暇人のぐうたら日記

暇人がぐうたらな日々をつづる

ハイテクが進むとフェイクが増える

2018-05-14 18:41:31 | サイエンス

テクノロジーの第4次産業革命が起ころうとしている。しかし、歴史的に見てテクノロジーが進歩すると必ず負の作用としてフェイクが増える。例えば、手書きの時代にはなかったコピペがパソコンで文章を作ったりするようになって簡単にできるようになり、コピペがまかり通るようになった。また、カラーコピーが綺麗になったことで偽札が簡単に作れるようになり、印刷技術を上げないといけなくなった。さらには、携帯ができたことでオレオレ詐欺が増え、スマフォになって合成写真が簡易に作成できるようになった。というように、ハイテク技術が進めば負の作用としてフェイクが増える。電子決済はハッキング、SNSは犯罪の温床となり、政治的に利用されたりもする。そのため、ハッカーを政府が雇う必要がでてきた。政治の世界でもパソコンで文章を作成し管理し初めてから、改ざん、隠蔽、消去が容易になり、いとも簡単に知的財産であるはずの公文書が遺棄されている。そればかりではない、AI人事を導入して、一次選考をAIで選別するようになった。何を選別するかは何をAIに学習させているかによるのだが、表向きはAIが選考したものだから公平ですと平然と言い訳ができる。また、過労死もタイムカードで管理している頃は証拠が残ったが、コンピュータ管理になると何でもありになる。年金データもどこぞの国に渡り、間違ったデータが手元に渡されるようになる。今後さらにバーチャル・リアリティ技術が進歩するだろう。そうなると、現実と仮想現実の区別がつかなくなり、新しい犯罪が起きることは容易に推察できる。日本の技術立国、モノ作りは第2次産業で止まっており、今や陳腐化している。今は第4次産業すなわち仮想現実なのである。しかし、未来はSF映画に近づいていることは確かである。電気自動車の次は高速鉄道を開発している。空気抵抗を限りなく少なくすることにより、高速で輸送するというものである。すでに実証実験が行われている。日本はリニア新幹線にこだわっているが、次世代の高速鉄道はそんなレベルではない。日本の鉄道技術は空気抵抗を減らすように流線型の新幹線を開発してきた。しかし、所詮空気抵抗には逆らえない。次世代の鉄道は完全に密閉化された地下トンネルを通って走るらしい。地下トンネルは真空に近い状態に維持され空気抵抗が少ないため高速で走らせることが可能になるということである。日本はトンネルが多いから、その技術が開発されれば、適用するのは容易であるが、その発想は生まれてこなかった。しかし、新しい技術には危険もつきものである。一度事故を起こせば木っ端みじんに砕け散る運命にある。新しい時代がすぐ近くまで来ている。


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