タイの田舎では日本人が食べない物でも、アロイ(美味しい)と言って喜んで食べる。
昆虫、蛇、蛙、蜂のさなぎ、蟻、小さな蟹、淡水魚の小魚、これらの養殖していない物は、
他人の土地や木にいる物は、誰が取っても構わないので有ると言っていた。
その他の物では茸、などである。
例えば蛇は私が赤い蛇を捕まえて、彼女に食べないのかと聞いたら、これは美味しくないから要らないといわれた。
蟻は木の上にボールのような巣を作る赤色の大きな蟻で、家のそばにいて土や空いた土器に巣作る小さな蟻は
害虫でしかならない。
これれの物は色々と料理して、味付けや香辛料を使い決して生の物は食べない。
ある時彼女が茸を取りに行こうと言うので、バイクの後ろに乗り付いて行くと、
平地の林に入って行き、探し始めたが、朝早く来た人がいたらしく、足跡があり
先を越されていたらしい。
その場所も日本のような山奥ではなく、近くに道路がある場所でこんな所に茸が生えてるなんて、
思いもよらなかった。
勿論タイの山奥でも茸が取れ道端で売っている。
昔空気銃で雀を撃った、雀を焼いて食べらして貰った事があり、胸に肉があったことを覚えているが。
タイの家で雀が何羽もやってきて巣を作るので、霞網で取って彼女に食べないかと言ったら、
馬鹿にしたような顔で、そんな小さな鳥は食べないと言われた。
国が違えば色々と習慣や食べ物の好みも違い、それが又面白いと思う。
だから色々の国で暮らしている時は、不便さなどを感じるが
日本の帰れば又懐かしさが湧いて来て、思い出に残るのである。