カヤ日記

活動する研究者、かやちゅ。@カヤニストの行動記録
カヤネズミの研究&保護活動や野生生物の保全に関する話題をつれづれに

バイオ燃料用作物が侵入種になる危険性

2008-06-14 | 外来種問題

け・ke・ケ・KE・ケナフ?のサイトを見て私のことを知ったという人から,問い合わせがあった.

なんでも,欧米のどこかの国で,Miscanthus gigateusという植物がエネルギー資源として注目されているそうだ(メールには詳細が書かれていなかったので,どこの国がどの程度の活用を検討しているのかは不明).「Hybrid種なので、種子からは拡がらない」「Originalは日本」と紹介されているらしい.それで「ケナフより安全なので,日本で栽培してはどうか」と考えたという.

結論から言うと,私は導入には反対だ.というか,

賛成できるわけないでしょう.

「そんな怪しい植物をわざわざ輸入しなくても,日本にはススキがあるじゃない(実際にはもうちょっと丁寧に書いたけど)」,と回答しましたが,いやもうね,10年前からわたくし,同じこと言ってるんですが,全然変わらんですね・・・.

実は先日,国連からこういう報告(↓)が出されたことを知って,ちょっと危険だなぁと思っていたところ.なんとタイムリー!ということで,ついでに紹介します.

バイオ燃料用作物が環境を破壊する「侵入種」になる危険性、国連で報告


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