All's Right with the World!

~なべて世はこともなし~
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父の日に思う

2008-06-14 23:55:53 | 日々雑想
明日は父の日、ということで、実家まで足を伸ばして父に娘どもからの1日早いプレゼントを渡しました。
冷房嫌いの父のために、長袖シャツを贈りましたが、「酒かの?」という淡い期待に応えられなかったことを白状します(苦笑)。
実家では今日から田に水が入り始め、田植え準備が本格化しつつあります。
農繁期突入ですね。

七十の坂を超えた父は、話し好きで話し上手、ユーモアのオブラートに包んでけっこうとんでもない話を面白おかしく聞かせる才能の持ち主です。
子供が皆自立して悠々自適の生活…といいたいところですが、七十の坂を越えてもいまだ現役で働いております。
農業には定年がありませんもので(苦笑)。

さて、その父が、今年やや気の重い役職に就きました。
前任者が色々あって辞任されたため、後任探しが難航を重ねたのだそうです。
もともとはもっとお若い人に回るはずだったのですが、紆余曲折の末に父にお鉢が回ってきました。
「なかなか皆口が達者で…」といつもの調子で冗談めかしてはおりましたが、紆余曲折の間にはずいぶん心ないことを言われたりイヤな思いをしたらしい…とは母の言。
この役に就くと、慣れない背広を着て会議に週一回ペースで出席しなければなりません。
会議に出る間は、当然家の仕事は出来ませんから、この役を頼みに行った先々では「そんなヒマなはない」とすさまじい剣幕で追い返されたとか…。
「あんな言われ方をするくらいなら、自分で引き受けた方がマシ」と、結局人に頼むのをやめて役を引き受けたのだそうです。

今日実家に帰ると、真新しい夏用の背広が衣紋掛けにかかっていました。
七十の坂を越える今まで、宮仕え経験のない父が夏用の背広など持っているはずもなし。
会議出席は背広着用が義務づけられているのだそうで、やむなく新調したのだそうです。
「昨日買うてきたら、今日同じ店の安売りの広告が入ってね、にくたらしい」と母。
「これで死ぬまで衣装は買わなくてよろしい」と、父の方はすましておりました。
父の苦労話は母からしか聞こえてきません。
当の本人は、いつもの調子で面白おかしく話してくれるので、苦労が苦労に聞こえないせいでしょうか(苦笑)。
「今死んだら、大きい葬式ができる」とロクでもない冗談を言っては、「葬式の大きいのなんか自慢にならない」と母を怒らせています。

さて、父は六十を過ぎてからも新聞を読むのに老眼鏡がいらないのが自慢でしたが、眼科検診で実は近眼!なのが発覚して衝撃を受けたという楽しい経験をしております。
去る5月、母が白内障の手術を受けました。
両眼とも無事に手術成功、現在は視力が回復したとよろこんでおります。
が、昨日の検査でなんと近眼であることが発覚、父に続く衝撃を受けております。
うちの姉弟3人はもれなく近眼ですが、両親は視力が両眼とも2.0と自慢しまくったタイプ…近眼の衝撃はかなり大きかったようです。
なんでも医師の話によると、年を取ると普通は近眼にもなるのだそうです(苦笑)。
白内障の時はそもそも視界が濁っていたので、近眼には気が付かなかったのこと…今は卵子も入ってることがわかってため息をついています。
何はともあれ、両親には元気で長生きして欲しいと願ってます。

風水


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