大決戦！超ウルトラ８兄弟

ウルトラは幼少時代大好きで見てましたが、平成ウルトラはまったく見ておりませんでした。
友人から何度も薦められつつ、なんとなく見ないままだったのですが、「南夕子が登場」と聞いて、テレビシリーズのメビウスを思わず観ましたら、良かったのですよウルトラマンメビウス！
良さに気付いたのがメビウスの最終クールだったのは幸か不幸か(苦笑)。
幸いにして、ＣＳでメビウスをようやく通しで観ることができました。
改めて、良かったです。

さて、ちょうどＣＳでメビウスが終了した前後に「大決戦！超ウルトラ８兄弟」情報が入ってきました。
メビウスは大好きだけど、他の平成ウルトラシリーズはまったく見ていません。
かなり悩みましたが、やっぱり観たい！と思い、ついに劇場に足を運びました！
本日は代休、明日からの連休には仕事が入ってるので映画が観られるかどうかは微妙。
行くなら今日しかない！！
と、意を決して劇場に足を運びました。

個人的にはいろんな意味でラッキーでした。
まず、パラレル設定だったのでメビウスを除いて平成ウルトラをほとんど見ていない私にもストーリーは実にわかりやすかったです。
そして、往年のファンを喜ばせるこのキャストと演出の数々！
昭和ウルトラ大好きだった私には猛烈にツボでした(苦笑)。
おそらく、ウルトラマンについてほとんど知らない方が観ても十分楽しめると思います。

ウルトラマンの存在しない世界で、ウルトラマンに夢中だった３人の子供たち。
ダイゴ、アスカ、そして我夢…それぞれが自分の本当の夢をあきらめて、今を生きている。
彼らのまわりには夢をあきらめない人たち…ハヤタさん、団さん、モロボシさん、北斗さんが…。
そんな世界に、突如異変が…。
異変の中、ダイゴは怪獣と戦うウルトラマンの幻を見る…そのウルトラマンこそがメビウス…そしてヒビノミライでした。
ダイゴはミライと出会うことで、自分がいる世界とは別のパラレルな世界が存在し、そこにはウルトラマンがいることを知ります。
ところが、何度目かの異変で、ついにミライがダイゴの世界に紛れ込んでしまいます。
かくして、ダイゴは不思議な少女の言葉に導かれ、ミライとともに７人の勇者を捜すことに…。

物語はダイゴ視点で繰り広げられます。
本当の夢をあきらめたダイゴ、そのダイゴが７人の勇者捜しを通して、自分の夢を、自分の本当の姿を見つけていく…という展開です。
これが…いろんな意味で子供よりはむしろその親世代直撃でしたねえ。
もちろん子供たちへのメッセージもしっかり込められていますが、それ以上に大人たちへのエールにもなっているなあと思いました。
いろんな意味で胸が熱くなり、そして、観終わって「観て良かった」と言える映画でした。
ＥＤテーマも良かったですねえ。
未見の方にはぜひぜひご覧いただきたい一本です。

風水