All's Right with the World!

~なべて世はこともなし~
日曜朝の英雄時間感想
日々雑想、習作絵など

※禁無断複製転載

電王事典「か」

2008-02-27 21:56:38 | 特撮雑感:電王事典
電王祭りパート2・電王事典、のんびりまったり…超スローペースにて更新中(苦笑)。
というわけで、「か」に参ります。
例によって独断と偏見と趣味と記憶による記述ですので、正確さには自信がありません。
訂正・追加項目などお気づきの点がありましたら、ご遠慮なくコメントにお願いいたします。


かい【カイ】→電王事典「カイ」参照


かいてんいす【回転椅子】デンカメンソード登場時に食堂車に出現する椅子。
モモタロス・ウラタロス・キンタロス・リュウタロスの電王の仮面で構成された攻守兼用の盾付き巨大剣デンカメンソードがケータロスの召還によって出現すると、食堂車に4タロスが座る回転椅子が出現する。
リュウタロスがデザインしたデンカメンソードと同じ並び順で着席する、デンカメンソード専用椅子らしい。
「イメージ力」がものを言うデンライナー内では、イマジンたちが強く共通イメージを抱くことで、食堂車内にこの回転椅子が出現すると考えられる。
4タロスが揃って心を合わせ、良太郎をサポートするというイメージと、ケータロスによる召還が回転椅子出現の条件となっているらしい。
良太郎=ライナーフォームがデンカメンソードの持ち手を引いて盾部分でもあるデンカメンを回転させると、4タロスが座る食堂車内の回転椅子も連動して回転する。
原理は不明だが、この椅子はデンカメンソードを保持する良太郎=ライナーフォームにのみコントロールでき、実際に着席している4タロスには制御できないらしい。
これは4タロスがデンカメンソードに憑依している状態、つまりデンカメンソードをもつ良太郎のコントロール下にあるということだろう。
4人のタロスのうち、一人が良太郎と通信可能になるようだが、後ろで叫んでいる声は良太郎に一応聞こえているらしい。
通信可能な一人が良太郎=ライナーフォームをサポートし、デンカメンソードはそのイマジンの能力を発揮するのだが、敵イマジンの特性によってどのイマジンの能力を使うかは良太郎に選択権がある。
また、持ち手を引いて盾部分を回転させたまま…つまり、回転椅子が高速回転している状態で攻撃すると、4人のイマジンの能力が同時に使えるらしい。
しかし、この方法を使うと、戦闘終了時には回転椅子で高速回転させられた4タロスには猛烈なダメージ(回転酔い)が残るという難点がある。
デンカメンソード使用時以外では、この回転椅子が現れたことは今のところない。
使用後はどこかに分解収納されているのか、それとも自然消滅するのかも定かではない。


がおう【牙王】デンライナーをハイジャックした男。
劇場版に登場し、「神の列車」を探し出し「神の路線」に乗り入れることで時間そのものを消し去ろうとした。
イマジンを手名付け、電王を特定の過去におびき寄せることで、デンライナーのハイジャックを強行。
デンライナーハイジャックの際、デンライナーに追いすがる良太郎を蹴り倒し、ハナちゃんともども過去の世界に置き去りにした。
このときの衝撃が元で良太郎は一時的記憶喪失に陥り、モモが良太郎に憑けなくなる事態を招いた。
この一件は、後にテレビ本編でモモ以外の3タロスが一事消滅する事件の遠因となっている。
基本的な性格はやや短気なようだが、目的のために周到な準備をする面も持っている。
登場シーンでは常に何か食べ物を手にしており、荒々しくかじる姿からは「すべてを喰らい尽くす」という強い印象を与える。
モモ・ウラ・キンタロスを閉じこめ、オーナーから「オーナーパス」を奪って神の列車が隠された過去の世界を目指し、さらには特異点である良太郎の抹殺をねらい、良太郎誕生の日を破壊しようとした。
ガオウ自身の言葉を借りると、「時間には飽き飽きした」ので時間そのものを消し去ることを目論んだらしい。
ゼロライナーでかけずり回った桜井侑斗(小)&デネブ、良太郎・小太郎・ハナちゃんと4タロス+ジークの活躍により、ガオウのもくろみは崩れ去った。
彼がなぜ過去のあの時間にいたのか、どのようにしてイマジンを手名付けたのか、どうやってガオウベルトを手に入れ、変身する力を得たのかはわからない。
しかし、テレビ本編での登場が一瞬であったうえ、翌週には一言で結末が語られたため、劇場版を見ていない人には「ガオウって誰?」「で、どうなったの?」という状態になってしまった。
ちなみに、良太郎が史上最年少ライダーなら、ガオウは史上最年長ライダーである。


