上野中町の北端、道路の東側にあります。
石造の弘法大師を祭る御堂の前に井戸家形があり、中は深さ2メートル程の貯水槽になっていて、常に清水を湛(たた)えています。
弘法大師のお告げにより井戸を掘ったという伝説は全国各地にありますが、弘法大師の時代にはまだ伊勢街道はなく、大師伝説とこの清水を結び付けて弘法井戸と名付けたのでしょう。
付近の家々で井戸講を組織し、清掃管理や法要を営んでいます。
伊勢街道が出来て、多くの人が通るようになり井戸の水が旅人に利用されるようになり、この大師堂も出来たものと思われます。
(これが「弘法井戸」です。)
(まちの文化財から)
以前、この井戸を探したことがあったのですが、道が狭く、民家ばかりでどこにあるやら?さっぱりでした。
今回、このサイトの画像を見ながらもう一度行ってみたら、運良く見つけることができました。
お線香を上げてくることができました。
どうもありがとうございました。