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「自己を伸ばす」を読んだ所感。

2016年06月16日 21時06分19秒 | 読書


自己を伸ばす

アーサー・ペル

定価(1500円+税)
ダイヤモンド社
2000年10月20日発売


その昔、前職の際にある方から紹介していただいた本。
カーネギーも一冊くらいは読むべきだと教わってツンドクになっていました。

ただ、これ実際開いてみると、カーネギーが書いた本ではなく、
カーネギーのトレーニングを受けた方が書いた本。
というわけでオリジナルではなく、響きは悪いかもしれませんが、
受け売りと体験談のまとめ集になっています。

これがもし、カーネギーの真髄ということであれば、20世紀的な本だなという実感です。

ようは、努力・熱意の世界な気がしてならないのです。
それが確かにどの時代も普遍的に必要なものであるという観点に、僕も異論はないのですが、
その言わば生き方の土台のようなものは、すでに現代人は皆分かっていると思うんです。
できているかどうかはわからないとして、そういう選択肢は根にあるんじゃないかなって。

金だけじゃないよ、やりがいだよとか、アイディンティティの話だったり、世界に一つだけの花的な。
一昔前の世代があくせくと世界の発展のために礎を作った時代はある意味終わっていて、
その文明の土台にどんなものを乗っけていくかが、僕たちに問われている気がするんです。
そのスタートラインに立って「いた」ような本だったのかなって。

最後に勝田が印象に残った文章をまとめておきます。

・強い腕を持ちたい十盛ったら、やはり自分の腕を使って木を切り倒したり、
 ボクシング選手のようにサンド・バッグを毎日たたくというような修行をしなくてはだめだ。
 勇気を養うことだってこれと同じように、まず、それを自分で実際に使って、
 だんだん強くしていく以外には方法はないのだ。

・だれにとってもいちばん受け入れにくい原則は、
 もし間違っていると気がついたら、そのことを早く、
 しかも、はっきりと認めよ。

・ガソリン・スタンドに車を入れると、従業員がゆっくり面倒くさそうにやって来ました。
 彼は何かを口の中で言ったようでしたが、「どれだけ?」というふうに、私には聞こえました。
 彼がタンクを満タンにしたので、私は金を払いました。
 彼は「サンキュー」とさえいわずに、向こうへいってしまいました。

・カーネギーは、内面の成長は行動への前奏曲であると強く主張している。
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