黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

3月の空の旅(YS11プロペラ機)

2022年03月07日 | 思い出

一日も早い停戦 ウクライナの平和を願い祈っています

 

3月の空の旅

東京への出張で 我が街から飛行機に乗ったのは

今から45年以上前の事だった

 

 

1966年(昭和41年)に旭川空港が開港し

飛んでいたのは 

国産のプロペラ機 YS11 60人乗り

所要時間はたしか3時間45分だったと思う

ネットから拝借

 

3月の初旬

 

ジェット機より安全だと言うが

乗ったことのある人に脅かされ 好奇心と不安な気持ちが

入り乱れていた

機体は大型バスに羽が生えたようで華奢 

思っていたより小さい

 

快晴の行きは快適で 全く揺れなく

眼下の景色を楽しみながらの飛行だった

 

 帰りは 

午後から荒れた天気になった

羽田空港では  旭川便は天候の回復待ちだったが

欠航にはならず

1時間ほど遅れて飛び立った

 

離陸したとたん途端

牛乳の海の中に入ったようだった

何も見えず息するのも辛い感じがする

 

おまけに

 ガタガタ ミシミシ バリバリ 荷物の棚がゆれ動く

華奢な機体が ばらばらになりそうで 不安があふれる

時々エレベーターが下がるように急降下する

ドス~ンと響く

 

 

隣の席は 赤ちゃんを抱いたお母さんだった

見ると真っ青な顔をしてぐったりしている

人懐こい赤ちゃんはケロリ

私が抱っこしていることにした

客室乗務員も見に来たがそのまま

赤ちゃんをあやしながら過ごした

赤ちゃんに癒されたのが良かったのだろう

酔うこともなく

 無事 冬の旭川に到着した

 

 

その後滑走路も広がり

1982年(昭和57年)にはジェット機が飛ぶようになった

 

 

今は懐かしい YS11 搭乗の貴重な体験

YSが日本の空から消えたときにも載せたことがあった)

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 正夢であってほしい | トップ | ドン・コサック合唱団 亡命 »
最新の画像もっと見る