明るいナショナル

モントリオール・エクスポズがワシントンに移転することになったのですが、その球団名がワシントン・ナショナルズになったそうです。「ナショナルズ」って読んでふと頭をよぎったのは、「水戸黄門」の番組中に流れたあかる～いナショナ～ルの歌。いやいやふざけていてはいけない。
このエクスポズについては「カナダのしかもフランス語圏になんかにあるから不人気」というのが大方のイメージでした。
カナダのフランス語圏＝アメリカ嫌い・英語嫌い・野球もアメフトも嫌い。そんなステレオタイプイメージ。だから球団の消滅・移転に対して特にどうとか思わなかった。むしろ、「良かったね」ぐらいな感じで。エクスポズの名前は消えてもチームは残るんだし、とか。実際数年前、ミネソタツインズとともに「削減するべき球団」にされてしまったこともあったし。

そんなステレオタイプスがあるブログによって揺らいだ。
トルシエ（実は会ってサインもらったことある）の通訳だったことで知られるダバディ氏のブログを偶然読んで。
１０月１日のエントリー
その２
その３：さようなら、僕の子供時代、記憶とノスタルジー…さらばエクスポズ、私の一部が死んだ。

ちょっと衝撃的だった。

そしてこの記事を読み、自分の間違いを知った。
オーナーの裏切りが招いたエクスポス移転

記事を一部引用すると・・・、

・・・この間、ＭＬＢのオーナー達は、「モントリオールは元々野球に向かない都市だった」と、エクスポスの凋落を、同市とファンの不熱心さのせいにしてきたが、これほど筋違いの批判もない。というのも、モントリオールには野球都市としての輝かしい伝統と歴史があるだけでなく（たとえば、黒人初の大リーガー、ジャッキー・ロビンソン、ラテン系選手として初めて殿堂入りしたロベルト・クレメンテもモントリオールでプレーした）、エクスポスが大リーグ一の不人気チームに転落した一義的原因はオーナーの側の不熱心さにあったからである。

なんかどこかで読んだような話・・・。これを日本でも他山の石として欲しいのだけど・・・。

そして「ワシントン・ナショナルズ」の明るい未来を祈ろう。