先日の図書館での大量収穫の中にドはまりしてるものがあります。
それがこれ!
いろんなところで言ってますが、僕はとにかくミニマルとタンゴが好きでして。
ブエノスアイレスの四季を聴きたかったのと、グラスの録音に多く携わり大好きなヴァイオリニストのクレーメルがソロとのことで借りました。。
それがなんとも素晴らしく。。
エイトシーズンと名付けられたCD、ヴィヴァルディの四季とピアソラの四季で構成されているのですが、曲順はこんな感じ
ピアソラの春で終わるというところも素敵ポイントですが、何といってもアレンジがずば抜けて良い。
ヴィヴァルディの四季は原曲に忠実な編成。
そして間に組まれたピアソラの四季はなんとヴィヴァルディの四季のモティーフなどを加えたアレンジ!!
これがたまらなく素敵でして、やはり一枚のCDと考えたときに最初から最後までがひとつの物語であり、だからこそのアルバムだと考えさせられるものでした。
いやー、ほんと素晴らしいです。
演奏が素晴らしいのは言うまでもなく、世界の四季がこんなにも豊かなものであることが音楽からも伝わる逸品。
ピアソラの四季では冬が一番好きなのですが、あの曲の一番盛り上がる箇所のバックでなんとヴィヴァルディが!!
これは聴いてもらわないと言葉だけでは伝えられないのですが…
しかしピアソラの冬を聴くたびに思うのは、こんなに人間味があり、琴線に触れる音楽があるのだろうか!と感じます。
届きそうなのに届かない想い、
無力を感じたときの心、
なすすべがなく動くことさえもできないこと、
それらが一同に襲ってくるのです。
アディオスノニーノにも感じられる、複雑な気持ち。
やるせないほどの悲しみだけど、前向きな様子。
とても言葉には起こせませんが、あれほど心に問いかけてくる音楽はやはり今までに出会ったことがないです。
何度聴いても色褪せない名曲に、さらに色彩感・人間的感情が加わったこのアレンジをぜひみなさまも体験してくださいヾ(・ω・ヾ)
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