昨晩の話。
こんなことを言うようになった母のことを、書いていいのかどうか悩むところだが・・・。
通院している東京の病院で、「厳格だった父親が、娘さんにいやらしい話をするようになったので、手術した例がある。」 と聞いていた。とうとう母も同じような症状が出て来たようだ。
母 「車の中で話そうと思ったことがあるんだけど・・・。」
私 「何?」
母 「おもしろい話があるんだけど、こんな明るいところじゃね。」
私 「おもしろい話って?」
母 「そこ (リビング) に男が座って、テーブルの上で何かやってるのよ。何をやっているのかと思ったら、ズボンを脱いで、ここ (おなか) をさわってるのよ。」
私 「は? 何をしてたの?」
母 「だからぁ、私に見せてたんでしょ いやらしいわね なぐってやろうかと思ったわ」
私 「なぐってやれば良かったじゃない。」
母 「そうもいかないでしょ。」
私 「誰がやってたの?」
母 「誰って、いつも来る男2人か3人かの中の一人よ。」
私 「それってお母さんの結婚相手?」
母 「違う、違う 背が高くて髪の毛がくるっとしてて、いつも浮ついてる男よ。」
私 「じゃ、その人は彼じゃないんだ。」
そして、また嫁入り話が始まった。
夕方、弟が帰ってきた。
すると、まともな話をする母。どうしてこうしっかりしてしまうのだろうか。
弟曰わく、「良かった、たいしたことなくて・・・。」
これではきっと検査結果を話しても信じないだろう。
最後の最後にまたいらついた2008年だった。
おととい (28日) と今日、心身障害者 (知的障害) の妹の送り迎えで、なかなかブログが書けなかった。例年は、年末・年始、2泊はさせるのだが、今年は母が大変なので、日帰り3回にした。またあさって (元日) 送り迎えをする。
26日 (金曜日)
近くの病院へ、先週受けた浜松式の検査結果を聞きに行った。
「アルツハイマー中度ですね。進行を遅らせる薬もありますが、大きな髄膜腫の影響がかなりあるでしょうから、効果はわかりませんね。」 と言われた。
手術は80歳以上だし、麻酔科の医師がいないので、ここでは出来ないとのこと。また神経内科ではなく内科の医師しかいないからと、神経外科と神経内科のある他の病院を薦められた。
28日 (日曜日)
妹を迎えに行く。年賀状作成で、寝たのが2時前。6時に下でガタガタ音がするので、母の様子を見に行った。
うぅ~、汚い光景を見てしまった。紙パンツは小の汚れしかなかったので、たぶんトイレに行き、大をして拭かずに出て来たのだと思う。
そして、シーツの上で紙パンツを取り替えたのだろう。シーツの上が何ヶ所も便で汚れていた。
お風呂へ入るように言っても、寒いからいやだと言い、汚れたシーツの上に寝ると言う。仕方がないので、バスタオルを敷いて寝かそうと思い取りに行った。戻ってみると、ティッシュをつばで濡らし、汚れを落とそうとしていた。30分ほど寝かせ、お風呂に入れた。
お風呂に入れるという予期せぬ出来事で、あわてて妹のところへ向かった。子供が休みだったので、母を頼んで行った。
とうとう来たか アルツハイマーと診断され、また、汚いことをするようになると聞いた後だったので、それほどあわてなかった。
妹もかなり足が弱くなり、恐々歩くようになった。その妹をふらつく母が支えようとする。二人で転ばれても困るのだ。
30日 (今日)
母をデイへ送って行き、そのまま妹の施設へ。
私 「今日はお母さんはデイで、私はエミちゃんを迎えに行ってくるからね。」
母 「あら、じゃ私も行かなきゃね。」
私 「いいわよ、私一人で行ってくるから。」
母 「だって、本人が行かなきゃどうしようもないじゃない。」
私 「えっ? (もしかして・・・)」
