日々是好日記

仙台市のお隣富谷市在住「草香」のありさまです。

七ヶ浜に行ってきました。

2011年06月03日 | 地震、災害、復興とか
親戚誘ってランチ行きました。

私の母と、その弟(私にとっては叔父さん)、そして私の休日が珍しく合ったので、
ランチに塩釜へ行くことにしました。
まだ津波の爪痕が残る塩釜市内で食事をとり、近場を軽くドライブ…ってことで、
七ヶ浜へ向かいました。

最初は見晴らしの良い君が岡公園の物見台から高見の見物…
むむ…公園から南方面は海から霧が上がってきているのですが、
風は北西から…公園のあたりで丁度せめぎあっている様子でした。
したがって、南側の展望は霧で真っ白…北側はしっかり見える…こんなこともあるんだなぁ…。
被災したであろう沿岸の港は霧でボヤけていました。

吉田浜へ移動…崖の上を走る道路から浜へ下る途中、
見晴らしの良い所の路肩が小さな公園になっていて、簡易なベンチやテーブルが置かれている…。
そこから見る分には視界に海が広がって…でも、集落の方を見ると…、
家が基礎を残して無くなっていたり、残っている家でも、流された船にぶつかった形跡があったり、
構造体を残して外壁内装がすっかり流されている家があったりで、
津波の威力と恐ろしさを再確認…しばし言葉を失い、呆然とする有様…。

今月11日で震災から3ヶ月になろうってのに、この状態じゃあ半端ない時間がかかる。
こから必要なのは「継続」だろう。肌身に沁みました。
ゆりかもめが何事もなかったように飛び去って行きました。

そんな様子を見ていた時、不意に思い出された曲は…
加古隆さんのアルバム「エスタンプ・ソノール」の中の「沖浪裏」~「夜の泊」でした。
以前はこの曲から、合唱曲「親しらず子しらず」を連想していたのですが、
今回の様子を見てすっかり変わってしまいました。
津波被害の壮絶さと、「普通に暮らせること」のありがたさを改めて感じました。

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