真剣者 第30話印象

本日はことは＆流ノ介メイン回。
二人が学校に潜入捜査を…ということで、転校生と教育実習生として学校へ。
お留守番の千明が動物園の熊のように行ったり来たり…心配なのがわかりますよねえ（苦笑）。
そして、なだめ役は源太。
千明と源太って、源太が引退しようとしたときには千明がなだめに行ったりと、ほんとに仲良しですねえ。
というわけで、簡単に印象のみにて。

突然転校生ということで白鷹学園なる高校にやってきたことは。
やけに大きな真っ黒のカバンを持っている…？
そして、教育実習生ということで流ノ介がメガネ姿で登場？
ことはは現役高校生の年齢だから、そして、流ノ介は…やっぱり現役大学生の歳だからなのでしょうか？
それとも…歌舞伎役者で実は教職課程を学ぶ大学生だったという隠し設定でも…！？？
後で千明が殿に「正式に転校ってワケにはいかないが…」と言ってるところを見ると、二人とも「正式に」転校生・教育実習生として送り込まれたのでしょう。

いきなり挨拶で教卓におでこを打ち付けて笑いを取る流ノ介。
しかし、生徒の半数は無反応…！？
教室に素早く視線を走らせ、ことはと視線を交わす流ノ介。
ということは、流ノ介は反応を見るために技と大仰に挨拶して見せたということですね。
担任のトツカだったかトガワだったか忘れましたが先生によると、これまでは学校でも一番元気の良いクラスだったとのこと。
それが、おとなしくなったのでやりやすくなったって…いや、絶対おかしいでしょ…。

さて、回想シーンでナナシ連中と戦うシンケンジャー。
ところが、ナナシ連中が襲ってきているのに無反応の高校生が多数。
それどころかナナシ連中をかばうように立ちふさがり、ついにナナシ連中を取り逃がしてしまうという事態が…。
しかし、肝心の高校生たちはまったく無反応で、どうやら同じ高校の生徒らしい…。
というわけで、潜入捜査がはじまった模様。

志葉家では千明が心配のあまり（？）熊のように行ったり来たり（苦笑）。
殿が諫めても茉子ちゃんになだめられてもおさまらない千明。
じいと源太も落ち着くようにいいますが、まあ、落ち着きませんよねえ。
その千明を、ダイゴヨウも付けてあるからと慰める源太。
どこに？と思ったら、なんとことはのばかでかい黒カバンの中身がダイゴヨウ！！
隣の席の女の子に「それなに？」と聞かれて「お弁当！」と答えることは。
昼休みに一緒にお弁当食べよう、とかいわれたらどうする！？？と思わず突っ込みそうになりましたよ（苦笑）。

そのころ三途の川では、アクマロの配下が三途の川の水かさを上げる作戦に出ていることをアピール。
クグツカイって「傀儡貝」かと思ったのですが、どうも貝っぽく見えないので今回のアヤカシは「傀儡」「使い」を足して縮めたアヤカシなのでしょうか？
人間を操る力を持つアヤカシのようです。

学校では、ことはが転入したクラスで次々と無反応の生徒が増えています。
一体どうすればよいのかと調査に行き詰まることはと流ノ介。
その二人に過去のアヤカシを思いだして「人間に化けるアヤカシの可能性」を示唆する殿、そして「服に取り付いている可能性」を示す茉子ちゃん。
隣で「そうそうそれそれ」という千明と源太がおかしい！
というわけで、再び調査開始。
その中で隣の席の高橋エリという生徒と仲良くなったことは。
転入したてのことはに話しかけてくれたり英語のノートを貸してくれたりしてくれる、親切なエリにことはは友情を感じます。

しかし、調査は一向に進まず。
歴史の先生があやしいと聞いて流ノ介が駆けつければ、その先生も操られている！
つづいて担任を疑えば、担任も操られている！
最後にクラスで正気を保っているエリを疑った流ノ介に、ことはは慌てて流ノ介を止めようと…。
ところが、その直後に今度はエリまでもが…。
愕然とすることはに、流ノ介はエリを疑ったことを謝ります。
これに対してことはは、悪いのは流ノ介ではない、そのまま一緒にエリの後を追っていたなら、アヤカシを発見できたかも知れないのに…と自分を責めることは。

