濡れた山道を
滑りゆく車輪
アクセルを吹かし
山頂へと続く
坂道を登る
そぼ降る雨が
茂る青葉に寄り添い
どの葉からも
無数の雫を滴らせている
移り気の早い山の空
埃を巻き取った雨はやみ
抜けるような
青空を覗かせたかと思うと
一瞬にして
白い霧に包まれる
まるで
女心と秋の空
私の心も・・
友達との
弾む話の隙間に忍び込む
まだ忘れ得ぬ人
会話に笑みを残しつつ
逸らした目は
切なさの影を車窓に落とす
心は今 セピア色
あの頃の
ふたりを映す琥珀色
途切れた愛の
その後を紡ぐのは夢
呼び戻されて目が覚めて
儚い心の風景に
別れを告げた
～皆様へ
～
いつもご覧くださり
本当にありがとうございます
生まれたての詩を綴って行くことこそが
自然体の私の楽しみなんです
綴る詩のどれかひとつでも
皆様の心に届いたのなら幸せに思います。
追伸
一身上の都合により
コメント欄を閉じさせていただくことにしました。
暖かな言葉をお寄せ頂いた皆様には、
心から感謝しております。
本当に本当にありがとうございました
風香・・