ガオウライナーキバ【Gaoh Liner “KIBA”】神の列車。
劇場版に登場した「神の路線」に乗り入れることの出来る、古代文明の王が作らせたすべての時間を支配できる列車。
時の流れを変えるのではなく、時間そのものを消すことが出来る。
その力があまりにも強大であるために、一度も走ることなく封印されていたらしい。
牙王によって過去の世界に見いだされ、時間を消し去る目的で使用される。
<参考文献>「超ヒーローファイル仮面ライダー電王2てれびくんデラックス 愛蔵版」小学館(2007年)


かこ【過去】電王世界では「過去」は人間の「記憶」である。
人間の「記憶」の集積が「時間」であり、人間の「記憶」こそが「過去」である…というのが電王世界の時間解釈である。
この理屈で行くとさかのぼれる時間というのは、人間の記憶にある間が限界ということになる。
事実、電王ではイマジンは人間の記憶を介して過去へと飛ぶため、どんなに古くても10年前くらいまでしか時間をさかのぼってはいない。
過去の時間でイマジンによる破壊が行われると、一時的に影響が現れ、その後の時間にあるべき者が突然消失したりする。
しかし、イマジンを倒すとその時間の「特異点」の記憶を元に修復が行われ、さらに他の人間の記憶によって修復が進むので、最初の修復のきっかけとなる「特異点」の記憶によって「過去」の時間が守られることとなる。
特異点である良太郎=電王は、イマジンを倒すことと破壊された時間を修復すること、この二つの意味で「過去」を守っている。


カード【Card】ゼロノスカードの略称。
カードといえば、電王世界では桜井侑斗がもつゼロノスカードのことを指す。
用例:「カードはあと何枚だ?」


かなづち【金鎚】泳げないものに対する呼称。
主にモモタロスをからかうときに使用される。
用例:「やーい、カナヅチー」(リュウタロス)
劇場版公開時に上映された「モモタロスの夏休み」では、モモタロスがカナヅチを直したいと水練を行うが…やはりカナヅチは変わらず。


かめ【亀】ウラタロスの別称。
主にモモタロスが使用、キンタロスは亀の字、リュウタロスはカメちゃん、デネブにいたってはカメタロスという呼称を使用。
電王事典「う」ウラタロス参照


かめんライダー【仮面ライダー】石ノ森(石森)章太郎原作のシリーズ第1作のタイトルであり、その後続くシリーズの共通名称。
昭和ライダーシリーズの共通点は「バイクにまたがり」巨大な敵に対して「単独で戦う」「改造人間」であり、仮面で素顔を隠した「異形」のヒーローであること。
しかし、平成ライダーシリーズではクウガを除いて劇中に複数のライダーが登場し、共闘・対立を繰り返すことが多く、単独ヒーローの意味合いはやや薄れる傾向にある。
また「改造人間」設定は、平成ライダーでは完全に影を潜めた。
クウガでは体内に「霊石(アマダム)」が取り込まれたために「死ねない」存在となったことが描かれたが、カードとベルトによる変身が登場してからは「人ではない何か」に変化することが必ずしも仮面ライダーの条件ではなくなった。
ベルト+変身アイテムによって変身はするが、「いつでも普通の人間に戻れる」のである。
これは昭和ライダーからのもっとも大きな変化である。
また、ベルト+変身アイテムさえあれば、多少の条件はあっても誰でもライダーになれるというのも、昭和ライダーではみられなかった点である。
個人的には、平成ライダーシリーズを「石ノ森章太郎原作」でくくるのは無理があると思う。
電王は平成ライダーシリーズ第8作にあたるが、劇中で電王が「仮面ライダー」と称されたことはない。
劇中で「仮面ライダー」という称号が全く使用されなかったのは、クウガ・響鬼についで3作目。
また、ライダー同士の厳しい対立・命をかけた熾烈な抗争が描かれなかったのも、この3作のみである。
野上良太郎=電王は、仮面ライダー史上最年少ライダーであり、最弱ライダーと言われた。
実際には、良太郎は「運が悪く」「体が弱い」が、こうと決めたら一歩も引かない頑固さとやるべきことを前に決して迷わない芯の強さを持っており、心はむしろ最強と言って良い。
そして、昭和ライダーの系譜につながるもっともライダーらしい平成ライダーは、間違いなく桜井侑斗=ゼロノスである。


