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「オルタナ39号」を読んだ所感

2015年02月24日 23時53分12秒 | 読書


オルタナ39号

オルタナ
定価(700円+税)
2014年12月16日発売

ああ・・・俺相当読むの遅れてたんだな。
というのも何かとこの時期バタバタしていまして・・・というのは言い訳。

というわけで愛すべきビジネス雑誌、オルタナの所感です。

今回は巻頭にも書いてある通り障害者雇用関連の情報が盛りだくさん。
個人的にはとても興味のある内容で、データも含めて永久保存版だなと思っています。

表紙の人と内容と巻頭が一緒って少し珍しくないかしら。
いっつもなんでこの人?っていうか巻頭になっているのにその人の記事ないじゃんっていうのが
大半だったから。

森編集長のコラムの中にも障害者雇用が書かれていて、一貫性を感じました。
また考えてみれば海外の障害者雇用の実情って知らなかったなと思って。
実際欧州諸国では法定雇用率が4-6%で推移している。
そんな中、日本は2%になったわけだから、
近いうちに3%という時代が来るだろうなとそういう予感をさせるコラムでした。

順に紹介すると、魂を解き放ての記事は残念。
なんていうか、思いつきの記事のように思えてならないね。
両立が得意な女性というレッテルを張っている印象しかない。
具体性も含めて推敲すべきだと思う。

浅田真央さんのインタビュー記事は個人的にはよかった。
特に「これまで応援してもらったのだから、応援したい」という気持ちは
なんていうか、感動的だった。
また大学生の自身が活動に参加したいという意思を持っているのもステキだね。

福祉から戦力への今回の障害者雇用に関する特集記事。コレは秀逸。
グラフも含めて分かりやすい。
また法律もわかりやすく書かれていることから、
これまで障害者雇用に関心のなかった人にとってはとても分かりやすいと思う。

ただ、こういった記事によく見られる傾向として、

「社員のやる気が上がった」
「協調性が育った」

みたいな内容ってどこかピンとこないのはなんでだろう。
具体性に欠けるからかな。

だけど、そんな中でも今回の記事はとても具体的でわかりやすかったと思う。

またハッキリ書いてるなーと思ったのは、以下の記事(以下引用)

「私は国や自治体と、何とか支援しないと、ボーダーラインの人たちがすべて
 生活保護の受給者になってしまいますよ、と話しています。
 それは国民の皆さんが一生懸命働いたお金からどんどん出ていくわけですから、
 何とかしなければなりません。」

ホント、その通りなんだよ。
障害者雇用は個人にも社会にもリスクヘッジなんだ。

個人的には、自分が障害をもったら、自分の愛する人が障害を負ったら、
もう生活していけない社会ってどうなの?ってこと。
そして社会的には、そういった障害者が多くなってしまうことで、
社会で生きていけない生活保護受給者が増えたら、
結局それって僕たちの足かせになっちゃうでしょってことなんだよ。

でも会社ってやっぱり保守的だよね。
それは個人だって一緒。ある程度の貯蓄が必要といいつつ、
そのある程度が分からないからやっぱり溜めたくもなる。
だって潰れたくない。内部留保も貯金もある部分では同じなんだよ。

あと僕がステキに感じたのは、
森を守れが森を殺すの、田中淳夫氏の記事はいつもおもしろいなぁ。
これも是非読んでほしいです。

漁業トピのシーセージ。
あれ?「ソー」って肉って意味なの?って思ったけどw
でも魚肉ソーセージとは言わずに、シーセージなわけ。
Sea、ね。

あと今回はエシカルファッションもおもしろかったんだけど。
なんか総じて高いのは、コレは本来衣類は高いってことなのかしら。
まぁ今回はちょっとジャンルがまた違うけど。
エシカル=高級ってなるとそれはそれで、ね。
手が届かないよ。

んー、何せ今回は障害者雇用の特集記事がとてもよかったです。
興味のある方にも、知らない方にも、是非手にとって読んでほしいですね。

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