タイで彼女と仕事をしていると、度々喧嘩になる。タイ女性は言い出したら人の言う事を聞かない。
貴方もそうではないかと言われると、私も頑固で同じような性格であるから当分口を利かないが。
コートートと謝れば、お互いに後に残さない性質なので、その後のわだかまりはないのである。
彼女の一家は度々夕方など親兄弟が集まって食事会をする。
私はタイ語や地元のラオ語が解らないので行かないし、食べ物も口に合わないのである。
週に1回近くの親戚が集まって、同じような食事会を行い情報の交換や行事などを決めている。
前にも書いたが義弟の嫁の実家のトラクターの借金が払えなく、田圃を販売会社に取られる問題が起きた。
その借金を肩代わり出来るのはイープン(日本人)しかいない、
彼女に話したら乗り気である、彼女が私に話してきたが、中古の台湾製のトラクータ要らないと言った。
そしたら義兄が話があるから、一緒に義弟の嫁の実家に行こうと彼女と言う。
着いて行ったら古い壊れたトラクータが有り、義兄が安いから修理したら得であると説明する。
嫁の親もニコニコと対応してくる、向こうは買い手がなく田畑を取られるか瀬戸際である。
家に帰って彼女が安いし修理代も安く済み、今残った会社の借金だけで良いからと得だと強調する。
それで買うことにすると、修理工場に出して持ってきてくれたら、力がないと言う。
製造会社に来て見てもらうと、バラシタ後のギヤの組み立てが逆に組み付けていると言う。
修理工場は一旦引き渡したものは責任はないので、再度修理をすれば修理代を請求するという。
おまけに彼女が支払は無くて良いと言った、義弟の嫁の親に金を支払っている、
まだ支払う積もりでいたので止めさしたのだ。
買ったトラクータは予想以上の金額となった、田畑を取られなかった義弟の嫁の親は、
感謝どころか不足そうな顔をしている。
異土を流離う者が唯一、自分の存在を示せるものはパスポートとこれしかないのは厳然たる事実だ。
ブログ主殿が心の財産を購うために、幾ら支出したのか知らないが、
「買ったトラクータは予想以上の金額・・・、 感謝どころか不足そうな顔をしている」
を感得出来たうえで、まだ思い続けられることは、決して高い買い物ではなかったと言える。
「働かざる者食うべからず」に対極する「タンブン、喜捨、バクシーシー」、相互に理解を超越した観念を有する者たちの、相手の行き着く処を見極めたブログ主殿の達眼です。
誰もが騙されたと思い、理解不能に陥るのかと思いますが、その後の受け捉え方にはそれぞれ違いがありますね。
即ち、受け入れて理解するのか、或は受け入れず罵倒するのか。
また、理解できないが受け入れるしかないのか、或は理解できないし受け入れる気も無いのか。
なんとか改良しようとあくせくしたところで、悠久の大河の流れには逆らえませんから、まあ途中で絶望したり基地替えたりするのが関の山でしょうかね?
彼女の一族の面倒をみる約束は、した覚えがないのに、当然のような要求、度重なると、ホンと嫌気が差すと思いますが、習慣の違いによる、溝は、深くなるばかり!?
本当はそのお金で土地かマンゴ農園を買いたかったのですが。
私が納得して買ったのですから、高い買い物になってもタイに有りがちな事ですから、まだ良い方かしれません。