かわがむけたー!【皮が剥けたー!】モモタロスのセリフ。
クライマックスフォーム初登場時、モモタロスがこう叫んだが…かつてライダーシリーズにおいて、これほど格好悪く登場した新フォームがあっただろうか(苦笑)。
クライマックスフォームそのものもかなりインパクトのあるデザインだが、初登場時のインパクトはほかのどのフォームにも勝るものがあった。
モモのセリフはこの衝(笑)撃を如実に物語っている。


かんせい、クライマックスフォーム【完成、クライマックスフォーム】モモ・ウラ・キン・リュウタロスのセリフ。
良太郎たっての希望で、全員が気持ちを一つにしての「てんこ盛り」を(仕方なく)実現しようと、デンライナー内でモモ・ウラ・キン・リュウタロスが色々(彼らなりに)がんばった末に行き着いた果てのセリフ。
あまりにもやる気のない組み体操スタイルとやる気なさげなセリフに爆笑!
楽しさに負けて採録。


ガンフォーム【Gun form】リュウタロスが憑く電王の第4の形態。
電王ベルトの紫のボタンを押すことでフォームチェンジする。
使用武器はデンガッシャー・ガンモード。
竜の小太郎がモチーフであることから、竜がモチーフとなっている。
ダンスが得意なリュウタロスが憑くことから、軽快なステップを踏みつつ相手を小馬鹿にしたような態度で攻撃を仕掛ける。
当初、ガンフォームは良太郎のコントロールが全く効かず、ひどいときには一般人に向かって銃をぶっ放すと言うことさえやってのけた。
ガンフォームは電王の4つのフォームの中ではもっとも遠方の敵を攻撃できると同時に、周囲への被害も桁外れに大きいフォームであったりする。
必殺技は、参考文献を見ると「ワイルドショット」と書かれているが、そんな名前を劇中で聞いた記憶がまったくない…。
特に必殺技と断ったことはなく、「倒すけど良いよね?答えは聞いてない!」と問答無用でぶっ放すというのが定番である。
<参考文献>「DETAIL OF HEROES 01仮面ライダー電王特写写真集IMAGINE」HOBBY JAPAN(2008年)



2月27日記す。
3月10日、ガンモードを追加。
風水



最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
仮面ライダーですものね (りょう)
2008-02-28 17:07:45
風水さん、こんにちは。

電王事典は、「か」まできましたね。
素晴らしいです。

「か」の項目は多いですね。
台詞まで入っているのがすごいです。

ところで、「空手道場」とかはダメでしょうか。
ここまで入れると、細か過ぎちゃいますかね。

では、「き」も楽しみにしています。
返信する
ありがとうございます! (風水)
2008-02-28 21:01:24
りょうさま

相変わらず趣味で項目を立てておりますので、ものすごく好みが出る結果に…(苦笑)。
仮面ライダーは、単に私が「仮面ライダー」の意味って何だろう…と思ったことをつらつら書いたので、考え方の違う方も多いだろうと思います。

で、空手道場…!?
いつもながらりょうさんからのリクエストは私の思いもよらぬ路線ですよ!
実はりょうさんが電王事典を書かれるとまた別のお楽しみかも…と真面目に思ったりなんかして(苦笑)。

「き」は何といっても彼がいますから、ちょっとヒマがかかりそうです。
返信する
なるほどなるほど。 (あんじー)
2008-02-29 01:53:21
風水さん、こんばんは。

