校長室だより ~ 武蔵野の森で紡ぐ友情『明星学苑・スクールライフ』

民間企業勤務から中学、高校、大学など、教育現場へ転じた『キャリアコンサルタント』の日常をお伝えします。

認知症の防ぎ方~具体的アドバイス

2018年05月19日 14時29分47秒 | 日記
今日は、水戸学部長がお話された認知症の予防について。実は、水戸先生が最後に話されたエピソードがとても心に残りました。それは5月6日の『文書オンライン』に掲載された記事についてのこと。こちらは、認知症医療の第一人者といわれる長谷川和夫医師が『自ら認知症になってわかったこと』として、ご自身の体験を語られている記事です。長谷川医師は「おかしいと思って診断をすぐに受けた」ということで、私も記事を読んでみました。こちらにアドレスを掲載しておきましたので、ご関心がある方はご覧ください⇒2018年5月6日『文書オンライン』。日本が認知症の先進国として、東南アジア各国から熱い視線を注がれているというお話には、なるほどとうなずかされるものがありました。※下の写真は長谷川和夫医師のご著書です。

そして水戸先生は「高齢で対策を立てても手遅れになることがあるし、長谷川先生の例のように、軽度認知障害の時に食い止めることがとても重要です」ということを強調されました。昨日も書きましたが、若いうちからの生活習慣が深く関わっている可能性があり、とくに最近の研究では、睡眠の質が影響していることが究明されつつあるとも言われます。また食品では、よく知られたDHA、EPA、ポリフェノール、魚、大豆、キノコなどの食品に加え、水戸先生が以前に勤務されていた聖路加病院の故日野原重明先生は、毎朝オリーブオイルをスプーン1杯。そしてグレープフルーツジュースが健康の秘訣と語られていて、水戸先生も実践されているそうです。日野原先生は100歳を超えても2、3年先のスケジュールが埋まっていたといわれるほどご健康でしたから、試してみたくなりますね。その他、身体活動を取り入れて『1日30分は早足で歩く』とか『スーパーマーケットなどに駐車をする時、入口から一番遠いところに停める癖をつけると良い』。あるいは『多重課題活動と言って、しりとりしながら体操するとか、歩きながら引き算をする』といった、日常生活の中でのちょっとした工夫も試みてはいかがでしょうか。『人とお付き合いする』『ゲームをする』『旅行に行く』など、刺激を得る体験を求めることも効果があるようですから、学生諸君も、若いからと言って呑気に構えず、いろいろな活動に幅広く取り組んでみてください。

※写真は一昨年、私の前任校である松戸国際高校のPTA役員と本学を訪ね、水戸先生からお話を伺った時のものです。
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