母 「今日は結婚式でしょ」
「白い靴のほうがいいかしら」 と言いながら、デイへ行った母。
80過ぎて、ウェディングドレスを着たいのだろうか。
そしてつい先ほど、またショックなことがあった。
この話は長くなるので、また明日にでも書くことにしよう。書いていいのかどうか、ためらうところだが・・・。
昨日は結局年賀状作りは出来なかった。
子供を送り出し、9時前から午前中いっぱい庭の手入れ。
母がデイの日ではなかったので、部屋の様子を気にしながら手入れした。
夕方、ジョイフルへ行って肥料を購入。そして、昨年使った 『ガーデンモス』 を買おうかと思い、店員に話を聞いた。
「ガーデンモスを使わなくても、落ち葉でも霜よけになりますよ。」
がぁ~ん。 今日、落ち葉を一生懸命掃除してしまったのだ。
庭の手入れをしたためか、一日かゆかった。
22時頃、良く眠れるように 『マイスリー』 を飲んで寝た。
さすがに、2時間ちょっとしか寝ていなかったためか、ぐっすり寝てしまった。
今朝、5時に子供に起こされた。「お母さん、5時だよ~~。」
私が若い頃は、「何で起こしてくれなかったの」 と母に当たったものだが、この親に似ず、うちの子は絶対に文句を言わない。いい子に育ったもんだ。母のお陰か
私は何で起こされたのかはっきりしない状態だった。携帯電話で目覚ましをかけていたのだが、まるっきりわからなかった。
5時に起きて食べて、お腹のほうは大丈夫だったか心配したが、ちゃんと出たそうだ。それならこれからは、少しずつ時間を遅らせて起こしてみよう。
今朝、携帯を見たら、夜中に叔母から電話が入っていた。これも全く気が付かなかった。8時前にメールした。
私 「お電話をいただいたようですが、ぐっすり寝ていて気付きませんでした。」
叔母 「おそいぢかんにいがついたのでやめたのですがでん んわはなんだ゛ たのですか」 (原文通り)
私 「それはこちらの言うことですよ。そちらからお電話いただいたのですが・・・。」
そして、叔母が電話してきた。携帯の待ち受け画面に着信履歴が出ていたらしい。「じゃ、どうして出てたの」 と聞かれた。むむむ。
今、6チャンで昔の歌をやっている。また、涙。
ここまで書いたら、母が2階へ上がって来た。
母 「それで、明日のことはどうなってるの?」
私 「明日は美容院へ行って染めてもらうのよ。」
母 「そう、で、あちらとは話がついてるのね。」
私 「(う、もしかして・・・。) 美容院には予約してあるから大丈夫よ。」
母 「変ねこんなの。たびたび結婚式があっちゃ困るわね。」
私 「明日は染めるだけだからね。で、結婚相手は誰なの?」
母 「さあ、誰かわからないのよ。」
私 「もう寝なさいよ。」
母 「そうね。着るものは用意してあるのかしら?」
明日、美容院で染めてもらうと言ったので、またあの嫁入り話が復活してしまった。最近、言わなかったのに。今日は二人で笑いながらこの会話をしてしまった。
笑えるんだから、私も成長したかな
昨夜は0時に眠れた。が、また体がかゆくて、2時半ごろウトウトしながらカキカキしていた。下で母がトイレに行く音がした。でもいつもよりドアを開閉する音がかなり多い。
何か嫌な予感が
以前は子供を3時に起こしていたが、最近は4時前に起こすようにしている (2008/2/19参照)。かゆくて眠れないが、もう少し布団に入っていようと思った。
でも、今日は早めに起こすか、と食事の準備をするため下へ降りて行った。準備と行っても、前日の夕飯を多めに作っておき、チンするだけ。子供の夕飯と翌日の朝食は毎日ほとんど同じ物。
階段を降りきったら、グショっとソックスが濡れた。うわぁ、やっぱりやられたかぁ
廊下とトイレだけなら拭けば済むけど、布団もやられたかぁ?
