天気が良いので、買い物の途中、ちょっとフィールドへ寄り道。
先日の大雨で増水した、桂川の様子が気になっていた。
河川敷に降りると、川からあふれ出た水に押し流されたと思われる流木や枯れ草が、そこかしこにまとまって残っていた。
とはいえ、この程度の冠水なら、カヤネズミは無事だろう。
ある程度水に浸かった方が、クズなどの生育は抑えられる。
草丈は全体的にまだ低く、ネズミムギが優占していた。営巣開始には、まだ少し早い様子。
念のため、ざっとチェックしたが、やはり巣は見つからなかった。
そこからさらに上流で、キショウブ(Iris pseudacorus)開花。
昨年よりも、一回り群落がでかくなっているように見える(→営巣報告2010)。
本種は、繁殖力の強さから、要注意外来種に指定される。
花が美しいことから、ビオトープの材料として用いられることもあるようだ。
しかし、河川に逸出すれば、水辺の植物と競合することになる。
ここ数年、桂川では勢力を拡大中で、群落を見かけるポイントが確実に増えている。
このポイントについては、見過ごせないレベルになってきたが、個人ではどうにもならない。
ボランティアベースではなく、国交省に対応して欲しいところだが、要注意外来種クラスでは動いてくれないのが現状。
費用対効果の面でも、初期にたたくのが一番いいのだが・・・。
参考:キショウブ(Iris pseudoacorus)に関する情報(環境省)
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