ＯＯＯ 第41話印象

先週右手アンクをごっそり持って行かれてしまって待て次回、だった続きから。
クスクシエの外に飛び出した比奈ちゃんと映司が目にしたのは…右手アンクを取り込んで完全体へと変化した本体アンク…！！
ところが、完全体になったはずがメダルが足りないことに気づく本体アンク…！
というわけで、簡単に印象のみにて参ります。

先週アンクが持って行かれ、刑事さんの体だけが残されてしまった…！
本体アンクは右手アンクを取り込み、完全体に戻ったかに見えましたが、なんとギリギリのところでアンクは比奈ちゃんにメダルを託していた！
メダルを求めて襲撃する本体アンクから逃げる映司と比奈ちゃん！

地下に逃げ込みますが、本体アンクの追跡はかわせず。
かといって変身できるメダルは…。
映司は比奈ちゃんからタカメダルを受け取り、自らの体内のメダルを呼び出してプトティラコンボに変身！
しかし、完全体まで後１枚本体アンクの力は圧倒的で、どうにもオーズには分が悪い！
と、本体アンクの中で右手が言うことを聞かない…！？
まだ自分になじもうとしない右手アンクの気配に、本体アンクはとどめを刺さずに飛び去ります。
映司と比奈ちゃんはなんとか本体アンクから逃れることはできましたが…。

クスクシエでは、アンクではなく泉信吾＝刑事さんが知世子さんの前に現れます。
そして、映司と比奈ちゃんが戻ると、刑事さんはアンクが必死で隠したメダルホルダーをベッドの下から取り出し、アンクが憑いていた間のことはおおよそ分かっていることを話します。
何もできない辛さを知っているからこそ、戦いを手伝いたいという刑事さんですが…。

映司は模擬訓練として刑事さんに手伝ってもらって変身のお稽古開始。
しかし…アンクと違ってメダルを投げるタイミングと距離感がなかなかうまくいかない。
メダルの選定はばっちりでも、受け取れなければなかなかに…。
その上、３枚コンボは消耗が激しいので、どのタイミングで使うかが難しい…と刑事さん。
まさか真っ昼間から変身して特訓するライダーを平成版で見られようとは！！
もしかして…クウガのキック練習以来なのでは！？？
いや、クウガの時は五代くんの姿で練習してましたから、変身はしてなかったんですよねえ。

この様子をモニタリングしているのは鴻上会長と後藤さん、そして里中さん。
アンクの消滅によってグリードの手を借りずにすむことになった…これは果たして吉か凶か？
里中さんがハッピーエンドであると断言するのに、ビジネスライクすぎると後藤さんが険しい顔をしますが、泉家にとってはたしかに何の問題もなし…。
さて、会長が心配しているのは実はグリードではなく人間でありながらメダルを取り込んでグリード化したもの…。
ドクター真木もですが、もちろん視野に入っているのは映司のはずですが…果たして…？

さて、特訓の後は比奈ちゃんの手料理登場。
しかし…日常生活に戻った比奈ちゃんと刑事さんの姿を前に、映司は別のことを考えています。
比奈ちゃんと刑事さんには、これ以上メダルにかかわる必然性がない…と。
それでも比奈ちゃんはアンクのために何かしようとしてくれている…。
だからこそ、巻き込むわけにはいかないと考える映司。
そして…映司の体には少しずつ異常が…？
少なくとも、料理の味がわからない…味覚が狂ってきていることに気がついたように見えますが…？？？

まだなじまない右腕にいらだちを隠せない本体アンク。
その前に現れたのはドクター真木。
ドクター真木は目覚めていた時間が長い分だけ、右手アンクの意志が強いことを示唆します。
ただし、取り込まれるのは時間の問題だというのですが…。
ドクター真木もメダルを求めていることには違いなし…。
水筒から氷を出し、セルを投げてヤミーを作り出すドクター真木。
えーと…アンキロサウルス？？？？

