歩き…
近くの交差点に千厩の馬に関するパネルがあったり…
ちょっとクラシックな雰囲気の町並みは、ここが嘗て宿場町だったことを感じさせてくれます。
着物を着た人が歩いていても違和感がない町並みですが…
流石に平日の昼間なので人は見当たりませんでした。

ゆるゆると歩いて、石の門柱から「千厩酒の蔵〜」に入りました。
ちゃんと手入れされている庭木の向こうに白く目立つのは「西洋館」。
その隣に立派な玄関を持つ土壁の「母屋」
「西洋館」の裏手にいくつかの蔵がありました。
見学はこれらがメインのようだったので、まずは蔵をサラリと見た後、
売店が入っている「西洋館」に入ってみました。
どうやら裏で「母屋」とつながっているようです。

売店をサラリと見た後、「母屋」の玄関から入って見ました。
丁度昼時で、係の方は昼食中…失礼しました。
靴を脱いで上がり込んでみると…重厚感のある建物です。
二階も含めてくるっと軽く回り終わると…食事を終えた係の方が案内してくれました。
説明を聞きながらもう一度回ってみました。
面白かったところをいくつか上げてみますと…

○玄関から見て突き当りから左に展開する廊下。
外に向けて傾斜がついています。元は濡れ縁だったそうです。
雨で濡れても外側に流れるようにしてあるのね〜。
船大工さんの手によるものだそうです。

○廊下と庭を隔てるガラス窓。
手作り品だそうです。近代的なガラスと違って一枚ごとに違いがあり、趣があります。

○天皇家の方が宿泊したことがあるそうです。(どなたがいらしたかは…失念しました)
その時のために増設した部屋、風呂、トイレがありました。
いろいろと気遣いが行き届いていました。

○二階の大広間
まぁ、広いこと…。数多くの畳の内、2枚だけ「1.5畳」サイズがあります。
それを探すのも面白いです。

一通り見終わって、「母屋」と「西洋館」の接続部に戻ってくると…
囲炉裏を見つけたのですが…床より一段低いのです…
「なんでこんなに低いところに囲炉裏が?」と思ったのですが…
掘りごたつなんだそうです。テーブルがなかったので、気づきませんでしたが…なるほど。
実際に座ってみると、「かかと」に当たるところが一段横に深くなっていて、いい塩梅でした。
これもまた船大工さんの手によるものだそうで。

さて、じっくり見学させていただいた後、目当ての酒を…「あれ?四合瓶しかないの?」
って思わず言ってしまったら…係員の方がすかさず「今持ってきます〜」。
奥に行って一升瓶を持ってきてくれました…お手数かけてすみません。
前回買った本醸造とは違うようで、「蔵」と名の付いたヤツでした。
係の方に礼を言って「千厩酒のくら 交流施設」を後にしました。

実はこの後、気仙沼まで足を伸ばしたのです。
それは次回…。

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