今日で会社を卒業

先日の記事で、川崎に出掛けたことを紹介した。お目当てのつけ麺に・・・というのが理由だったが、もうひとつ個人的なこだわりがあった。




　実は小生、学生時代は武蔵中原に住んでいた。そこから大学に四年間通ったので、社会人になるまでは川崎市民だったことになる。
　そして、就活に際してネクタイを購入したのが、今はなき「さいか屋」であった。店員さんに勧められたのが水色系のストライプだったが、派手はダメだと思い避けた。

　結局選んだのは、同じ柄で灰色のもの。トップ写真のネクタイをもう少し地味にした感じだった。その選択がよかったのかどうか、会社には無事入れたが・・・
　根っからのぐうたらな性分もあり、出世などとはほど遠い人生となったが、これまでなんとかクビにもならずに来ている。
　
　が、もはや窓際族としても体力的にも精神的にも限界に達し、定年まではまだ年数もあるが、退職することとした。今日でまさに会社を卒業である。
　ということで、会社のスタートと最後の区切りを川崎でと思った次第。川崎で、そんなことを思いながら、その日から今日まで最後の一週間、会社生活をしてきた。

　実は、以前川崎から転勤になったときに愕然として、本気で退職を考えたのだが・・・ちなみに今回の退職にあたっては、当然のように早期退職の加算などもない。当たり前のダメ社員の早期退職である。
　おかげさまで、在職中はこんなコメントまでいただくレベルであった。匿名ではあるが、書いた人はほぼ判明している。だが、給料ドロボーというのは小生にとっては最高の褒め言葉である。

　ただ、給料ドロボーになるに至った原因はそれなりにあり、若いころは人並み以上に頑張ったし、成果も挙げたつもり。もっとも会社に言わせると成果とは見ていなかった由で、人事筋から「君には一生懸命という言葉がないのか」と何度言われたことか・・・よって、よくあるように　「長年勤めた会社に感謝」なんて気持ちとは程遠いというのが本音。
　むしろ、まさに崇徳院の気持ちでいっぱいである。もちろん崇徳院にはかなわないが、かなりそのエネルギーは強い。

　個人的には、退職に当たり、たくさんの方からお祝いをしていただいたし、支えてくださった方々、お世話になった方々などたくさんいらっしゃるが、そうした皆さんには本当に感謝しているが、会社という組織に対しては・・・である。

　本当はクビにならない程度に仕事しないで、定年までやりたかったが、それも限界。やりたいことはたくさんあるので、今後仕事する予定はない。
　えっ、それでやっていけるのかって・・・細々と貯めたものもあるし、体調からみて70歳を超えて生きていられる自信もないし・・・なんとかなるだろうって。

　さあて、明日からはプータローとして、ゆっくりとブログも書けるぞ。こんな小生であるが、これからもよろしければこのブログをお付き合いのほど。