泉邸＝マンションをでた映司は、比奈ちゃんたちを巻き込まないためにクスクシエからも出ることを決意。
知世子さんに置き手紙を残してクスクシエを後にします。
そして、最期の瞬間、自分に助けを求めたアンクを助け出すことを決意…。
本体アンクに取り込まれた後も、まだアンクの気配があること…これだけが映司の最後の希望です。
意を決して映司は唯一人歩き出しますが…。
その前に現れたのは後藤さん！
自分はグリードであるアンクを助けようとしているという映司に、後藤さんは俺はおまえを助けると断言！
伊達さんから託されたものを、しっかりと受け継いでいることを映司に示します。
アンクの気配を求めて二人は歩き出すのですが…。

２人の前に立ちはだかったのはアンキロサウルスヤミー（たぶん…）。
アンクを助けるべく変身する２人ですが…ですが…コンビの相手なしにはフォームチェンジもままならないオーズ！！！
えええーーーーーっっっ！？？
いや、過去…これほど変身に手間取るライダーっていましたっけねえ…。
これまであまり考えてこなかったけど、オーズのシステムってほとんど欠陥品も良いところですよ。
ってことは…800年前のオーズもアンクなしには実は役立たずだったんじゃないのかなあ…。

オーズが役に立たないと分かったから…ではないでしょうけれど、後藤さんが孤軍奮闘！
バースがヤミーを押さえ、その好きにアンクを助けろと後藤さんは変身解除してしまった映司に先を急がせます。
まあ、役に立たないオーズを守りながら戦うより、セルに特化したバースでヤミーを…という方が得策と見たってコトでしょうか。
でも、もし今回のヤミーがプテラヤミーと同じような力を持つヤミーだったら、バースでは対抗できないんじゃあ…。

不安を思いっきり抱えた状態で、アンク救出のために走り出した映司。
しかし、その映司の前に立ちはだかったのは…ドクター真木！！
私がしたいのは紫のメダルの話です…と、映司からメダルを奪う気満々のドクター真木！
この場合は…コアの少ない右手アンクより多い本体アンクの方が優位だったように、グリード化したドクター真木の方がまだ人間の映司よりもアドバンテージがあると言うことでしょうか？
あるいは、メダルを受け入れる気満々のドクター真木の方が…？？？
というわけで、待て次回。

アンク不在の今回…アンクが消えないためにいろんな保険をかけていたことが判明。
比奈ちゃんにタカメダル１枚を託していたこと。
他のコアメダルはメダルホルダーごと部屋に隠していたこと。
これって…アンクが「映司なら必ず自分を助けようとする」と信じていたことを指してるようですよ。
少なくとも、アンクが頼れるのは映司と比奈ちゃんだけですから、まさに藁にもすがる思いで可能性を残したともいえるのですが…。

さて、映司は比奈ちゃんを残してその可能性を１人で拾いに行く決意を固めます。
が、まさかこれほど単独のオーズがお役に立たないとは…！！！
いや、平成ライダーはじまって以来の役立たずぶりに、あごが外れそうでしたよ…。
アンクあってのオーズだったんですねえ…ほんとに…。
刑事さんがアンクの知識を受け継いでメダルの属性を考えて…というのは納得ですが、それでもアンクのかわりには慣れないことがちゃんと描かれてるわけですね。

さて、アンクにとっては…刑事さんが意識を取り戻して日常生活を送れると言うことは、実は帰る場所がないと言うこと。
そして、自ら帰る場所を捨ててきた映司もまた、帰る場所を持ちません。
いや、帰ろうと思えば帰れるけど、あえて帰る場所を捨ててくるという選択は…比奈ちゃんたちを巻き込まないため…。
ある意味映司はただ１つの目的…これは果たして欲望と言うべきなのか…に向けて動き出したわけですね。
１つの目的のために他の全てを捨てるというのは、欲望なのでしょうか、それとも…？
誰か（人間）を助ける…という目的から、グリードであるアンクを助けるために動くことで、映司の中に何か変化があったとしたら、それは映司がグリード化する可能性を高めるかもしれませんしねえ。
というわけで、来週も楽しみです。

風水