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~なべて世はこともなし~
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ディケイド 第28話・第29話印象

2009-08-26 22:50:02 | 特撮雑感:DCD
遅ればせながら、ようやく観ましたディケイド。
ブランクが長すぎてすっかり前の話を忘れている気がする…のは気のせいでしょうか。
関西では丸々2週間放送がなかったですからねえ…こんなの初めてですよ。
高校野球は好きですが、毎年のことですが…もうちょっと何とかならないのかなあ…。
というわけで、アマゾンの世界前後編、まとめて簡単に印象のみにて参ります。

アマゾンが野生児に見えないのは、まあ…仕方がないでしょう(苦笑)。
アマゾンの世界は、人類すべてが大ショッカーに入ってライダー殲滅を目指しているようです。
ツカサは野球のユニフォーム姿になってますが。
人々の挨拶が右手を挙げて「イーッ!」って…。
いや、多様な意見を一切認めない独裁世界のモデルという感じでしょうか。
異端分子を見つけると呼子で知らせると大ショッカー戦闘員が飛んでくる…すさまじい。
人が人を疑う世界か…というツカサのセリフが見事です。

この世界でツカサたちを助けたのがアマゾン。
なぜかアマゾンのアジトが光写真館で、モグラ獣人は…おじいちゃんが代役…?
何というか…もうちょっとやりようはないんでしょうかねえ…。
アマゾンの奥地から世界をめぐって安住の地を探し、日本に着いたときにゲドーとの戦いに巻き込まれ、アマゾンとなって戦ってきたようです。
そこに大ショッカーが現れたのでしょう、アマゾンは一人大ショッカーと戦ってきたとのことです。
オリジナルよりかなり印象が幼いというか…世界をめぐってきたように見えないのはご愛敬。
それでも、人を信じようとする純真な魂の持ち主なのがわかるのが良いかも。
これで…もうちょっとお腹からから声を出してくれたらなあ…。

鳴滝、「おのれ大ショッカーめ…これも全部ディケイドのせいだ!」って、すでにこれはネタですよねえ。

さて、大ショッカースクールの優等生くんがマサヒコ。
彼はアマゾンをだましてアジトを突き止めるようにとアポロガイスト・十面鬼から命じられます。
だますのは悪いことのような気がする…とためらうマサヒコに、アポロガイストは真の正義のためなら私は自分お手を汚すことも辞さないと、マサヒコの背中を押します。
大ショッカーに追われている風を装ってアマゾンに助けてもらったマサヒコ。
ツカサは思いっきり疑いのめを向けて尋問口調で迫りますが、アマゾンはマサヒコを信じると…。

しかし、案の定マサヒコはアマゾンのアジトに着くなりGPS付き携帯で大ショッカーに通報。
ところが、現れたアポロガイストはマサヒコもろともアマゾンたちを片付ける気満々。
ツカサ・アマゾン・ユウスケのトリプル変身…アマゾンの変身が弱々しくてちょっとくらくら。
いや、期待してなくても力が抜けます(苦笑)。
ここで現れた敵が魔化魍なのが何というか…どういうセレクトなんだろう…?
久しぶりに見るアマゾンの噛みつき&大切断に、平成版はCG&遠景にしてえぐさをちょっと薄くしたなあ…(苦笑)。

ディケイド、前回夏みかんちゃんを生き返らせたパーフェクターを取り出して、アポロガイストにこれがないと寿命を延ばせないんだったなと(見えないけど)にやり。
アポロガイストの目の前でパーフェクターを撃ち抜いて破壊します。
こういうところがツカサらしさだなあ…と思いますが、アポロガイストは怒り心頭です。
ディケイドを狙ったアポロガイストの銃弾がマサヒコに当たりそうになったとき、アマゾンがマサヒコをかばって変身解除。
そのアマゾンをかばって戦うユウスケが紫のクウガに!
赤いクウガのキックも好きですが、久しぶりの大剣を振るう紫のクウガに痺れた私をお笑い下さい。
そのスキに、なんとマサヒコがアマゾンのギギの腕輪を奪って逃げる!
ギギノ腕輪を持って帰れば、大ショッカーは再び自分たちを受け入れてくれるはずだというマサヒコ。
命懸けでかばって信じた者に裏切られたアマゾンの衝撃が伝わりますよ…。
その間にカイトーが乱入してアポロガイストたちを攪乱し、ツカサたちは何とか逃げおおせます。