「仮面ライダー」を読んで勉強になりました(笑)。
たしかに私のイメージでもそれは「改造人間の孤独な戦い」であり「逃れられない運命」でありました。
クウガでは共に戦う仲間がいたものの、雄介の背負ったものは胸に迫りましたし、それを思う仲間の心もまた胸を打ちました。
人間でなくなるというのは確かにショッキングな設定ですね。
電王では、最初から憑依という形で仲間と戦っていましたし、彼らとの繋がりもまた大きな柱であったと思えます。
でも、ゼロノス(桜井侑斗)の存在は対照的に、孤独そのものでしたよね。
私はいかにもワケありなゼロノスコンビに釣られて電王を見始めましたから、彼らがいなければまともに全編を見ることもなかったと思います(笑)。
そういえば、去年のカブトは途中から積極的には見なくなったので内容がわからないのかと思っていたら、そうでもないようでした(笑)。
あんなに説明のない番組はホント驚きですよね!
呆れるというか(笑)。

「モ」までの道のりは遠いようですが、がんばってください。
(途中で疲れたらとばしてやっちゃえ! 笑)
返信する
あ、あんまり信じないでくださいね(汗) (風水)
2008-02-29 22:25:15
あんじーさま

コメントありがとうございます。
あくまでも私の独断と偏見と趣味と記憶からの個人的見解なので、あんまり信じないでくださいね(汗)。
他の方は別の考えをお持ちだと思いますから(苦笑)。
たぶん視聴者それぞれのライダー観があるんだと思いますよ。

私はもともとが昭和ライダーファンでしたので、どこかで「後戻りできない」ことがライダーのように思ってるんですよ。
その意味では、桜井侑斗は昭和ライダー的だと思います。

カブトの場合は謎で引っ張って大風呂敷を広げておきながら、拾えるネタ以外のすべてをうっちゃったのには…こう来たかと思いましたが、他に手はなかったなというのも印象です。
途中までは期待させてくれたのですが…。
でも、平成ライダーシリーズはそういう作品が少なからずあったので、逆に平成ライダー的かも…とも思いました。
電王は、そういう意味でも異色作ですね。

「も」までの道程は遠いですが、まあ、気楽に参ります(苦笑)。
自分の楽しみのための記事なのでのんびり書き継いでいきます。
返信する
回転椅子(笑)! (けろりん)
2008-03-01 00:05:38
風水さん、こんばんは。

いきなりの「回転椅子」に噴いてしまいました(笑)!
確かに電王において、かなりの重要アイテムですが…こんなに長い説明がつくというのがびっくり。
風水さん、すごいわ~。
…でもそういえば、あれってどこから現れて、どこに消えるのでしょうねえ…深くは追及しないけど(笑)。

「か」だけでたくさんありますね!
本当、すごいです!
それに、ちゃんとコンスタントに事典を仕上げて行っているところがえらいなあ…(電王祭りどうしちゃったんだ、私(笑))。
このぶんだとちゃんと最後まで書けそうですね。
立派な事典ができそう♪

次を楽しみにしています!
「き」はメインキャラもいますしね~。
返信する
回転椅子は外せませんよ! (風水)
2008-03-01 20:40:08
けろりんさま

コメントありがとうございます!
ほほほ、モモファンにとってあの回転椅子は外せませんとも!
あんなに重要アイテムなのに、実は名前もついてない(苦笑)。
で、どこから来てどこに消えてるんでしょうねえ、あれ。
デンライナーの七不思議の1つですよねきっと。

「か」はなんだかんだで項目が増えまくりました(苦笑)。
いや、でも書いてて楽しかったです。
何となく事典っぽくなってきているでしょうか?
まあ、楽しみつつちまちま描き続けたいと思います。

お次は「き」、はい、あの御仁がいますよ「き」。
返信する
そういえば (honey)
2008-03-01 22:53:16
風水さん、こんばんは。

仮面ライダーっていってませんでしたね、作中で。
電王とかゼロノスとか言ってましたが
言われるまで気付かなかったです。

回転イスでは製作過程の裏話が公式本に
載ってましたね。
形につくりあげる人たちもすごいです。
返信する
実は言ってないんです (風水)
2008-03-01 23:16:11
honeyさま

実は言ってないんですよ、仮面ライダーとは一度も。
最初のクウガがやっぱり劇中で一度も仮面ライダーという言葉が出なかったので、以後ちょっとここは気をつけて見ています。

回転椅子、あの視覚効果はすごいインパクトでした(苦笑)。
公式本は購入しておきながら、まだきちんと読み通していないんです。
そんな記事も出てるんですね、楽しみです。
今度気をつけて読んでみますね。
返信する

コメントを投稿