P波で分かる！？

最近余震が多いせいか…

地震の時真っ先に、P波ってのが来るそうです。
どうやら揺れが来る前に（私の感覚では）「ビビッ」と来るヤツ（ストロークの短い振動）がそれらしいです。
「余震のある生活」に慣れて来たせいか、その「ビビッ」で、
次にくる揺れが大きいか、大したこと無いか分かるようになってきたのは、
きっと私だけではないと思います。

昨日深夜の大きい余震の時、私は仕事から帰り、ブログ用の文章をタイプしていました。
そんな折、例によって地面から「ビビビッ」ときました。
ストロークが短いけど力強い振動だと感じたので、次の揺れが大きいと直感しました。
手近にある落下しそうなものに手を添えた時、「ドドドドドッ!!!」と縦揺れが来ました。
３月11日の縦揺れ→横揺れのパターンと違い、ほぼ縦揺れオンリーで、きっと震源地は近いと思いました。
見る間に鴨居にかけてあった額縁入りの賞状や写真が落下。その内１つはガラスが割れてしまいました。
収まらない地震はない…そのままの姿勢でいると、フッと明かりが消えました。停電。
それから更に30秒程揺れていました。

やっとそれが収まると、2階の部屋で眠っていた両親が起き出して来ました。
階段を降りてくる音がしたので、「停電している。足元気をつけて！」と声をかけました。
それぞれに懐中電灯を手に1階の居間に集まり現状確認。
この間のに比べたら楽なものでした。しかし…当然のように停電。水も出ませんでした。
2階の自分に部屋に入ろうとすると…ん？扉が開かない…
ははあ、きっと扉の裏側にあるCDラックが倒れてバリケードになってるんだな…
ちょっと扉を強く押してみると、「バリバリ！チャラン…」と音がしました。
どうやらCDラックのガラス戸が落ちて割れているようです。
更に強く押してみると、幸いなことに倒れたラックが奥に進んで中を伺うことが出来ました。

前回の地震の時はCDラックも本棚も中身がすべて飛び出していたのですが、
今回は大体半分ぐらいで済みました。
ただ、明らかに「揺れ方」が違っていた様で、
前回落下しなかった洋服タンス上の空き箱やカホンが落下していました。
すべての部屋の中で…やっぱりCDや本が多くある私の部屋が一番ごちゃごちゃでした。
「灯りがつかなくてよく見えないのだから、今片付けたって仕方ない…更に余震もあるだろうし」家族でそう結論がつき、
とりあえず通路だけ確保。水の元栓や電気のブレーカーを落とし、眠ることにしました。
私もスリッパを履いて部屋に入り、割れたガラスに気をつけながら「足の踏み場」だけを作って、眠ることにしました。
余震P波のたびにパチッと目が覚めますが、すぐに程度が知れるので、さほどビクつく事なく眠ることが出来ました。

…さて、翌日のことは次回に…