カイトーの前に現れた鳴滝、カイトーにカードと引き替えにディケイドを倒すように依頼。
しかし、カイトーが約束を守る可能性は限りなく低いと思いますねえ。

大ショッカースクールの保健室に逃げ込んだツカサ&夏みかんちゃん。
そして、遅れてユウスケとアマゾンが駆け込みます。
そこには、マサヒコとお父さんが野球のユニフォームを着て笑っている写真が…。
保健室はマサヒコの姉リツコの管轄なので、あったようです。
ここに入ってきたリツコ、結局呼子を使ってショッカーを呼び、ツカサたちは再び逃げまどうことに。

ようやく光写真館に帰り着いたツカサたち一行。
しかし、光写真館は徹底的に荒らされており、アマゾンは自分の安住の地がなくなってしまったと嘆きます。
そのアマゾンに一緒に別の世界に行こうと誘うユウスケですが、夏みかんちゃんはこれに反論。
マサヒコの写真ではマサヒコは満面の笑みでユニフォームを着ていた。
同じユニフォームをツカサが着ていたということは、この世界でのツカサの役割はマサヒコの笑顔を取り戻すことではないのかという夏みかんちゃん。

そのころ、ギギの腕輪を奪って大ショッカーに戻ったマサヒコ。
すぐに十面鬼のもとに現れなかったのは、本当に受け入れてくれるかどうかがわからなかったから…と正直に話します。
マサヒコにもちろんだと告げた十面鬼とアポロガイストですが、ギギの腕輪が本物とわかると掌を返します。
ギギの腕輪とガガの腕輪の力で全人類怪人化計画を進めることを宣言し、マサヒコを驚愕させます。
そして、なんとマサヒコを怪人に改造しようと…。

今まさに怪人に帰られようとするマサヒコを救ったのは、カイトーの連絡を受けたツカサとユウスケ。
マサヒコから全人類怪人化計画を聞いたツカサは、計画は自分が阻止するとマサヒコをツカサに預けます。
無事姉リツコと再会できたマサヒコは、リツコに自分たちは大ショッカーにだまされていたのだと言いますが、リツコはにわかには信じません。
そして、アマゾンの所在を聞くマサヒコに、ユウスケはアマゾンがもう誰も信じられないと言ったことを伝えます。
アマゾンがこの世界を去ろうとしているのは、自分がひどいことをしたからだと悟るマサヒコ。

光写真館で失意のアマゾンのもとに、ユウスケとリツコが駆けつけます。
リツコ、これまでのアマゾンへの仕打ちを棚上げして、アマゾンにマサヒコを助けて欲しいと懇願します。
マサヒコはアマゾンのためにギギの腕輪を取り戻そうと出て行ってしまったというのです。
えらく自分本位のお願いですが、これをちゃんと聞くのがアマゾンのアマゾンたる所以でしょう。

ギギの腕輪を手に入れた十面鬼はガガの腕輪とセットで古代エネルギーを使って人間を怪人に変えてしまいます。
ディケイドはその計画を止めるべく真っ向からキック攻撃!
それを受け止めた十面鬼ともども吹っ飛ばされます。
衝撃に変身解除してしまうツカサ、そして倒れる十面鬼。
倒れた十面鬼に駆け寄ったのは…なんとマサヒコ!
マサヒコは十面鬼の腕からギギの腕輪を奪い取ろうとしてはね飛ばされますが、これをツカサががっちりキャッチ。
マサヒコは無事でした。

