カヤ日記

活動する研究者、かやちゅ。@カヤニストの行動記録
カヤネズミの研究&保護活動や野生生物の保全に関する話題をつれづれに

大和川の自然

2006-08-17 | フィールドノート

8/16、カヤネット近畿部会の行事に参加した。

午前:大阪市立自然史博物館の大和川特別展見学。学芸員のWさんの解説を聞きながら、順に展示を見て回る。大和川は地元ではきたない川の代名詞のような川だ。私も何度か調査に訪れたことがあるが、下流部は異臭が漂っていて、とてもカヤネズミが住める雰囲気では無かった。しかし今回の展示を見て、カヤネズミを含め、大和川の豊かな生物相に驚いた。但しアライグマやカミツキガメなどの特定外来生物に指定された「招かれざる客」もたくさん入り込んでいて、手放しでは喜べない状況のようだ。

午後:大和川支流の石川で観察会。水量が少なかったせいか、川の水はややぬるかったが、足を浸すには気持ち良かった。魚の専門家のKさんに教えて貰いながら、タモ網で淀みをガサガサして引き上げると、網の中で藻に混じって、スジエビ、ヌマエビ、タモロコ、ヨシノボリ、ドジョウなどがピンピン跳ねる。茅原ではカヤネズミの巣も発見出来て、大和川の自然を十分に堪能した1日だった。


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