午前3時前の寒い中、ハンテンを脱いで、雑巾がけ。
母の和室の前からトイレの前まで拭き、浴室へ。お風呂場にももしき (タイツ) が置いてあった。
その後、和室の畳とスッポンポンで寝ていた母のお尻を拭いた。布団は無事だった。おねしょシーツも敷いてあったが、どうも廊下へ出てから漏らしたらしい。
そして、母に紙パンツを履かせ、タイツを履かせ、子供を起こして、また布団に入った。
でも汚したはずの紙パンツはどうしたのだろう。お風呂場にはなかったし、どこかに置いてあるのだろうか。また起き出して、調べ回った。母はゴミ袋に入れたと言うが、ない。
トイレに流されたら大変だが、トイレは詰まっている気配はない。
また、掃除の時に、とんでもない所から出てくるのだろう。
先週からはあまりイライラせず、母に優しく接することが出来るようになった。いつまで続けられるかはわからないが。
そして、とうとう眠れなくなった私はブログを書いている。ちょうどいいから、これから年賀状でも作るか。叔母の年賀状は作って、自分のはまだなのだ。
今日はデイでクリスマス会があった。『ご家族の方もどうぞ。』 となっていたので行ってみた。
家族は誰も来ていなかった。
家族が来ていると駐車場も混むと思い、わざわざ歩いて行ったのに・・・。(糖尿なんだから運動になって良かったが)
男女3人のボランティアの方が歌を歌っていた。男性の声がとても素敵だった。
歌の前に手品をやったらしいが、遅れて行ったので見られなかった。残念。
おやつの時間に、通っている方々 (女性) と少し話をした。
その中の一人に、「あんた誰」 と言われ、「娘です。」 と答えたら、「どうりでね」 とか何とか言われた。うぅ、こわ 何が 『どうりで』 何だか。何を言われるのか。
結局、じろじろ見られただけで、意味わからず。そうだ、ここはデイサービスだ。本気に取ってはいけないのだった。
帰り際にボランティアの方とお話をした。
ボ 「スタッフの方ですか?」
私 「いえ、母がお世話になっているんです。」
ボ 「あらぁ、ご家族の方に見ていただいたのは初めてですよ。」
感想を聞かれた。突然聞かれても頭の回らない私なので、「お声がとっても素敵ですね。」 ぐらいしか言えなかった。
帰宅してから思った。
『青い山脈』 のような古い歌ばかりやっていたが、うちの母などは、山口百恵や松田聖子の歌も大好きだ。これももうすでに古い歌に入るのかも知れないが・・・。
年寄り = 古い歌 ではないと思うのだが・・・。
昨夜は結局一睡も出来なかった。
借りてきたDVDを見ながら寝て、一時眠気が来たのだが、またかゆみで目が覚めてしまった。
『篤姫』 の最終回を録画しておいたのを思い出し、見た。何年か前のビデオに重ねて撮ったらしく、『篤姫』 の後に、火曜サスペンス 『街の医者 神山治郎 消えた母性』 が出て来た。長山藍子がアルツハイマーの役で出てくるサスペンス。
これを見て大泣きし、とうとう眠れなかった。
先日、病院へ行ったときに、医者から 「例えば、便を壁になすりつけるというような、汚いことはしますか?」と言われた。
そうか、そういうことをするようになるのを、『大変』 と言うのか。
やはりまだこのくらいでは可愛いほうなのかぁ。
今日は暑かった。そして、風が非常に強い。
今、パソコンを打ちながら、汗をかいている。変な陽気だ。
強風のせいか、体中が非常にかゆい。布団も干してしまったので、かゆくてかゆくて眠れそうもない。子供も、「鼻の奥がおかしい、花粉症だ、これは。」 と言っていた。
今日は叔母が遊びに来てくれたが、母は自分のために来てくれたのではないと思っているようだ。
弟に、「神経内科で診てもらえ。」と言われていたので、おととい(金曜日)、ケアマネさんに教えてもらった病院へ行った。
そこは歩いて5分ほどのところで、2年ほど前に出来た脳神経外科。
「ここは神経外科ですよ」と言われたが、すぐにMRIを撮ってくれた。
「これは水頭症ではないと思いますよ。髄膜腫がかなり大きいので、圧迫されているんでしょうか。私なら見つかった時にすぐに取りましたねぇ。」
今まで通っていた東京の大学病院ではずっと水頭症と言われていたのに、違う診断でまたショックを受けた。
母 「今朝だったか、玄関に出てみたら、男が三人立っているのよ。だから、『今日みたいな日だと良かったのにね、バラ園は・・・。』 と言ったら、『そうだよね。』 ってみんなで言うのよ。優しいわねぇ~。」
私 「・・・・・・。」
母 「これ (折り紙で作った星)、捨てないでね。彼氏が作ってくれた物だから。」
私 「は、はい。」
今日の夕飯はスパゲッティにした。半分残す母。
私 「また残したのね。この頃よく残すわね。」
母 「あら、そうお?」
私 「ま、別に食べたくなければ (私が作った物が) いいんだけどね。」
母 「そんなことないわよ。」