そこに、リツコの懇願を受けたアマゾンが現れて駆け寄ります。
アマゾンに奪い返したギギの腕輪を差し出したマサヒコは、この世界を救って欲しいとアマゾンに頼みます。
それをきいたアマゾン、両手を組み合わせて「マサヒコ、ともだち」と…。
マサヒコもまたアマゾンと同じく友達の印を両手で作る。
オリジナルアマゾンファンにはおなじみですが、知らない方には何かわからないだろうなあ…。
いや、良いシーンなんだけど、アポロガイストのツッコミがナイスでした。

マサヒコという友達を得たアマゾン、ギギの腕輪の力で再び変身!
ディケイドとともに世界を守るべく立ち上がります。
宿敵十面鬼と戦うアマゾン、そしてなぜかカイトーのカードにガガの腕輪が顕在化し、これはディケイドの所へ!
ディケイドとアマゾンのタッグの前に、ついに十面記は敗れ去ります。

ようやく安住の地を得たアマゾン…。
アマゾンの衣装よりユニフォームの方が自然だよ…と切なく思ったのは内緒です。
アマゾンの最初の衣装がねえ、オリジナルほどかわいく見えないのはなぜでしょうねえ。
袖口のびらびらがないせい?
それともパンツがスパッツなみに長いせいなんでしょうかねえ…。
ああ、オリジナルはリツコからのプレゼントだったんだ…。
それで平成の衣装が今ひとつしっくり来なかったのかなあ。

さて、まだ安住の地が見つからないディケイド=ツカサ一行。
光写真館のスクリーンは…今度はライダー大戦ですよ…。
どうやら大詰めというか…ラスト2話でどうやってまとめるのか不安一杯ですよ。
で、決意を新たにする鳴滝…このネタまだつづくんですね(苦笑)。
でも、それも最後のようですよ。
というわけで、待て次回。

次回予告にオリジナルの剣崎一真が登場!
すみません、ものすごく燃えました!!
劇場版ディケイドで最後に登場したのが誰かわからなくて、テロップを観ても津上翔一だとは思えなかったクセに、剣崎くんは一瞬で見分けられるのか私…!!
ええ、大好きですよ剣崎くん。
世界を救うために自らをアンデッドに変え、永遠に彷徨う運命を背負った彼は、平成ライダーの中でももっともライダーらしいライダーでした。
もう一度、今度はオリジナルに会えるとは…!!

というわけで、どこが簡単なんだか…という印象でした。
アポロガイスト…セリフが憶えられないので正確ではありませんが「人類にとって迷惑な存在」であることが彼の誇りのようです。
予想をはるかに超える大物ぶりで、この調子だと最後の敵として頑張ってくれそうですよ。
十面鬼…顔が十個あるかどうかが確認できず(苦笑)。
オリジナルのアマゾンではあまりの怖さとシュールさに正視できませんでしたが、平成版はお面をかぶった顔だったせいか、ちっとも怖くなかった…。
いや、これは別にいいけど。

アマゾンの世界、実はかなり心配していました。
が、予想外なまでにきれいにまとまっていて、よかったです。
もちろんツッコミ所はたくさんありますが、オリジナルアマゾンを踏襲する…どこにも居場所がない不安を抱えながらも、大ショッカーと孤独な戦いを続けるアマゾン…。
アマゾンがようやく受け入れられ、安住の地を得るという展開は、王道ではあるけれど、それ故の良さが出てましたねえ。
いや、リツコの「マサヒコを助けて!」とか、マサヒコがいきなり「この世界を救って」と言い出したのには驚きましたがねえ…。
お父さんが死んだ心の空白を、大ショッカーで埋めるなんてアリ?とか、ツッコミ所はありありですが、ディケイド的には何でもありなんでしょうか。
ツカサの大ショッカーの世界への批判とアマゾンへのラブコールは毎度ながらやってくれます。

さて、最後はおそらくディケイドのもとの世界だとは思いますが…どうやって終わらせるんだろう…。
いろんな意味で回収されていない伏線を思うとドキドキです。
劇場版とは別のラストに期待ということで。
録画は本日放送分もう1話がありますが、それはまた後日に。

風水


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