アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

松本城見学

2023-05-24 07:00:00 | つれづれ

さて、浅間温泉を後にした小生、せっかく松本に来たならば、松本城に寄らずばなるまいと。前回はいつだろうと思ったが、2013年にも来ていた。

 

 富士乃湯では割引入場券を売っていて、割安で入ることができた。早めの到着となったため入城待ちはなかったが、城を出る頃はかなりの列になっていた。

 確かGWには100分待ちまで出たとのこと。この日は天気もよく、絵葉書のような写真が撮れた。

 

 松本城は全国でも数少ない現存天守のひとつで、姫路城とともにおそらく最も有名なお城のひとつ。規模的には姫路城には及ばないが、その美しさは抜群だ。

 天守に入るとインバウンドのお客様も多く、所々で渋滞が発生している。各層の階段の位置が異なり、しかも急なためだ。わけても上層に入るところの階段の急さと段差の大きさはすごく、脚が弱るとアウト! という・・・

 

 彦根城などもそうだが、こうした急な階段のお城は、いまだ日本が戦国の世だった名残りで、松本城でも石落としや狭間などを見ると、防御と攻撃を徹底して作られたことがよくわかる。現在のお城の築城は1591年に始まり、1595年頃に天守が完成した由。

 着手したのは、石川数正で、彼が1592年の文禄の役で亡くなると息子が後を継いだ。

 

 

 大河ドラマ「どうする家康」では、松重豊が演じているが、後に秀吉の下に出奔していて、この城ができた時は秀吉配下・・・ということで黒いお城になる。

 ところが、息子の代には関ケ原では東軍に入るもその後改易・・・

 

 やはり、徳川にとって裏切り者の存在だったのか・・・だが、その後小笠原・戸田と代わった後、松平直政が入ったときに、家光の接待の目的で、月見櫓と辰巳附櫓が作られたという。

 今に至る天守の完成となったわけだが、今回、天守最上層の天井に火伏の神が祭られているのを知った。

 

 最上層からは乗鞍岳をはじめとした北アルプスも望める。この日は雲がかかり多くの山は見えなかったが、乗鞍岳はバッチリ見られた。

 このお城の周囲の景色のすばらしさも松本城の魅力である。お堀とアルプスそして天守・・・この三点セットはならではの風景というべきか。

 

 思えば430年になんなんとする期間、美しい姿を残していることには感謝だし、こうしてたくさんの人が登ってもびくともしていないわけで・・・

 ずっと、このお城が存続しますように・・・と。

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