そう言いながら、菓子パンを持ってきて食べ始めた。むむむ。
今日はジョイフルでお正月用の飾りを買って来て、お正月バージョンのリースを作った。子供にバカにされた。
☆ マカロニ (パスタ) リースの作り方 ★
1.段ボールをドーナツ型にカットする
お皿を当ててカッターで切ると切りやすい
大きさは自由 (写真のドーナツは直径約20cm、中は10cm)
2.段ボールに4ヶ所穴を開けておく
上に2つ、横または斜め下に1ヶ所ずつ (これも自由)
自由だが、開けておかないと、後で飾りが付けられない
3.色々な形のマカロニをボンドで貼り付けていく
たっぷりボンドを使ったほうがはがれにくい
4.一日乾かす
5.ゴールド色のスプレーを全体に良くかける
(今回は、木部・鉄部・DIY用の油性のスプレーを使用)
飛び散るし、臭いもきついので、外で大きめの箱の中に入れスプレーすると良い
6.一日乾かし、飾りと吊すひもをつけ、裏をセロテープでとめる
出来ている飾りでも良いし、手芸屋さんで葉っぱなどを買い作っても良い
以 上
↑ 上の段ボールで作った 『お正月バージョン』
↑ 調子こいて、いっぱい作った 『X’mas リース』
今日はまた晴れて暖かかった。母の従姉妹が 「気圧によっても変化するから。」 と言っていた。昨日は母は結構調子良かった。今日はまただめだ。
ということは、高気圧の時はハイになるのだろうか? よくわからないが・・・。
デイ 「今日は初めてお風呂に入られたんですよ。」
私 「あら、そうですか? 今朝、頭だけ洗ったんですけど。」
私 「ふ~ん、珍しいじゃない。お風呂に入ったの?」
母 「だって疲れちゃうのよ。() 入れ入れってみんながうるさいから。」
連絡帳を見たら、「今日はご自分から入浴したいとおっしゃって、入られました。入浴後、ご丁寧に 『ありがとう』 と挨拶に来られました。」 となっていた。
今日は夕飯の後、小さい 『X’mas リース』 を心身障害者施設に入所している妹に送ろうと思い、セブンイレブンに行った。
私 「セブンイレブンに行ってくるけど、一緒に行く?」
母 「そうね、この格好でいいかしら?」
私 「車から降りないならいいでしょ。」
母 「そうね、まだいるでしょうね、あの人たち。それあげるんでしょ?」
私 「これはエミちゃんに送るのよ。」
母 「今日だいぶお世話になっちゃったからね。」
セブンイレブンで宅急便を頼んで車に戻った。
母 「みんないたの?」
私 「だから、デイじゃなくて、エミちゃんに送ったのよ。そんなにデイにあげたいなら、あさって持って行けば? たくさん作ったから。」
セブンイレブンから帰って来てからまたリースを作った。
その間、母は玄関で何やらガタガタやっていた。でも気にせず作った。
母 「眠くなったから寝るわね。もう来ないでしょ。」
私 「誰が?」 (私もしつこい)
母 「あの二人よ。二人だか三人だかわからないけど。」
私 「今日は来ないわよ。」
母 「あら、どうしてわかるの」
私 「・・・・・・・・」 (疲れる・・・)
母 「来ないって言ってた」
私 「・・・・・・・・」
21時過ぎ、子供を迎えに行こうと玄関に出たら、お客様用のスリッパが3つきれいに並べてあった。そんなに楽しみにしているのか。かわいそうになってしまう。
でも、いつまでこれが続くんだろうか。かわいそうだが、こっちも疲れてしまう。
今朝、母はトイレが間に合わず、もらしてしまったらしい。トイレ前の廊下が濡れていた。自分で汚れた下着やズボンなどを洗濯機に入れ、着替えたらしい。
私 「お風呂沸いているから入ったら?」
母 「いいわよ、面倒だから。」
私 「でももらしたんなら、入ったほうがいいんじゃないの?」
母 「えっ もらした」
私 「トイレの前が濡れてたけど・・・。」
母 「あら、そう? 私かしら」
言っときますけど、私じゃないですから
今日はお隣の奥様が来て、一緒に 『パスタのX’masリース』 作りをした。(20007/10/18参照)
大掃除をした時に、材料 (90年製造のパスタ) がたくさん出て来たので、一緒に作らないかと誘ってみたのだ。
ほんとは母にやらせたかったのだが、「やらないわ」 と冷たく言われてしまった。
14時から17時半までかかって、パスタを貼り付けた。「何だか無口になっちゃいますね。」 と隣の奥様。二人とも同時に何かを出来ない性格のためか、貼り付けに夢中になり無口になってしまった。
その間、母は隣の部屋で大いびきで寝ていた。
お隣の奥様はこのリース作りを気に入ってくれて、「うちでもやってみます。」 と残りの材料を全部持って行ってくれた。ボケ防止にやりたいそうだ。
良かった、良かった、残っても捨てるだけなので。
19時に夕飯。食べ終わった母の一言。「やることもないし、そろそろ寝るわね。」
ずっと寝ていたではないかぁ