学校の外では、結局心配した殿と茉子ちゃんが様子を見に来ていますよ。
そこに現れたのは、制服を着込んだ千明！
正式な転校は無理でも、潜り込むくらいなら…という千明、心配でたまらなかったのね。
ところがここにもう１人…源太はなんと下駄に学ラン、学帽に口には草…ドカベンの岩鬼ですか！？？
完璧な高校生スタイルって、一体いつの高校生ですか！？？
慌てて源太を止める３人がおかしすぎ！

ところが、操られてしまったエリの手に、白い糸が巻かれていることに気付いたことは。
さっき英語のノートを渡してもらったとき、エリの手にはなかった！！
ダイゴヨウを取り出して照らしてみると…なんと見えない白い糸が浮かび上がる！
これこそがアヤカシが人間を操る仕掛けに間違いなし！
殿にショドウフォンで連絡を入れ、二人は糸を追って美術室へ駆けつけます。
そこにいたのはクグツカイ！

変身したイエローとブルーに、連絡を受けた殿たちも合流！
ところが、クグツカイは操った生徒と先生を呼び集め、彼らを操って文字通り人間の盾に使う！
シンケンジャーたちの攻撃は、地上からも空からもすべて生徒たちに防がれてしまいます！
ならば、イエローはショドウジョンで「穴」と書いてトンネルを！？？
そこにインロウマルを手にしたブルーがスーパーシンケンブルーとなって飛び込み、アヤカシの後ろを取る！
すかさずアヤカシに攻撃を加え、ついに真・水流の舞で一の目撃破！
操られていた人々も皆正気に戻ります。

が、いきなりブルーがインロウマルを取り出したところで、なぜ！？と疑問符が…。
殿がブルーに渡すシーンはおろか、ブルーが持ってる理由さえも見あたらないってどうなんでしょうか！？？
これは…ちょっとがっかりです。
前回殿が流ノ介に託したときは、シンケンジャーの指揮権とともに預けるという二人の信頼関係をきっちり見せる重要なシーンでした。
その、同じインロウマルを、なぜこうも軽々しく使うのか…。
真・水流の舞での一の目撃破はいいけれど、それ以前が釈然としませんでした。

続いてそのまま巨大戦にもスーパーシンケンブルーのまま突入。
前回も思いましたが…必然性が薄いのが残念…。
それに加えて、ダイゴヨウが獅子折神をはじいたのを見て「！？？」と思ったら、おでん合体に続く殿が余る展開！？？
しかも、今度はそのまま最後まで戦いきってしまうって…アリですか！？？？
「こういうのも新鮮で良い」と強行する茉子ちゃんがステキすぎ！
おまけに誰からも殿へのフォローなしですか！！！
このままラストシーンまでこの点には全く触れずって…！？
ううーん、何だかフクザツです（苦笑）。

最後はことはがエリをはじめクラスのみんなとお別れ…。
また転校することになったと、わずか数日の高校生活に別れを告げ…流ノ介がかなり痛いキャラを露呈…。
ううーん、たしかに流ノ介はネタキャラだと思うのですが、教師気分になるほど実習生らしいことはしてないんじゃないですかねえ…。
というわけで、今週はこれまで。

なんというか、キャラのブレは少なめですが、釈然としなかった…。
インロウマルの使い方が数話の間にものすごくぞんざいというかいい加減になったのがなんとも…。
ダイゴヨウのお役立ちには拍手なのに、インロウマルとのこの落差が…。
せめてブルーが潜入調査に入る前にインロウマルを渡すシーンでもあれば納得できたのに、残念です。
しかも、殿を余らせてフォローの一つもないのが気になります。
茉子ちゃんが「新鮮だから」と容認しても、忠義を重んじる流ノ介が放置するのが解せなかった…。
それを考えれば、ラストの流ノ介の暴走くらいはまだ許せる気がしますよ…。
考えてみると残念なポイントが流ノ介に集中してる気がしますねえ…なぜ？？？
というわけで、来週を楽しみに待ちたいと思います。

風水